鬼界の嵐② ー巨大岩の謎ー(菌活ボーイがゆく #81)
「五つの岩が交わる中心は…」
あの伝説が、また動き出す🙀
(前回のお話)
「だから?」。
さっちー師匠が興味なさげに問いただした。
「いま、忙しいの」
「『K』だったんです」
タケにゃんがいら立たしそうに、声を荒げた。
「国界岩はこれまで、カシオペヤ座を示す『W』型に配置されていると考えられてきました。しかし、実際はキジトラの『K』だったんです」
興奮で手が震えている。
「で?」
「五つの岩が交わる中心は…」
「ここ?」。僕が真下を指し示した。
「その通り」
タケにゃんが勢い込んでうなずいた。
「総本山には、始祖・桃にゃんが鬼を封じ込めるため、3千年前に菌道を編み出した伝説が伝わっています。しかし、桃にゃんがどこに鬼を封じ込めたかは明らかになっていませんでした」
タケにゃんが真剣な面持ちで、僕らを見回した時だった。
ギュイー! ギュイー! ギュイイイイィーン!
不吉な音がけたたましく鳴り響いた。
(次回に続く)
