言海の航海士 in 韓国 第四十二話
☆2026年4月から新シリーズがスタートしました☆
弊社の海外在住トランスコンシェルジュたちを紹介していきます。
「Q」マークの吹き出しアイコンから匿名の質問ができます。
38度線
今回もKHNの在韓スペシャリストがレポートしてくれました。
朝鮮半島は38度線で南北に分断されている、ということは勉強したことはあります。ところが、実際に行ったこともなく、時折ニュースで流される画像の断片しか見たことがありませんでした。
韓国にいれば、38度線を巡るツアーというのがあって、外国からの留学生も参加できるというのも初めて知りました。
韓国に限らず、どこの国でもこういう歴史を巡る見学ツアーというのは、イデオロギーの道具にされることなく、戦争を知らない世代にとって当時に思いを馳せるという意味では非常に貴重な実体験になると思います。
6月25日に勃発した朝鮮戦争を625戦争と言いますが、最近の韓国の学校では「韓国戦争」と教えているそうです。
もう先々月のことなのですが、38度線を数か所、巡るバスツアーに参加してきたのでレポートします。
いろいろな国の外国人留学生と一緒にバスに乗り込みました。
38度線とDMZ
実はわたしも少し混同していたのですが、38度線とDMZは違います。
38度線は第二次世界大戦の終戦時に米ソによって引かれた境界線で、緯度に沿って直線に引かれています。
一方でDMZは休戦ラインから南北4キロに渡る非武装地帯のことで地形に沿っています。
『愛の不時着』をイメージするならDMZの方です。
抱川市永中面の38度線休憩所

抱川市永中面にある「38度線休憩所」は公園になっています。
韓国語で「休憩所」とはパーキングエリアを意味します。
ここは高速道路でもなく、PAでもないけど、ドライブして休憩するのにぴったりです。
簡単な食べ物やコーヒーが売られていて、川を見下ろせるベンチもあります。

地元のおじさんがガイドをしてくださり、説明してくれるのですが、話し方が早くて、ちょっと癖(なまりとまではいかない)があって、屋外で、マイクは壊れてる、という状態で、とても聞き取りにくいのです。
しかも38度線とDMZの区別がついていなかったわたしにとって、内容も難しかったです。
ガイドのおじさんはあっち側にソ連軍、そっち側にアメリカ軍が駐屯していた、という話をしてくれました。
戦車なんかを想像してみましたが、今は普通の道路。
わたしの想像力のなさが悔やまれます。
あまりの難しさに一緒に同行していた韓国人の先生に「聞き取れない、わからない」と訴えてみたところ、「(ネイティブの)自分もわからない」という言葉。
「おお、なら、わたしも聞き取れるところだけ聞き取ろう!」というポジティブな気持ちに切り替えることができました。
慣れれば聞き取れる
ガイドのおじさんのすぐ隣をキープして、くっついて回っているうちにだんだんと聞き取れるようになりました。
ガイドさんが「間諜、わかるかな、みんな、難しいよね」とおっしゃったので、
わたしが横からすかさず「スパイ、スパイ!」と言ったら、
一緒に回っていた留学生たちも、ちょっと興味を持ったようで、顔が一斉にこちらを向いて一生懸命聞くようになりました。
残念ながら、ほとんどの留学生が一生懸命に聞いている感じではなかったのです。
でも、わたしが聞き取れないのに、韓国に来て数ヶ月の留学生たちが聞き取れるわけないです。
語学堂の韓国人の先生がやさしい韓国語に言い直して伝えていたのですが、その韓国語は聞き取れるようなのが幸いといえば幸いでした。
留学生の中に日本人はいなかったので、通訳してって言われなくてわたし自身も本当に幸いでした。笑
ぶっつけ本番に強くなろう!
もし、これが通訳のお仕事だったら、事前に資料をもらって予習します。
ただ、実際のお仕事の通訳って、日本人のクライアントさんに対しては事前にこういう目的で来られる、というのは聞けるのですが、韓国の訪問先とわたしはいつも初対面です。
つまり、クライアントさんと打ち合わせができても、訪問先とはぶっつけ本番というわけです。
ぶっつけ本番でも強くならなければ!と改めて思った次第です。
続きます。
世界各国で皆様の海外ビジネスのお手伝い、現地のサポートをさせていただくのが、KHNのトランスコンシェルジュの皆さんです。
今回の韓国からのレポートはいかがでしたでしょうか。
お問い合わせはこちらから
KHNの各種サービス(翻訳・通訳・字幕編集・トランスコンシェルジュ)にご興味をお持ちの方は、下記フォームよりお気軽にご相談ください。

noteユーザーの方は以下のお問い合わせフォームもご利用いただけます。
「まずは話を聞いてみたい」というご相談から、「翻訳を依頼した場合の費用感と納期を知りたい」といったご要望まで、何でもお気軽にお問い合わせください。
伝えたい想いを、確かな言葉に。
KHNは、あなたのビジネスの成長を支える翻訳パートナーです。
