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【連載】日本神話を彩る『天の剣』たち《第13話》 神剣と共にあった一族《後編》 from ロマン派史説

前回 のおさらい

物部氏は
軍事と法を掌握した豪族であり

神剣を祀り
その神威を守り続けて来た一族やった


天羽々斬《アメノハバキリ》
布都御魂《フツノミタマ》
草薙剣《クサナギノツルギ》


物部氏は
数多くの神剣に関わりをもっていた


何故か?


それは
物部氏の祖神が

皇室の祖神である天孫ニニギとは異なる
別系統の天孫やったことに関係する


今回は
そのエピソードを語る


鍵を握るのは
やはり一振りの神剣や



▼この記事を1枚にまとめると





✦ ✦ ✦
第一章:
布都御魂の二つの顔

以前も
話したけど

布都御魂は
タケミカヅチの剣であり

神武天皇の東征において
危機を救った神剣や


しかし
この神剣には更なる衝撃の伝承がある

物部氏の祖神が天から降りる際
布都御魂を携えて降臨した


つまり


布都御魂には
二つの顔がある事になる

①タケミカヅチの剣(記紀)
②物部の祖神の剣(物部伝承)


どっちが本当なんや?
って一瞬なってまうと思うねんけど


実は両方とも正しく
一本の線で繋がるストーリーがある


あくまで
ロマン派考察ではあるねんけど

時系列で整理してみるから
聞いてみて😁



まず布都御魂は
国譲りでタケミカヅチが携えていた剣や

国譲りのあと
この剣はどこかのタイミングで

物部氏の祖神
ニギハヤヒの手に託された(と思われる)


そして


ニニギとは別系統の天孫
物部氏の祖神と共に地上へ降りていた


そこから時は流れ


神武天皇の東征において
熊野で絶体絶命のピンチに陥った時

タケミカヅチが
神武天皇を助けるねんけど

自分は地上に降りず
布都御魂だけを送ったとされとる


なんで本人が
赴かなかったんか?


せやねん


すでに
布都御魂が地上界に居ったから


タケミカヅチは
こう考えたんやないやろか?

「わざわざ
 わしが降りんでも

 地上には
 相棒の布都御魂が既におる

 あいつに
 任せた方が早いやん」


タケミカズチは
高倉下(たかくらじ)という人間の夢に現れ

「この剣を倉に落とし入れとくから
 目覚めたら神武天皇に捧げてや」


と伝えて
布都御魂を神武天皇の下に届けさせた


神化した剣は
強力な神霊力や意志を宿している


布都御魂は
タケミカヅチの代理として

見事に神武天皇の危機を
救ってみせた



な?
このストーリーなら

タケミカヅチの剣でありながら
物部氏の祖神ニギハヤヒの剣でもある

という事に
矛盾は生じひんやろ?

知らんけど😏



✦ ✦ ✦
第二章:
もう一方の天孫


前章で話した
布都御魂と共に降臨した物部氏の祖神


一体
どんな神なのか?


その名は
饒速日命《ニギハヤヒ》



一般的に知られる
天孫降臨は

アマテラスの孫
ニニギが三種の神器を携えて

高千穂に降りたという
話やと思う


しかし


ニニギが
地上に降りるよりも先に

先に天から降りて
大和を治めとった天孫がおったんや


それが
ニギハヤヒやねん
😁


ほんで
ニギハヤヒも

ニニギと同様に
アマテラスから神宝を授かっとる


▼ニニギ
三種の神器

▼ニギハヤヒ
十種神宝(とくさのかんだから)



どっちも
アマテラス公認の天孫やねん😎


ほんで
このニギハヤヒは

天を翔ける乗り物
天磐船(あめのいわふね)に乗り

河内(大阪)に降り立ち
大和へ移った


そこで
土地の豪族ナガスネヒコの妹と結ばれて

二人の間に生まれた子が
物部の祖 ウマシマジ とされとる


要するに


物部氏は
天孫の血を引く一族やねん


でも
ここでひとつ不思議に思わへん?

「皇室より先に降臨した天孫」


めちゃくちゃ
重要な話やというのに

なんで
ニギハヤヒの名はあまり出て来んのや?


実は

古事記では
ニギハヤヒの記述は驚くほど少ない

まるで

意図的に
出番を削られた感じの扱いや


どうして記紀は
もう一方の天孫を詳しく語らんのか?


その謎は
次の章で考察していくで😁



✦ ✦ ✦
第三章:
層状に重なる物語


なぜ
ニギハヤヒは出番が少ないんか?

端的に言うと
都合が悪かったからやな
😅

えっ?
答えがシンプル過ぎるって?


せやけど記紀は
天皇家の正統性を示すための書物や

「皇室より先に
 降臨した天孫がおる」


なんて
絶対的なNGでは無いんやけど

「先に降りた方が
 正統なんちゃうん?」


っていう
議論を持ち出す人も出てくるやろ?


実際問題


記紀において
ニギハヤヒは先に降臨してたけど

物語の中で
神武天皇に従うことを自ら決める

国譲りと
似てる構造になっとる


せやけど


あんまり活躍してまうと
ニギハヤヒ推しが出てくるんは必然や


せやから


無用な誤解や
解釈が生じにくい様に出番を調整しとる



そういう風に考えたら
別に変な話でも無いと思うねん


現代の物語でもある調整やけど
露出量の調整や


皇室の絶対的な正当性を
より明確化する為の編集方針やな




ほんで
別の切り口でも似たような構造がある


古事記において
国譲りで活躍した神は タケミカズチ

フツヌシ
古事記版には登場せぇへん

しかし

日本書紀版では
フツヌシは主役級の活躍を見せる

一方で
タケミカズチは大将やが影が薄い

因みに

タケミカズチは
中臣氏(のちの藤原氏)の氏神で

フツヌシは
物部氏の氏神やねん

え⁈どう言う事?


