もう貯金はしなくていいかな
こんにちは、ぱんだごろごろです。
今日は、ある本をきっかけに考えた、私の今後のお金の使い方についてのお話です。
今年の1月半ばに、私は外科医をしている知人から、一通のメールをもらいました。
近況を知らせる中に、一冊の本の題名がありました。
それが、この記事のタイトル画像にも使った、「DIE WITH ZERO ダイ ウィズ ゼロ」です。
筆者はビル・パーキンス。
知人はこの本にたいへん感銘を受けたようで、自分も来年3月に定年退職したあとは、この著者の言うごとく、とにかく遊ぶことにします、とメールに書いていました。
映画を観たり、本を読んだり、旅行をしたり、フランス語をまた学びなおしたり等々(知人はフランス語にも英語にも堪能です)。
そうやって思い出作りに励み、資産は全部使い果たして最期の時を迎えよう、というのです。

ビル・パーキンス著(ダイヤモンド社刊)
確かに、なかなか刺激的な内容です。
調べると電子書籍版も出ていたので、割引きクーポンが手に入るのを待ってコミックシーモアで購入、さっそく読み始めました。
結論から言うと、とても納得できる内容でした。
この本の中で筆者が考えるのは、
できる限り人生を充実させるためにはどうすればよいか
で、そのためにするべきことは、「思い出作り」だと主張します。
「人生でしなければならない一番大切な仕事は、思い出づくりです。最後に残るのは、結局それだけなのですから」
そして、思い出を作るために、お金を使うべきだと言うのです。
彼が言うには、世間の人々は、老後の生活を心配するあまり、際限なくお金を貯めようとする。
そして、いざ生活を楽しむためにお金を遣おうと思った時には、もうすでに年を取り過ぎていて、楽しむ体力も気力も残っていない。
これでは宝の持ち腐れではないか、というのです。
そして、45歳~60歳くらいから資産を取りくずして、計画的に消費すれば、老後の心配もなく、子どもたちにも資産を分けてやれるし、自分も人生を楽しむ体力のあるうちに様々な経験をして、思い出を作ることができる、と言うわけです。
富の最大化ではなく人生の喜びを最大化することを目指そう、とする彼の主張には説得力があります。
自分が死ぬまでに、どれくらいの時間があるかは、「死のカウントダウン(ファイナル・カウントダウン)アプリ」でわかります。
この先、何歳から何歳までの間に何をしたいかを明確にする「タイムバケット(時のバケツ)」は、「死ぬまでにしたいことリスト」を作るより、時間年齢が区切られている分、積極的に行動できるようになるそうです。

一つだけ気になったのは、日本では、45歳ではまだまだ子どもの教育費がかかるため、思い出作りまでは手が回らないのでは、ということ。
我が家でも、上の子どもが大学を卒業して就職し、住宅ローンの返済も終わり、あとは下の子の大学院の学費だけ、となった時に、ようやくひと息つけたような記憶がありますが、その時には、夫はすでに50代半ばになっていました。
筆者は、老後は思っているほどお金はかからない、と言います。
何かをしようという意欲も衰えるし、食べる量も減ります。
飛行機に乗るのもおっくうになるし、何かを欲しいとも思わなくなるからだと。
これは本当にその通りだな、と思いました。
あと、筆者は、老後が心配な人に、「長寿年金」という金融商品を勧めています。
これはアメリカの保険会社が売り出しているもので、この「長寿年金」を買えば、購入時に大金を払うかわりに、死ぬまで保険会社から毎月年金をもらえるというものです(その代わり、いったん購入したら、すぐに死亡しても返金はしてもらえません)。
何歳まで生きても、生きている限り、毎月お金がもらえるなんて。
いいですねぇ、私も大金を持っていたら、長寿年金を買うのに。
ここまで思って、気が付きました。
あれ、これって、日本の「年金」と同じじゃない?
今の日本の年金制度でも、(ざっくり言って)65歳以上になると、死ぬまで毎月(支払いは二ヶ月に一回)お金がもらえます。
なんだ、私、もう「長寿年金」を購入済みだったんだわ。
だったら、長寿年金を買うための貯金はしなくていいのよね。
そうなのです。
むやみやたらに貯金額を増やすのはもうやめよう、人生の喜びを最大化することを目指すべきなのです。
と言うことで、今後は、私は、貯金はもうしなくていいかなと思っています。
むしろ、今ある貯金を減らさないことを目指そう。
今、財布の中にあるお金でやりくりして、貯金通帳の額は減らさない。
もう、それでいいのだと思います。
もう貯金をしなくちゃと一生懸命になることはありません。
高級老人ホームに入る頭金を貯めるよりも、夫と二人で作る思い出を貯めるためにお金を遣った方が良いのですから。

今日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
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