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【連載】神話は旅をする 《第5話》 神話は旅をする ─ 旧約聖書と日本神話の比較 from 【ロマン派史説】 〜 イザナギ・イザナミから読む人類の記憶 〜

前回、ギリシャ神話と日本神話を並べてみた。

オルフェウス、プロメテウス、パンドラ——

「似てるけど違う。
 違うけど似てる。」

そう締めくくったんやけど、、、
今回は舞台を旧約聖書に移す。

ただ —

ここで一個だけ
断っておきたいことがある。

今回は宗教の話をしたいわけやないねん

ユダヤ教でも、
キリスト教でも、
イスラム教でもなく—

「神話として旧約聖書を読む」

そのスタンスで話を進めさせて

信仰の話やなくて、
物語の構造の話を中心にしたいねん

そのつもりで
読んでもらえたら嬉しいわ。

そして、、、

第1話で「覚えといてほしい」と
言うたヒルコの話

いよいよ回収の時や

▼この記事を1枚にまとめると

✦ ✦ ✦
第一の謎:
旧約聖書って何やろか

旧約聖書 ——

もとはユダヤ教の聖典やねんけど、、、

実はキリスト教もイスラム教も含め
3つの文化圏で「共有してる」書物やねん

世界三大宗教のうち二つが
「自分たちの聖典」として 参照しとる。

この話になると、

「ほな、もっと仲良うしたらええのに」

って、ツッコミたくなるねんけど
今日は宗教の話やない

「神話として読む旧約聖書」——

そのスタンスは 冒頭で宣言した通りや。

ほんでな

旧約聖書の中で、
神話としての色が濃いのが「創世記」やねん。

(シンジ君の話は、また今度な)

世界の始まり、人間の誕生、
楽園からの追放——

全部、創世記に書いてある。

因みに何やけど、、、

「旧約聖書」っちゅう呼び方は
キリスト教側からの呼称やから注意してな

ユダヤ教からしたら「旧」でも何でもない
自分たちの聖典そのものやねん

なので彼らは「律法(トーラー)」と呼ぶ

この辺のツッコミも
今日はこれくらいで置いとく

次章からは、
純粋に「神話」として読んでいくでー

✦ ✦ ✦
第二の謎:
エデンの園 —— これも、何かに似てへん?

さて、いよいよ本題や。
かの有名な「エデンの園」 ——

神は世界を創った。

6日間で天地を創り、 光を創り、海を創り、
そして、生きとし生けるものを創り——

7日目に休んだ。

神様も人間っぽいとこあるやんか
って、思ったあなた!

いいセンスしとるで
でも、答えは逆や

実はこれ、
人間の方が神を真似たんやと思うわ

ユダヤ教・キリスト教文化圏では
この記述から「安息日」が生まれ
7日間に1日休む習慣が定着した

それが欧米文化として広がって
現代の「週休」になった。

「ほな、江戸時代の日本人、
 日曜日も仕事やったん?」

そやねん!

明治以前は日曜日も仕事やってん(笑)
(日曜日なんて概念すら無かったけど、、、)

「毎週決まった曜日に休む」

という習慣は 明治以降
西洋文化が入って来てからや

『神話が、暮らしを作った』
 と、言うてええと思う

って、アカンアカン
すぐ脱線してまうのは悪いクセや

話を創世記に戻すとやな

神は土の塵からアダムをお創りになり
アダムの肋骨からイブをお創りになられた

そして
二人を楽園エデンに置いて
こう言うた

「この園の実は全部食べてええで。
 でも——善悪の知恵の実だけは、、、

 絶対に食べたらアカンよ?」

個人的には、
3回くらい念押ししたと思っとる。

「見るな」「開けるな」に続く
またしても、「禁忌」

旧約聖書を読んだことなくても
展開わかるやろ(笑)


そう!
古今東西を問わず

「○○するな」と言われて
守れる猛者は神話には出て来ません!

でも一応な
名誉の為に言うとくとやな

最初はしっかり約束を守っとたんやで

でもな
蛇がイブを唆したんや

「食べても死なへんで。
 むしろ目が『カッ』て開いて
 神みたいになれるで」

イブは食べた。
そして、アダムにも渡した。

アダムも、、、

食べた。


当然、神は激怒
二人は楽園から追放されたんや


—— ここらで日本神話と比べてみよか。

▼エデンの園
神が世界を創る → 禁忌(食べるな)→ 破る → 楽園から追放

▼イザナギ・イザナミ
神が世界を産む → 禁忌(見るな)→ 破る → 永遠の別れ

ディテールは全然ちゃうけど
構造的には似てると言えへんか?

勿論、「似てるけど違う」部分もある

旧約聖書では 神は 世界を「創った」。
日本神話の 二柱は 世界を「産んだ」。

第3話でシュメールと比べた時にもな
同じ違いが出てきたん覚えとる?