ってなったと思うねんけど
この調整にも覇権交代の都合がある


(と僕は考察しとる)


今回は剣を軸にしたシリーズやから
別の機会にまとめるけど


記紀が編纂される頃には
物部氏は表舞台から退いてもうてた

旧権力:物部氏 - フツヌシ
新権力:藤原氏 - タケミカヅチ


という
構造やねん



ニニギとニギハヤヒも
同じとは言わんが似たような形やと思う

二系統の天孫の物語が
統合されてひとつの物語となった


これを
融和と取るか塗り替えと取るか?

このテーマは
深い考察と議論が必要やと思う


言い換えると

古代日本は
誰がどう統治したか?


という話に踏み込んでしまって
剣の話で無くなってまう


せやから
この壮大なテーマは

この連載が終わったら
『覇権のOS』シリーズで取り上げるわ



というわけで
ちょっと脱線してもうたけど


改めて
物部氏の物語に軸を戻すわ


どうして
物部氏が舞台から退く事になったんか?

次章では
その物語を聞いて貰いたい



✦ ✦ ✦
第四章:
最後の戦い


時は
6世紀後半

物部氏に
最大の試練が訪れる

きっかけは
仏教の伝来やった


大陸から
仏教が伝わってきた時

朝廷は
真っ二つに割れた

「仏を受け入れるべきや」


そう主張する
新興勢力の 蘇我氏(そがうじ)


対する
物部氏は神を祀る祭祀の一族や

「異国の神を拝んだら
 古い神々の怒りを買うで!」


そう言って
真っ向から反対したんや


せやけど


仏教は
あくまできっかけや


その裏には

「次の世を誰がどう仕切るか?」


という
政治権力闘争があった


(時代は変われど人の本質は同じやな)



因みに
この話にはとんでもない奥行きがある


蘇我氏側に
驚くべき人物が参戦する


厩戸皇子(うまやどのみこ)


そうやねん


後の聖徳太子(しょうとくたいし)
物部と蘇我の戦に加わる


(えっ?聖徳太子って戦うん?)


この話の真相は
別のシリーズで語るとして😁



587年

ついに
武力衝突が起きる


丁未の乱(ていびのらん)


物部の当主
物部守屋(もののべのもりや)

一族を結集し
蘇我軍を迎え撃った


さすが
最強の軍事氏族

序盤は
物部守屋が圧倒


木に登り
雨のように矢を射かけ

蘇我軍を
恐怖で退却させるほどやった


ところが


蘇我側の
弓の名手 迹見赤檮(とみのいちい)が

木の上におった守屋を
狙い撃ちした


総大将
物部守屋 討ち死に


トップを失った
物部軍は一気に総崩れとなり

最強の軍事氏族は
歴史の表舞台から消えることとなった



政治的な孤立と
たった一本の矢が運命を決したんや

こういう人間集団の営みというんは
現代社会と変わらんのやな

政治の世界は
古代日本でも一寸先は闇やった


しかし


物部氏は
まだ終わらんのよ



✦ ✦ ✦
最後に


丁未の乱で
物部氏の宗家は滅んだ

しかし

物部の血筋が
全て途絶えたというわけやない


生き残った一族は
やがて

石上朝臣(いそのかみのあそん)

と名を変えて
復活する


中でも
石上麻呂(いそのかみのまろ)

朝廷のナンバー2である
左大臣にまで上り詰めるまでに成功する


更に


全国各地に展開してた
八十物部の血筋は各地で生き続けた


宗家は
滅んでしもうたけど

物部の魂は
日本中に残ったわけや


そして


物部が守ってきた
天の剣

今も
石上神宮に祀られとる


一族宗家の名が
歴史の表舞台から消えても

神剣は
受け継がれ 守られ続けた



日本神話と現代を繋ぐ物語において
物部氏の存在は大きい

天孫の末裔であり
名だたる神剣と共にあった一族の物語


今回は
これにて一旦 閉幕とさせてもらうけど

近いうちに
違う角度で取り上げるから
楽しみにしとってな


というわけで
次回

いよいよ
天の剣シリーズ全体を総括する


神剣とは
何やったんか?

神化とは
何やったんか?


日本神話における
神剣について

個人的にまとめてみるから
お楽しみに!




筆者:Khaosan
波乱万丈な人生はこちら


【次回記事】


▼7/13 配信開始

日本神話を彩る『天の剣』たち《第14話・最終回》
シリーズ総括編


【付録】 まとめ資料



【Khaosanの舞台裏】


大学中退のバンドマンが、遅めの社会デビューから叩き上げて、マニラで散って、再生して、20年を越えるBiz-dev人生の修羅場を通じて《日本精神》に辿り着いた。

その真相と現代ビジネスに効く独自考察を高尾から発信してます!

そんな Khaosan の 波乱万丈な人生 とこれまでの 全考察記事一覧 は、このリンク先で包み隠さず大公開中やで 😁


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📝 この記事について
この記事は学術的な通説とは異なる点を多く含んでおります。あくまで一つの「妄想」として楽しんでもらえたら嬉しいです。

この記事は、AI戦略アシスタント「コマちゃん」との対話をベースに執筆しました。

Khaosan / 2026年7月



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