鬼界の嵐④ー巨大岩の謎ー(菌活ボーイがゆく #83)
触れちゃいけないと言われたら、
触れたくなるよね。
🙀⚡️
(前回のお話)
「これ?」
じゅんねえは白いものをヒラヒラさせた。
「裏庭の岩に張り付いてたの」
「あわわ…それは、大切な、大切なおふだです。桃にゃんの」
タケにゃんの指はまだ震えていた。
「あらぁ~。私なんか、悪いことしちゃった?」
じゅんねえはあっけらかんと笑った。
「決して触れてはならない。学校で習いませんでしたか」
「わたし、帰国子女よ。そんなの知らない」
そんなやりとりをしていると、雷鳴がとどろき始めた。
あたりが急に暗くなった。
ピカッ!
一瞬、すべてが真っ白になった。
そして…。
ド~ン!
すさまじい音がして、総本山が波打った。
カミナリが落ちたようだ。
「庭じゃない?」
「誰か見てきて」
さっちー師匠が指示した直後、門下生たちが縁側からなだれ込んできた。
「大変です。国界岩が割れています」
僕たちは慌てて庭に駆け出した。
(次回に続く)
