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冷蔵庫に冷凍した鯛焼きがあって子供が定期的に見たいというのでその都度見せている我が家の鯛焼き警備員

我が家の鯛焼き警備員

冷凍庫に、現在鯛焼きが常駐している。
買ったのは数週間前だが、奇跡的に食べられずに残っている。
それを知る子どもが定期的に「鯛焼き見たい」と言う。話はそれからだ。
そのたびに冷凍庫を開け、鯛焼きを点検する。
もはや我が家の冷凍庫には、鯛焼き警備員があってはならない存在だ。
鯛焼きは動かない。
ただそこにいるだけだ。氷漬けだが
しかし子どもにとっては、冷凍庫の奥にいるその一匹が、なぜか特別らしい。
「まだいる?」
「いるよ」
このやり取りが、数回発生する。
鯛焼きは返事をしないが、存在感だけで職務を果たしている。
点検のたびに、私は鯛焼きの状態を確認する。
霜の付き具合、形の変化、袋の膨らみ。
まるで監査だ。
鯛焼きは監査に耐え、今日も無事に職務を続行している。
冷凍庫の中で最も安定した存在だ。
本来なら食べるはずの鯛焼きが、
いつの間にか「見守られる側」から「見守る側」に立場を変えた。
子どもにとってはペットのようなものかもしれない。
私にとっては、冷凍庫の治安維持担当だ。

鯛焼きは食べ物であり、同時に警備員でもある。  
役割は本人(鯛焼き)が決めるわけではない。
今日もお疲れ様です。

@kentaro_drinklover
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