連載「菌活ボーイがゆく」㉚懐に寒波
こうじの魅力にはまった猫サラリーミャンの菌活実践記です。
「育て上げた醤油こうじを食べてしまうのが心苦しくて」の心境で菌との触れ合いの日々を送る。
さっちー師匠ににゃんだかんだ巻き込まれながら“菌友”づくりに励む。
文/菌活ボーイ
イラスト/ちぐ

今季一番の寒気に見舞われ、まちが雪で覆われた日。
用事をすませて帰宅すると、2階から水が滝のように流れ落ちていた。
人生初。水道管破裂を目撃した瞬間だった。
業者に助けを求めたけど、「破裂が相次ぎ忙しい」と応急処置にとどまった。
「修理は後日。いいですか」
「いいです」としか答えようがない。
風呂の水も止まった。
台所のお湯はでたけど、新たな試練。
シャンプーするたび、腰にくる。
痛みに負けて頭を上げると、水がダラダラ。
濡れた髪から、肩に、床に流れ落ちる。
風呂のない暮らしは大変だ。
服が濡れると嫌なので、上半身は裸。
腰が痛い上、すごく寒い。
5日後。
やっと業者が来てくれた。
水道管だけでなく、風呂の蛇口も壊れているらしい。
「直しますか?」
「直します」としか答えようがない。
修理代は10万円。
給料日まで、さっちー師匠にもらったキムチをおかずに生きていこう。
金欠ライフは、菌活ライフと相性がいい。
(続く)
