謎ワード「ねぶとをだんじる」―100年前の治療法|1920(大正9年)2月16日(月)
📓 1920年、17歳だった祖父が書いた日記を、 孫である私が、2026年の同じ日に紹介しています。
仮名遣いは今の表記にしています。
読めない字や謎ワードも時々ありますが、106年前の味ということで、ご理解ください。
🧭 この日のあらすじ
朝、登校前に後藤医院でねぶと(化膿性汗腺炎)を診てもらう。
「ちり」だろうと言われる(意味は不明)。
夕方、薬をもらい“だんじる”。
痛い。
そして膿が出る。
📅 日記本文
学校に行く前に下の後藤にて診てもらう。
ちりであろうと言わる。
夕方薬をもらい、だんじる。
痛し。
うみが出る。
📌 背景メモ
ねぶと
ねぶととは、いわゆる「おでき」のことです。毛穴などにばい菌が入って赤く腫れ、さわるとかなり痛みます。背中やお尻、太ももなどにできやすく、ひどくなると膿がたまります。自然に治ることもありますが、重い場合は治療が必要になります。
だんじる
岸和田の祭りではありません(笑)。
母に訊いたところ、じんわり温めることを「だんじる」(暖じる)と、呼ぶそうです。
祖父の日記の時は、囲炉裏の灰を布に包んだものを患部に押し当てて、だん(暖)じたのだと思う、とのこと。
あえて化膿を進ませる目的だったのでしょうか。想像するだけで痛そうです。
「だんじる」。飛騨高山に生まれ育った私ですが、知らない言葉でした。
飛騨地方の方言かもしれませんが、ググっても出てきません。もちろん標準語ではなさそうです。
💭 孫のつぶやき
1月後半、祖父をずっと悩ませていた「ねぶと」(化膿性汗腺炎)。
やっといなくなったと思ったのに、こんなに早く帰ってきてしまいました。
前回は、腫れが限界に達して、外科で切開しました。
今回、お医者さんを替えているのは、違う治療法を試したかったのかもしれません。
腫れあがったねぶとを切開した日の日記はこちら

