連載「菌活ボーイがゆく」⑭夢の時間
こうじの魅力にはまった猫サラリーミャンの菌活実践記です。
「育て上げた醤油こうじを食べてしまうのが心苦しくて」の心境で菌との触れ合いの日々を送る。
さっちー師匠ににゃんだかんだ巻き込まれながら“菌友”(菌活友だち)づくりに励む。
文/菌活ボーイ
イラスト/ちぐ

キジトラ流菌道総本山「山王ちぐら」にたどり着くと、さっちー師匠と、のぼにゃん師範が待っていた。
テーブルには豪華メニュー。
・豆腐のモッツァレラカプレーゼ
・柚子胡椒のお魚カルパッチョ
・猪ひき肉のスパイシーサモサ
・アカエイのトマトアヒージョ
・鹿もも肉ロースト
・猪バラ肉ハニーマスタード焼き
・チーズケーキ
…などなど。
いずれも、こうじ菌が調味料や隠し味に大活躍しているという。
横浜(ハマ)育ちのたけにゃん、3丁目のボスじゅんねえも加わった。
キジトラ流のお作法に従い、どぶろくで乾杯。
「さ、さ、さ」
師匠に勧められるまま、僕は杯を傾けた。
ここは山の竜宮城?
夢のような時間はまたたく間に過ぎた。
「おいしかったね。楽しかったね」
帰り道。たけにゃんに話しかけた。
すると彼はけげんな顔をして、僕に教えてくれた。
「なに言ってんの。あんた、ずっと寝てたよ」
(続く)
