もし1週間だけ別の人生を体験できるなら、誰になりたい?~「オリヴァ夫人!」
こんにちは、ぱんだごろごろです。
本田健さんの、「ハッピーライティングマラソン」第54回目のお題は、
『もし1週間だけ別の人生を体験できるなら、誰になりたい?』
です。
誰かな、誰がいいかな?
こんなチャンス、めったにないことなので、頭の中を総ざらえしたのですが。
この年になると、人生の現実的な面を、どうしても見てしまうようになります。
異世界転生マンガをいやというほど読んできた身としては、あまり本来の自分とかけ離れた存在になってしまうと、たとえ1週間でもしんどいなぁ、という思いもあり。
藤原道隆全盛期の平安時代に行き、定子様付きの女房となってお仕えし、同僚の清少納言と気のおけない付き合いをする。
若い頃には、そんな世界にも憧れましたが、さすがにこの年齢になって、平安時代のライフスタイルに馴染む自信はありません。
もっと現代に近い、憧れの存在はいないかな。
そこで思い出したのが、かつて自分のロールモデルについて書いた記事です。
五十、六十代は、アリアドネ・オリヴァ夫人、
七十代以降は、ジェーン・マープルをロールモデルに設定しています。
オリヴァ夫人と、ミス・マープルは、いずれも、アガサ・クリスティの推理小説に出て来る人物で、前者は有名な推理作家、後者は村に住む探偵役の老女です。
ミス・マープルとして過ごす田園生活にも憧れますが、現在六十代の私としては、オリヴァ夫人がぴったりくるのでは、と思い付きました。
アリアドネ・オリヴァとして暮らす1週間。
良いですねぇ。
アリアドネ・オリヴァ夫人は、アガサ・クリスティの推理小説に登場する人物で、ポアロの友人、準レギュラー級の登場回数を誇るおばさまです。
職業は国民的な推理小説家。
こう書けばわかるように、クリスティ自身がモデルになっています。
しょっちゅう髪型がかわり、ちょくちょく海外旅行に出掛けます。
りんごが好きなのは、クリスティと同じです。
取り敢えず、ロンドンの自宅マンションでのんびり過ごし、友人のエルキュール・ポアロと一緒に食事にでも出かけましょうか。
1週間あるので、旅に出るのもいいかも。
上記の記事でも書きましたが、小説の執筆をしていないときの彼女は、イギリス国内・海外を問わず、よく旅行に出かけています。
「ハロウィーン・パーティー」(1969年)で、彼女が事件に巻き込まれることになったのは、友人の家に滞在していたときに、殺人事件が起きたからです。
その友人、ジュディス・バトラーとは、お互いにギリシャへの船旅をしている時に知り合ったのでした。

クリスティは自伝の中で、自分自身を美しい娘だったと描写していますが、オリヴァ夫人のこともなかなかの美人、と書いています。
夫人を名乗る以上、結婚歴もあるはずですが、夫のことはいっこうに出て来ません。
オリヴァ夫人がクリスティ作品に最初に登場するのは、「パーカー・パイン登場」(1934年)。
このとき彼女は、リッチモンド街17の、パイン氏の事務所のある建物の、最上階の部屋に住んで(もしくは仕事部屋にして)いました。

一方、彼女が最後に登場するクリスティ作品は、「象は忘れない」(1972年)です。
このときは、マリアという家政婦兼お相手役のような女性が登場するので、気楽な独り身ではあるが、話し相手もいて、都会で仕事をしながら暮らす高齢独身女性の、理想的な姿だな、と思ったのを覚えています。
(そして、もちろん、エルキュール・ポアロとの友情も変わりなく続いています)

「死者のあやまち」(TVシリーズ「名探偵ポアロ」)より
私のロールモデルのひとり、オリヴァ夫人は、自由で冒険好きで、包容力のある、大人の女性。
あっさりとおおざっぱで、我が道を行くご婦人です。
もし、1週間だけ、別の人生を体験できるのなら。
好奇心旺盛で、旅行好き、年を取っても、そんなことに頓着しない、人生を謳歌している彼女になってみたいな、と思います。

【noteさんから届きました】
書いてきた記事の総数が、750本になったそうです。

書き続けられるのも、読んでくださる皆様の存在があってこそのことです。
いつもありがとうございます。

今日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
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