「創る」と「産む」の差——

やっぱり、この辺については、
根っこの部分の世界観の違いやと思わ

知らんけど。

✦ ✦ ✦
第三の謎: アダムとイブ——なんで食べてまうねん

さて、

エデンの園で起きた事件
もう少しだけ深掘りしていくで!

アダムとイブが
禁忌の実を食べた話——

「なんで食べてまうねん!」
って毎回思うんやけど(笑)

ここで注目すんのは
「どっちが先に食べたんか?」や

イブが先に食べた。
ほんで、イブがアダムに渡して、
アダムも食べた。

一旦、止めるで

ここで第2話を思い出して欲しいんよ

国生みの婚儀で
先に声をかけたのはイザナミやった。

その結果、
ヒルコという 不具の子が生まれた。

▼旧約聖書
イブが先に禁忌を破る
  ▼▼▼
アダムも続く
  ▼▼▼
楽園から追放

▼日本神話
イザナミが先に声をかける
  ▼▼▼
イザナギも続く
  ▼▼▼
不具の子が生まれる

女性が先に動いたことで 事態が動く ——
これ、構造的には似てへんか?

しかも両方とも 「女性が悪い」という
論争を持ち出されがちな話やねんけど、、、

ちょっと待ってほしいねん!

イブは蛇に唆されて
「知恵を得たい」と思って食べた。

イザナミは率先して
「素敵な男性」と 声をかけただけや。

どっちも、
そんなに責められることか?

どっかの誰かも
「人の好奇心は止められねぇ!」
って、叫んどったし

どっちかと言うと

行動力あるやん!
男よりも腹が据わっとるやん!

と、個人的には思う

せやからな

「女性が先に動いたから悪い」
 という解釈——

これ、神話作家によって
古い時代の価値観が反映されとる
可能性ないやろか?

これこそ、
妄想の世界かも知らんけど

男性中心の社会が
「女性が先に動くのは良くない」という
物語を作り上げた としたら?

そういう見方も
出来んことは無いちゅう話でもある

でもな、
僕の解釈はもっとこうや

イブも、イザナミも、
ただ「知りたかった」「伝えたかった」
それだけや

好奇心も、愛情表現も、
罪として責められる訳ないやろ!


神話作家と時代の都合で
「悪役」にされた可能性のある女性たちを

もうちょい違う角度から
見るべきやと思うんよ

要するにやな、、、

男っちゅうもんは
「何があっても女性を許す」のが正義
っちゅう話や

ほら、サンジもそう言うとったやん

世界共通
神話の時代から
男はいつも女性を守る

そういう作法なんよ

実際な、

イザナギは、
不具の子が生まれてしまった時
イザナミを責めへんかった。

ただ「やり直そ」って言うた。


アダムもイブが実を渡した時、
色々あるけど、一緒に食べたんや。

罪を一人で背負わせへん為に

許す、寄り添う、一緒に行動する。

神話の時代から
男が女性を守るんは基本マナーなんよ

実は、、、
神話作家の言いたかったことも

「未来の男どもよ!
 何があっても女性を守るんが男やぞ!」

ってことやったんかもなって考えたら
ロマン溢れまくるやろ?

何なら
明日からの行動が変わる可能性あらへん?

知らんけど。

✦ ✦ ✦
第四の謎:
カインの追放——なんかヒルコのこと思い出してまうわ

さて——

いよいよヒルコの伏線回収や。

第1話で「覚えといてほしい」と 言うた話
ようやく第5話で回収します

(お待っとさんです!)

まずは、
旧約聖書のカインとアベルの話から。

アダムとイブの息子
カインとアベル。

長男のカインは農夫、
次男のアベルは羊飼いやった。

二人が神に捧げ物をした時——
神はアベルの捧げ物だけを喜んだ。

カインの捧げ物は
無視された。

「なんでやねん!」

って、
カインが思うのは当然やねんけど

カインは嫉妬と憎悪で
アベルを殺してしまうねん!

神はカインを追放した

結果、カインは呪われし者として
荒野を彷徨うことになった。

(個人的には色々とモヤモヤする話)

—— ここで、、、

ヒルコのこと思い出して欲しいねん

ヒルコは、
イザナギとイザナミの最初の子

つまり第一子なんやで
(超重要キャラ)

でも「不具の子」として生まれ、
葦の舟に乗せられて海に流されてしまう。

重要な出自であるにもかかわらず

神話の中では「失敗作」として
メインキャストからも外されてしまう存在

でもな——

▼カイン
神に認められへんかった → 罪を犯した → 追放された → でも「カインの末裔たち」が 後の物語で大活躍

▼ヒルコ
不具として生まれた → 海に流された → でも漂着した先で恵比寿様として祀られた説がある(西の宮)

っていう、
後日談があんねん。

「捨てられた者が、
 別の文脈で意味を持つ」

この構造も、
似てると言えへんか?

