やる気だけでは進まない――失敗から得た成長
こんにちは、けんけんです。
週末に心・習慣・思考を整えるヒントを発信しています。
突然ですが
「やる気はあるのに、環境や状況で思うように進めなかった経験はありませんか?」
35年前の話です。
私は自衛官を2年間務めたあと、任期満了で退職し、次の進路を探すことになりました。
とはいえ「絶対にこの仕事がしたい!」という明確な希望があったわけではなく、将来の道を決めきれずに迷っていたのが正直なところです。
きっかけは、同僚が情報処理の勉強に一生懸命取り組んでいた姿でした。
「自分も手に職をつけなければ」という思いから、就職活動では情報処理の分野にも目を向けるようになったのです。
当時はバブル期の最後で求人は豊富にありましたが、自分に合う仕事を見つけられるかは不安でした。
営業職は性格的に向かないと感じていた一方で、絵や数学が得意だった私は、設計や図面を描くような仕事ならやっていけるのではないかと考えていました。
実際に応募したのは3社。そのうち2社は設計系、そして残りの1社がシステム開発の会社でした。
「やってみなければ分からない」と直感を信じて挑戦したところ、結果はすべて採用。最初に連絡をくれたシステム開発会社を選びました。
偶然のように見えるかもしれませんが、任期を終えて将来に迷いながらも選んだこの一歩が、結果的に今の私の土台をつくることになったのです。
先輩・同期からの学び
入社後は、同期と切磋琢磨しながら学ぶ日々が始まりました。
毎日が学校のようで、プログラミングは面白くて仕方ありませんでした。
先輩たちは座学と実習を組み合わせた授業のように丁寧に教えてくれ、実際に手を動かしながら理解を深められる、今では考えられないほど手厚い指導を受けました。
当時は習慣化された学びというより、やる気だけで突き進む毎日。
時間や効率よりも「学びと成長」が優先でした。
同期と競い合いながら、一つひとつの作業を丁寧にこなすことで、確実に力をつけていったのです。
独立騒動と仕組みの大切さ
2年目後半のある日、内勤メンバーだけが集められ、突然「これから自分たちだけで独立する」「退職願に署名してほしい」と告げられました。
ほぼクーデターのような状況で、社長も知らなかったそうです。
新人の私たちは何も知らされず、完全に蚊帳の外。
事情を知っていたのは先輩や一部の上司だけで、尊敬していた上司が急に辞めた理由も、この場で初めてわかりました。
目の前の状況は混乱していましたが、結婚を控えていたこともあり、新会社に移る道を選びつつ、元の会社に戻してもらえるよう調整しました。
同期のほとんどは辞めてしまいましたが、私はただ、不安の中でできることを順に考え、行動していたという感じです。
この出来事で、会社という組織に対する信用は大きく揺らぎました。
「情報が偏って共有されず、判断のルールや手順が整っていない組織では、人は安心して動けない」ということを身をもって経験しました。
逆に、この学びは後にフリーランスとして独立する際、大きな支えとなりました。
挫折と自分の甘さに気づく
元の会社に戻った後、私は外勤(客先常駐)に出るようになりました。
そこで無理を重ね、身体を壊すことになります。
退職せざるを得ない状態となり、結婚・子育てでお金も必要だったことから、義父の紹介で全くパソコンすらない会社に入りました。
しかし、収入が以前より下がる結果となり、結局2年で辞め、元のシステム開発の仕事に戻ることになります。
この経験で学んだのは、自分の甘さと他人任せの考え方でした。
このころの自分はどこかで「他人事」のように仕事や人生を見ていた部分がありました。
自分の頭で考え、判断しなければ生きていけないことを痛感したのです。
フリーランスへの道と自分の仕組み
その後、システム開発・保守の仕事を4年間経験し、フリーランスとして独立しました。
自分で営業するリスクを避け、形態は以前と同じまま、営業を担当してくれる方と組む形です。
これで生活を維持できるようになりました。
私の場合は、野望を追いつつ無謀にならず、安定収入を確保しながら自分のやりたいことを進めることが最適だと信じています。
組織はあくまで手段であり、効率的に仕事ができるかを見極めることが大切だと感じています。
もちろん、組織で働くこと自体を生き甲斐や楽しみと感じる人もいます。それを否定するつもりはありません。
大事なのは、自分のスタイルや価値観に合った働き方を選び、必要であれば副業や趣味、ボランティアなど、やりたいことを平行して進めることだと思っています。
そして、フリーランスの険しさ
実はフリーランスとして独立しても、道はまだまだ険しいものでした。
案件の選び方や収入の安定、健康管理など、クリアすべき課題は山積みです。
この話は長くなるので、またの機会に詳しく書きたいと思います。
まとめ
振り返ると、私のキャリアは波乱続きでした。
でも、その中で一貫して支えてくれたのは—
仕組み:安心して集中できる環境は自分でも作れる
継続:やる気をもって挑戦し続けることが、やがて自分を前に進める力になる
自分で考える力:他人任せではなく、自分の頭で考える習慣は不可欠
スピード重視の現代でも、自分が本当にやりたいことに時間を注ぐ習慣と仕組みを持つことで、人生の舵を自分で握れます。
大切なことに集中できる時間を守る仕組みは、人生の大きな力になります。
やる気はあるのに、環境や状況で思うように進めないと感じるなら、まずは自分でコントロールできる小さな習慣や仕組みを作ることから始めてみてはいかがでしょうか。
それが、やがて大きな成長と安心につながると思います。
読んでくださってありがとうございます。
共感してもらえたら、スキ・フォローしてもらえると励みになります!
📌X(旧Twitter)でも日々発信しています ⇒ @kenken_dev
