連載「菌活ボーイがゆく」㊱大人の恋愛
こうじの魅力にはまった猫サラリーミャンの菌活実践記です。
「育て上げた醤油こうじを食べてしまうのが心苦しくて」の心境で菌との触れ合いの日々を送る。
さっちー師匠ににゃんだかんだ巻き込まれながら“菌友”づくりに励む。
文/菌活ボーイ
イラスト/ちぐ

世の中に、「三升漬」なるものがあるなんて。
キジトラ総本山のさっちーコレクションで見つけた。
「山椒漬」と勘違い。師匠に冷笑された。
北海道・東北地方の郷土料理らしい。
「ご飯と相性抜群。つまみにもなるにゃ~」
そんなこと言われたら、酒飲みはときめく。
「ごろにゃ~ん♡」とおねだり。
冷奴に載せて、いざ出陣。
刺激的な辛さ。
けど、快感。
汗が吹き出し、官能的ですらある。
たちまち心奪われた。
コップ酒と無限のループ。
いけないと思いつつ、誘惑光線に負けてしまう。
三升漬とは何なのか。
ラベルを読むと、米こうじと醬油、青唐辛子。
一升ずつ漬け込むから、三升漬と言うそうだ。
ん?
つまり、唐辛子入りの「醬油こうじ」なのでは。
かけるだけでなく、そのまま食べてもいいんだ。
もしも。
キュンとなった相手が、装いを変えたパートナーだったら?
僕はきょうも恋してる。
(続く)
