「強さ」と「柔らかさ」の間の迷い|1年探して辿り着いたワーママリュックの最適解
長い間、私は黒い牛革のトートバッグを愛用していた。
双子がまだベビーカーに乗っていた頃、荷物はすべてハンドルに預けられたから、肩にかかる重さを意識することはほとんどなかった。
けれど、二人が自分の足で歩き始めてから、景色は一変した。
右手に息子、左手に娘。
二人の小さな手とつなぐと、私の両手は文字通りふさがる。
肩から滑り落ちそうになるトートバッグを、不自然に肩をすくめて支えながら、必死に二人の歩調に合わせる。それだけで、朝の登園路は精一杯だった。
「リュックに変えよう」
そう決めるのに、時間はかからなかった。
理想と「スペック」の狭間で
ところが、いざ探し始めてみると、私の前には高い壁が立ちはだかった。
世の中のビジネスリュックの多くは、「ごつすぎる」か「カジュアルすぎる」かのどちらかだったからだ。
仕事では、マネジメントの立場で意思決定の場に臨むこともある。
PCが入れば何でもいいわけじゃない。ビジネスシーンで「それなりにちゃんと見える」品格は、私にとって譲れないスペックだった。
さらに難題だったのは、自分自身のタイプとの相性だ。
骨格診断や顔タイプ診断で「フェミニン寄り」と知ってから、いわゆるアウトドア系やスポーティーなリュックが、どうしても「借り物」のように見えて似合わない。
「機能性は欲しい、けれど、私らしさも諦めたくない」
そんな私の理想探しは、難航を極めた。
X(旧Twitter)で見つけた、一筋の光
そんな時、タイムラインで流れてきたのがぱぴこさんのツイートだった。
紹介されていたのは、パリ発のブランドのSELENT ETHER。
PCもはいり、トート、ショルダー、リュックの3パターンで使える黒ナイロンバッグ、SELENT ETHER PARIS CARRY38 BLACKめちゃくちゃ便利なのでは…?仕事のバッグは最近UNIQLOリュックだったけどこれにしよかな。https://t.co/QaSHTMK33R pic.twitter.com/13uBOgzv3R
— ぱぴこ | 柔軟ファイトクラブ(26/1/26開始) (@inucococo) January 25, 2024
ぱぴこさんが推していたのはトートバッグだったが、調べてみるとリュックのラインナップもあった。サイトを覗いた瞬間、「これだ」と直感した。
▼SELENT ETHER PRO30(私が購入したのはBlack Gold)

まず気に入ったのは、その上品な佇まい。 ナイロン素材でありながら、ゴールドの金具と黒のコントラストが洗練された印象を与える。
一方で、実用性も兼ね備えている。 13インチのPCが専用スペースにすっぽり収まる上、 外側に4つ、内側に1つのポケットがついているからスマホや鍵、社員証が迷子にならない。 PCを入れても肩への負担が少なく、3万円弱という価格はコストパフォーマンスに見合うものだと感じた。
人気のため入荷待ちの状態だったが、迷わず予約ボタンを押した。
「両手が空く」という、最高の贅沢
手元に届いてから数ヶ月。
この新しい相棒は、私の朝を劇的に変えてくれた。
何より嬉しいのは、二人の手を「ちゃんと」握りしめて歩けるようになったことだ。
リュックを背負うことで、私の両手は、世界で一番大切な二人のために解放された。
ギュッと握り返してくれる、小さな手のぬくもり。
道端で見つけた石ころを一緒に眺める、数秒の余裕。
たったそれだけのことが、あんなに切羽詰まっていた登園路を、穏やかな「親子の時間」へと変えてくれた。
自分を機嫌よく保ち、毎日を少しだけ楽にするツールを選ぶこと。
それは妥協ではなく、忙しい日々を駆け抜けるワーママにとって、自分をちゃんと扱うということなのだと思う。
よろしく、新しい相棒。
明日の朝も、この背中と一緒に、二人の手を引いていこう。
▼トート派の方はぜひぱぴこさんのnoteをご覧ください(リュックにもなるらしいです)
▼ぱぴこさんのポストからいらした方は、例の占いの記事も一緒にどうぞ
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