翻訳昔話:トランスコンシェルジュって!?
耳慣れない言葉ですよね。
それもそのはず、弊社の「造語」です。
今回は、この「造語」がいかにして生まれたかのお話をしましょう。
横文字にすれば、"TransConcierge"と表記します。
前回の昔話はこちら:
そもそも、トランスコンシェルジュってどういう意味なの?
さて、読者の皆さんは"Concierge"という言葉は、日本国内でも海外でも見たり聞いたりされたことがあると思います。
フランス語で、コンシェルジュ/Concierge/とは本来「集合住宅(アパルトマン)の管理人」というくらいの意味でしたが、そこから解釈を広げ、宿泊客のあらゆる要望に対応するホテルの「総合世話係」というような職務を担う人の職名として使われるようになりました。
更に近年では、こうしたサービスを体系化したものを「コンシェルジュサービス」と呼ぶようになっています。
この"Concierge"に"Trans"という単語を無理やり合体し、変身(transform)させて出来上がったのが、"TransConcierge"という造語です。
"Trans"は、皆さんご存じのとおり様々な意味合いを持っています。
例を挙げれば:
translate (翻訳)
transaction(商取引)
transport (運ぶ・輸送する)
数え上げればきりがありませんが、元来はラテン語の前置詞のtransです。
「AからBへの移行」を意味し、「~を超えて、~を通って向こうに」などを表します。
つまり、"TransConcierge"という造語には、企業の海外進出や商取引を翻訳・通訳のプロが現地のコンシェルジュとして世界各地でお手伝いするという意味合いが込められているとお考えいただけたら幸いです。
KHNのトランスコンシェルジュは、お客さまに“Only One Experience”をご提供するサービスです。時差の関係など日常業務と並行して進めるには手間のかかる海外との連絡業務や、日本国内では完結できない業務を代行させていただきます。
海外出張準備から連絡業務、各種情報収集まで、お客様のご要望にきめ細かく対応できるオーダーメードのサービスをご提供いたします。
KHNでは、安心して仕事を任せられて人間的にも信頼できるスタッフだけを厳選しています。語学にも堪能で長年の現地生活と国際ビジネスの経験を生かしたお手伝いは誰にでも出来るものではありません。また、駐在員のご家族のサポートでは、女性スタッフが女性特有の視点から行き届いたお手伝いもさせていただきます。
どのようにして生まれたサービスなの?
このサービスは、筆者のサラリーマン時代の経験が発想の源泉です。
筆者は海外担当部署の所属で、日常的に海外とのやり取りをこなし、時には海外出張で本社オフィスを離れることもよくありました。
そんな時思ったのは、自分の分身となって、時差など関係なしに24時間働いてくれる相棒はいないものかということでした。
そんな思いを胸に秘めたまま、筆者はKHNの前身となる事業を始めるわけですが、自分が望んだサービスは他社の担当者も必ず求めているはず、という自分の思い入れだけでスタートしたものでした。
創業当時はトランスコンシェルジュというサービス名称ではありませんでした。
国内では、海外とのビジネスメールの代行をする「ビジネスサポート」というサービスを行っていました。
海外では、文字通り「海外現地通訳」というサービスからスタートしました。
当時は今のような機械翻訳やAI翻訳は普及していませんでしたので、「ビジネスサポート」のニーズはそこそこありました。
また、口コミで「海外現地通訳」も広がり始めていました。
転機が訪れました
ある時、こんな相談が持ち込まれました。
「ビジネスサポート」を利用していただいているお客様でしたが、メールを送っても返事が来ない、何とかならないかというものでした。
ほんの思い付きでしたが、それなら「海外現地通訳」を利用すればいいんじゃないの、という単純な思考でした。
ところが、瓢箪から駒が出たというのか、現地で相手先に電話で催促してもらったら、あっという間に解決しました。
相手先も悪気がなかったということもあると思いますが、忙しければメールの返信はどうしても後回しになってしまいますからね。
創業から10年ほど経った頃、この「ビジネスサポート」と「海外現地通訳」の二つのサービスを合体させて出来上がったのが「トランスコンシェルジュ」というサービスです。
KHNでは、これまでに蓄積した翻訳・通訳のノウハウと現地スタッフの貴重な経験をベースに、トランスコンシェルジュが単に現地の通訳としてではなく、現地の専門家としてお手伝いさせていただいております。
また、全員が日本人スタッフであるという点も、お客さまにご安心いただいております。
このように、お客様からの相談事がきっかけとなっていることはたくさんあります。
とりもなおさず、ご相談いただけるということは信頼を置いていただいていることだと信じて、お客様のニーズにできる限り応えられるような体制でこれからも取り組んでいきたいと思います。
ただし、世界情勢の変化、地理的な制約、ご依頼内容の特殊性などから適任者の手配が難しい国や地域は存在しますので、せっかくご相談いただいてもお手伝いできない場合もあることをご承知おきください。
つづく
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