喉乾いたら血ぃ吸うねん😽 鬼界の嵐⑦―巨大岩の謎―(菌活ボーイがゆく #86)
3千年ぶりに、お目覚め⁉︎
そりゃ、喉もカラカラだよね😹
(前回のお話)
「大江の鬼じゃな。まさか、本当にいたとは」
おばばが驚きの声を漏らした。
「くくく。そう呼ばれとったの思い出したわ」
鬼が笑った。
「生き血を吸うとは」
「300年ごとに目覚めて血を吸うのが、わいらのしきたりやねん」
そう言って、のぼにゃんの頭に再びかぶりつこうとした。
「まてっ」
「ばばあ。あんたの血は吸わんとくから安心しとき」
「わわわ…た、助けて」
のぼにゃんは頭上に何度もパンチを浴びせて、振りほどこうとした。
しかし、鬼はひょいひょいと涼しい顔でかわし続ける。
それでいて、頭の上からは離れない。
信じられないほど軽い身のこなしだった。
「3千年ぶりやから喉が渇いてしゃあないわ。桃め~っ、閉じ込めやがって。絶対に恨みはらしたるでえ~」
「桃? まさか、桃にゃん?」
ん?
鬼の耳がピクリと動いた。
「その声。あいつにそっくりや」
鬼は不気味なうなり声を上げると、恐ろしい形相でこちらをにらみつけた。
僕の横で、さっちー師匠が両手を口に当てていた。
(次回に続く)
