まさかのラブコメ猫界隈😸💞【87】鬼界の嵐⑧―巨大岩の謎―
関西弁のナンパって、
成功しそうにないの、にゃんで?😹
(前回のおはなし)
「あいつにそっくりの声や」
鬼が恐ろしい形相で、さっちー師匠のほうをじっと見た。
「やめろ」「やめるんじゃあ」
僕らが叫ぶより素早く、鬼は師匠の前にジャンプしていた。
「きみ、めっちゃかわいいやん。むっちゃ、わいの好みやわぁ♡」
んん?
「名前なんなん? わい、ウラにゃん。仲良くしてぇな」
「な、仲良く?」
「なあ、なあ。名前教えてぇな。わい、仲良くなりたいねん」
「さっちー、だけど…」
「はあ~っ。むっちゃ、色っぽいやん」
うらにゃんは、師匠をハートの目で見つめた。
気が付けば、鬼になる前の姿に戻っていた。
「ちょっと、ちょっと」。じゅんねえが、しゃしゃり出てきた。
「わたし、じゅんよ。どう? 色っぽい?」
右手を頭の後ろ、左手を腰にあててポーズを決めた。
「なんや、お前」
「あんた、桃にゃんにうらみがあるんでしょ? その子、子孫だよ」
「なんやてぇ。だから、声が似とるんか」
ウラにゃんは驚いて、師匠を振り向いた。
再び鬼になる――。
僕たちはいっせいに身構えた。
(次回に続く)
