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「左利きって大変?」と聞かれるたび思い出す、小学校の不思議なルール

ぼくは、書くとき以外はだいたい左手です。

なぜ書くときだけ右手なのかというと、
小学校のときに直されたからです。

いわゆる左利き矯正っていうやつです。

今だと「え、そんなことするの?」と思うかもしれません。
でも当時はわりと普通でした。

ちょっと面白いのは、
家では何も言われなかったことです。

学校では右手。
でも家では特にルールなし。

子どもながらに
「この違いはなんだろう?」
と少し不思議に思っていました。

先生はよく聞いてくれました。

「左利きで困ってない?」

きっと心配してくれていたんだと思います。
でも当時のぼくの本音はこれでした。

「いや、むしろちょっとカッコいいです。」

だってクラスでは少数派。
なんとなくレアキャラ感があります。

子どもって、そういうの好きなんですよね。


世の中は、右利き仕様でできている

生活していると、あることに気づきます。

世の中、ほぼ右利き用。

はさみ
缶切り
自動販売機
改札

だいたい右手前提です。

「まあ、そうだよね」と思いつつ
たまに「あ、使いにくい」となる。

体育の野球もそうでした。

左利き用グローブはありました。
でも問題が一つ。

学校に1個しかない。

そして、左利きは数人いる。

つまり、争奪戦。

じゃんけんに負けるとどうなるか。

右利き用グローブでプレー。

やってみると分かりますが、
これがまあまあ取りにくい。

でも、子どもって順応します。

気がつくと

右でもやる
左でもやる
とりあえずやる

そんな感じで、
どっちでもどうにかする力がつきました。


大人になっても体は覚えている

今でも基本は左利きです。

ただ、字を書くときは右手のことが多いです。
小学校の名残ですね。

でも面白いことがあります。

黒板やホワイトボードに書くとき。
気づいたら左手で書いていることがあります。

体って、正直です。

しかも最近はほとんどキーボード入力。
正直、左利きで困ることはほぼありません。

ただ一つだけ。

色塗り。

右手で塗ると

必ず、枠からはみ出す。

なぜか絶対です。

でも左手で塗ると、きれいに塗れる。

そのとき思います。

「ああ、体は覚えてるんだな」


左利き矯正、悪いことだけじゃなかった

右手に矯正されたこと。

当時はあまり意味が分かりませんでした。
でも今思うと、ちょっとした利点もありました。

両手がそこそこ使える。

これ、意外と便利です。

道具
パソコン作業
細かい作業

どっちでも対応できるので
困ることが少ない。

実は右利きの人も
たまに左手を使ってみると面白いですよ。

歯みがき
マウス操作
スマホ操作

少しやるだけで、

「あれ、意外とできる」

そんな発見があります。

小さなことですが
こういう刺激が脳の柔軟さにもつながると言われています。


人と違うことは、悪くない

子どものころはよく言われました。

「直したほうがいいよ」

でも今は思います。

人と違うって、別に悪くない。

むしろ少し違うくらいが、ちょうどいい。

みんな同じだったら、ちょっと退屈です。

右手でもいい。左手でもいい。
自分に合うやり方を選べばいい。

それだけで
毎日は少し生きやすくなります。

そして、ぼくはこう思っています。

違いは、直すものじゃない。

少し不器用でもいい。
ちょっと変わっていてもいい。

それが、そのまま自分らしさなんだと思います。

……ちなみに

ぼくの特技は、
ご飯を食べながら字が書けます。

左手でご飯、右手で字。
小学校で左利きを直された結果、
こんなスキルだけは手に入りました。

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