EC外注、分業しすぎると連携が崩れるって知ってた?
「集客はSEO会社、サイトはデザイン会社、広告は代理店に任せているのに、なぜか全体としての成果が出ない…」
企画ユニット代表の藤井です。
Webデザイン×Webマーケティングで、EC事業やWeb集客の支援をしながら、Webデザインスクールで講師もしています。
わたしたち企画ユニットとして400件以上のEC支援に関わる中で、すでに複数の外注先がついている状態から相談を受けることも少なくありません。
そこで見えてきたのは、原因が各社の実力不足ではなく、体制そのものの構造にあるということです。
今日は、なぜ分業が成果を遠ざけてしまうのか、その理由と対処法を順番に整理していきます。
専門ごとに分けること自体は、実は間違っていない
集客はSEO会社
サイトはデザイン会社
広告は代理店
専門特化した会社にそれぞれ任せる体制は、一見とても合理的です。
なぜなら、SEOも、デザインも、広告運用も、それぞれ専門知識と経験が必要な領域だからです。1社にすべて任せて中途半端になるより、得意な会社に任せたほうが個々のクオリティは上がりやすくなります。
問題は「分けること」ではなく、「分けたあとに誰がつなぐか」が決まっていないことにあります。
バラバラに動くと、施策同士が噛み合わなくなる
各外注先は、自分が契約している範囲の中で成果を出そうとします。これは当然のことで、責められる話ではありません。
・SEO会社は「検索順位」を上げることを目標にする
・デザイン会社は「見た目の完成度」を目標にする
・広告代理店は「クリック率やCPA」を目標にする
それぞれの目標は間違っていないのに、サイトに来た人が実際に何を感じ、どう行動するかという「導線」は、誰の担当範囲にも入っていません。
結果として、集客した人がサイトで離脱したり、広告のメッセージとサイトの内容がズレるということが起こることがあります。
外注先が増えるほど「誰も全体を見ていない」状態になりやすい
外注先が1社なら、その1社が全体を把握しています。ですが2社、3社と増えるほど、それぞれが自分の担当範囲だけを見て、他社が何をしているかを把握しないまま進めることが増えていきます。
わたしも、複数の外注先がすでに動いている案件に途中から入ることが何度もありました。
各社の仕事の質は高いのに、お互いの施策を知らないまま並行して進んでいる、という状態です。増やした外注先の数だけ、全体を見る人が減っていくとも言えます。
解決策:外注先をまたいで意思決定する「司令塔」を置く
ここまでの理由から、対処法はシンプルです。集客・サイト・広告の情報を横断的に把握し、優先順位を決められる「司令塔」役を1つ置くことです。
司令塔は、必ずしも自社の担当者である必要はありません。社内に適任者がいれば任せてよいですし、いなければ、複数の領域を一気通貫で見られる外部パートナーに任せる形でも成立します。
大切なのは、各社の施策がバラバラに動いていないか、誰か1人が定期的にチェックできる状態を作ることです。
わたしたち企画ユニットでは、集客・サイト構築・広告・ブランディングを一気通貫で支援していて、こうした「間に入って全体を見る」役割を担うことも多くあります。
外注先を増やす前に、まずは今の体制を整理してみるのもひとつの方法です。
まとめ:外注先を増やす前に確認したいこと
1、分業そのものは間違っていない。問題は「つなぐ役割」の不在
2、集客・サイト・広告は、それぞれの担当範囲の中だけで最適化されやすい
3、外注先が増えるほど、全体を把握している人がいなくなりやすい
4、解決策は、横断的に意思決定できる「司令塔」を1つ置くこと
→ まずはここから:今の外注先の中に、全体を把握している人がいるか確認してみてください
新しい外注先を探す前に、今の体制を見直すだけで解決することもあります。まずは1つ、全体を見る役割が誰にあるかを確認してみてください。
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