鬼界の嵐⑤ー巨大岩の謎ー(菌活ボーイがゆく #84)
不穏MAX!
ヤバいの、起こしちゃったんじゃないの?😹
(前回のお話)
国界岩がある庭のあたりは、白い霧が漂っていた。
徐々に薄まると、次第に何かの輪郭が浮かび上がった。
二つに割れた岩の片方に、誰かが座っているようだった。
「ぷふぁ~あ。よう寝たなぁ」
そいつは、両腕を天に突き上げ、あくびをした。
僕たちのほうを振り向いて、不敵に笑いかけてきた。
右目はブルー、左目はゴールドだった。
らんらんと光り輝いていた。
両耳はピンととがっていた。
「3千年、たったんやなあ」
噛みしめるように、つぶやいた。
「恨みはらしたるでえ」
驚いている僕たちが話しかけるより先に、こう叫んだ。
「はんにゃあ~!」
途端、顔面がパカッと割れた、ように見えた。
恐ろしい顔つきが現れた。
変身したのか。
鋭い牙。
頭に2本の角。
まさしく、鬼だった。
(次回に続く)
