杉並区長選と神宮外苑地区について
杉並区長選挙(2026年6月28日執行)を控え、現職区長が加担する神宮外苑地区反対運動の関連性に焦点を当て、現職の政治姿勢等投票判断の参考になれば、と思いながら述べていきます。
区長プロフィール
杉並区民の方々には今更ですが…

神宮外苑地区とは
現職区長の関わり


場所・事業者等
一言で言うと、港区と新宿区にまたがる神宮外苑(明治神宮設置の公園緑地施設)並びに隣接地の秩父宮ラグビー場及び伊藤忠商事本社ビルを一体的に再整備する事業で、それぞれの地権者及び三井不動産が共同して下記「事業主体」となっているものです。

2023年2月16日に第一種市街地再開発事業の施行認可(東京都知事)がなされています。
この段階で、近接すらしていない杉並区長の肩書で口出しすること自体のおかしさがおわかりいただけるでしょう。
また、神宮球場、秩父宮ラグビー場が更新され、プレー・観戦環境が抜本的に向上することは、公共の福祉に資すること大という事実もあります。
反対運動について
次に挙げる事実が、現職の政治姿勢にどれだけ窺えるでしょうか。
個人攻撃めいたことの扇動
今回区長選の論点に「いじめ重大事態」が挙げられます。

神宮外苑地区に関して「change.org」における、個人攻撃めいたことの扇動⇓

「ビッグモーター事件」の正当化企図
数々の不祥事(2023年)のうち、特に「除草剤をまいて(都道等の)街路樹を枯らす」ことの正当化を図っています⇓。

神宮外苑地区まちづくりへの東京都知事認可は2023年2月だが、この認可を引き合いに、同年夏頃に発覚した同事件の正当化を図ったものです。
なお、上記問題があった店舗には、杉並区との区界に近い、世田谷区八幡山の店舗も挙げられています。

日本スポーツへの敵意扇動
杉並区はFC東京がホームタウンとし、児童等との交流やTAC杉並区永福体育館の運営などで同クラブが関わります。

一方、神宮外苑地区は、神宮球場、秩父宮ラグビー場があり、これらのプレー・観戦環境の抜本的向上は公共の福祉に資するところ大です。
で、このように敵意を扇動しています。

区長が上記投稿で引用している主張でも、公共性の高い運動施設である神宮球場や秩父宮ラグビー場を公共財とは認めない思想が窺えます。

虚偽情報の流布例
神宮外苑地区の反対運動は、主張そのものが虚偽に立脚したようなものであり、一々挙げていたらきりがないので、区長の政治姿勢と関係しそうな、代表的なものとして、次のものを挙げます。
1.「ご神木の伐採」
杉並区は、西荻北「ご神木」騒ぎの記憶が新しいところです。

樹木医による「現状のままだ と倒木の危険性は年月の経過とともに高まる」などの診断結果も示されているそうです。

そもそも、伐採前に神社は既に解体され、現地は境内地ではない上に、神社があった当時に、当該樹木がご神木とされていたという事実も不詳です。

一方、神宮外苑地区では次のような主張ですが、

当の明治神宮らが「『ご神木』ではありません」と否定しています。

関連して「建築記念文庫の森」という主張もありますが、

当の明治神宮らが基本的に「建築記念文庫の森」なる用語を使用していません。

*他の方による説明
https://note.com/ebyan2013/n/n6d4929e4153f
2026年5月16日追記
同月12日の新宿区神宮外苑訴訟1審判決の判決書では、「建国記念文庫の森」という用語が用いられています。
https://note.com/khat32268055/n/nac5aab344a82#7378de53-ed57-4913-8fd3-0b5577afe033
2.「秩父宮ラグビー場土地は公園」

「超高層ビル」は、⇓①②を指すと思われるが、いずれも、現神宮外苑の隣接地に位置します。要するに一体的に隣接宅地内で整備されるビルを神宮外苑(公園)とすり替える論調です。

上記②ビル建設予定地に都市計画公園指定があったことは事実だが、現況は神宮外苑の外にある宅地です(建物である秩父宮ラグビー場の敷地)。
都市計画公園指定がなされていても、公園ではなく宅地として(未供用)利用され続ける例として、例えば、都市計画公園和田堀公園は、⇓のように現況宅地等の部分があります。

東京都都市整備局都市づくり政策部『東京都都市計画公園緑地等調書』2025年(令和7年)4月1日現在によると、「防空目的の都市計画公園、緑地」として、旧都市計画法に基づき1941年1月14日に計画決定されたことに由来し、1957年の「都市計画公園・緑地の再検討により」都市計画の再決定がなされ(東京都都市計画公園緑地等調書p.93)、現在に至っています。都市計画決定が54.40ha、内24.67haが未供用とあります。
この未供用部分は、基本的に公園には該当しません。


上記、原田あきら都議(杉並区選出)主張の背景に示されているものです。


「オフィスビルを新設」の場所は、先述のとおり現況宅地であり、外形上明らかな現地の土地利用用途をまともに把握しない論調の「都市計画の専門家」とはこれ如何に、とでも言えましょう。
杉並区の審議会の類に出てくる「有識者」はどうでしょうか?
以 上
