連載「菌活ボーイがゆく」⑬うたげ前夜
こうじの魅力にはまった猫サラリーミャンの菌活実践記です。
「育て上げた醤油こうじを食べてしまうのが心苦しくて」の心境で菌との触れ合いの日々を送る。
さっちー師匠ににゃんだかんだ巻き込まれながら“菌友”(菌活友だち)づくりに励む。
文/菌活ボーイ
イラスト/ちぐ

湯船につかって考えた。
「明日の夜は、うたげだにゃ~」
しかも、キジトラ流菌道の総本山「山王ちぐら」で催される。
恐れ多くも、さっちー師匠のお住まいだ。
ん?
てことは。
予習復習をしなければ!
僕は慌てて湯船を飛び出して、冷蔵庫に駆け寄った。
「あった」。よかった。
ドアの向こうに、こうじ甘酒パックが鎮座していた。
押し寄せる安ど感。
でも。僕は自分を戒めた。
予習はこれからなのだ。
キャップをぐいっとひねり、天を仰いでグビグビ飲んだ。
ぷは~っ。
左手は腰。決めポーズは完璧だった。
あすは、どんなうたげになるのかな。
わくわく。ドキドキ。
さっちー師匠。
今夜は眠れそうにありません。
(続く)