・ともに神話創世記の主人公一家の長男
・本人に非がないのに不幸を背負う
・何やかんやあって放逐される

とはいえ

末裔か本人かの違いはあれど
失敗からの大逆転劇と言えるんやない?



これを現代的に解釈するとやな

「左遷された人間が、
 別の場所で大成する」 パターン

組織に必要とされへんかった人間が、
別のフィールドで 神様になる。

カインもヒルコも、、、

「敗者復活戦」の 先駆者やったんわけや

知らんけど。

ほんで
もう一個ロマン派解釈をぶち込むとな


失敗や不遇に対して
落ち込むのも、恨むのも、理解できる。
しゃーないと思う。

だって、人間だもの!

でもな、、、

失敗や不遇に対してな
言い訳せんと、やれる事頑張って
いつか花咲くこともある


——

これって、結局
自分でどう行動するか決めること やんな。

——


カインは荒野を彷徨いながら、
生き続けて偉大な子孫を残した。

ヒルコは海を漂いながら、
たどり着いた場所で 神様になった。



もしかしたら——


古代の神話作家たちは、
実は、そのことを伝えたかったん違う?

もしかしてやけど、
もしかしてやけど、

現代にも通じる成功哲学を
示唆してくれてたんとちゃうの?

そういうことちゃう?

✦ ✦ ✦
第五の謎:
なんで共通点があるんや?(三たび)

また同じ問いに戻って来てもうた
デジャビューやな

なんで共通点があるんか?

今回は 旧約聖書と 日本神話 を並べた ——

・神による世界の創造
・禁忌を破る話
・女性が先に動く構造
・追放された者の物語
・敗者復活の構造

全部、どっかで 聞いたことある話やった。

シュメールでも同じ問いが残った。
ギリシャでも同じ問いが残った。

そして旧約聖書でも——

ここで一個、
重要なお知らせがございます!

シュメール神話と旧約聖書
実は、学説的にめっちゃ近い関係やねん

▼ノアの洪水
シュメールの洪水神話が原型ちゃうか?
っていう説がある

▼エデンの園
メソポタミアの楽園神話との類似は
様々な場面で指摘されとる

つまりこういうことやねん

シュメール
▼▼▼
旧約聖書 & ギリシャ経由北欧方面へ
▼▼▼
キリスト教圏 & イスラム教圏へ
▼▼▼
シルクロード経由でアジア方面へ

神話は旅をする

だんだん、ルート見えてきたやろ?
もちろん断言はできへん。

でも——

「人や文化の移動ルート」に
「神話が旅したルート」が 重なっとる?

だとしたら、、、

神話は人と一緒に旅をしたっていあ
ロマン的な解釈は可能なんじゃない?

そういうことやろ?
知らんけど。

✦ ✦ ✦
最後に:
神話と人は一緒に旅した!?

今回、旧約聖書と 日本神話を並べてみた。

エデンの園、
アダムとイブ、
カインの追放

—— そしてヒルコ。

「捨てられた者が
 別の文脈で花開く」

この構造が、
旧約聖書にも日本神話にも存在する。

ここまで3話かけて、
シュメール、ギリシャ、旧約聖書と
日本神話を並べてきた。

ようやく見えてきた
日本神話へのルートはこうや

シュメール ▶︎ 旧約聖書 & ギリシャ神話 ▶︎ シルクロード ▶︎ 秦氏 ▶︎ 日本神話

神話は旅をしたんちゃうやろか?

いや、
間違いなく神話は旅をした!

だって「神話が旅したルート」は、
人や文化が移動したルートと
重なっとるもん!

って、熱量で押し切ろうとした所で
次回予告しとくな

次回は、

「なぜ似とるんか?」っちゅう仮説を
ちゃんと明示した上で、

論理的に掘り下げ考察していく

収斂進化モデルか?
拡散モデルか?

それとも、両方か。
なかなかロマンある話やと 思わへん?

知らんけど。

【Khaosanの舞台裏】

大学中退のバンドマンが、遅めの社会デビューから叩き上げて、マニラで散って、再生して、20年を越えるBiz-dev人生の修羅場を通じて《日本精神》に辿り着いた。

その真相と現代ビジネスに効く独自考察を高尾から発信してます!

そんな Khaosan の 波乱万丈な人生 とこれまでの 全考察記事一覧 は、このリンク先で包み隠さず大公開中やで 😁

【次回記事】

【連載】神話は旅をする《第6話》なぜ似てるんか?①収斂進化モデル from 【ロマン派史説】〜イザナギ・イザナミから読む人類の記憶〜

【付録】 まとめ資料



✦ ✦ ✦


📝 この記事について

この記事は学術的な通説とは異なる点を多く含んでおりますので、あくまで一つの「妄想」として楽しんでもらえたら嬉しいです。

この記事は、AI戦略アシスタント「コマちゃん」との対話をベースに執筆しました。

Khaosan / 2026年3月





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