連載「菌活ボーイがゆく」㊺ノスタルジア
発酵の世界にハマるきっかけは、いつも小さなひと匙から🥄✨
こうじの魅力にはまった猫サラリーミャンの菌活実践記です。
「育て上げた醤油こうじを食べてしまうのが心苦しくて」の心境で菌との触れ合いの日々を送る。
さっちー師匠ににゃんだかんだ巻き込まれながら“菌友”(菌活友だち)づくりに励む。
文/菌活ボーイ
イラスト/ちぐ

朝5時に目が覚めた。
服を着たまま寝てた。
布団の向きがいつもと逆。
酔っ払って、部屋の入り口からダイブしたらしい。
まくらは蹴飛ばしていた。
スマホを見ると、いくつか着信があった。
とりあえず、台所で湯を沸かす。
前夜の記憶がよみがえる。
ビールが飲みたくなって、500㍉㍑缶2本を立て続けに飲んだ。
日本酒も飲んだ。アルコールが回ると、お腹がすいてきた。
昼間、中華料理店で食べた焼きめしがまた食べたくなった。
自分で作ったことはない。しかも、酔ってふらふらしてる。
野菜を切るのは面倒だ。具は玉子だけ。無謀な挑戦だった。
でも、「卵かけご飯を焼いた」と念じれば問題ないだろう。
冷凍ご飯がフライパンにこびりついて、悪戦苦闘。
コショウと醬油こうじで仕上げ、なんとか合格点。
「菌に始まり、菌に終わる」
キジトラ流菌道の教えにある。
きのうの僕は、門下生らしい一日をまっとうしたのかな。
山積みになった洗い物を前にして、きょうの僕は考える。
(続く)
