見出し画像

「強さ」と「柔らかさ」の間の迷い|1年探して辿り着いたワーママリュックの最適解

長い間、私は黒い牛革のトートバッグを愛用していた。

双子がまだベビーカーに乗っていた頃、荷物はすべてハンドルに預けられたから、肩にかかる重さを意識することはほとんどなかった。

​けれど、二人が自分の足で歩き始めてから、景色は一変した。

​右手に息子、左手に娘。

二人の小さな手とつなぐと、私の両手は文字通りふさがる。

肩から滑り落ちそうになるトートバッグを、不自然に肩をすくめて支えながら、必死に二人の歩調に合わせる。それだけで、朝の登園路は精一杯だった。

​「リュックに変えよう」

そう決めるのに、時間はかからなかった。

​理想と「スペック」の狭間で

ところが、いざ探し始めてみると、私の前には高い壁が立ちはだかった。

世の中のビジネスリュックの多くは、「ごつすぎる」か「カジュアルすぎる」かのどちらかだったからだ。

​仕事では、マネジメントの立場で意思決定の場に臨むこともある。

PCが入れば何でもいいわけじゃない。ビジネスシーンで「それなりにちゃんと見える」品格は、私にとって譲れないスペックだった。

​さらに難題だったのは、自分自身のタイプとの相性だ。

骨格診断や顔タイプ診断で「フェミニン寄り」と知ってから、いわゆるアウトドア系やスポーティーなリュックが、どうしても「借り物」のように見えて似合わない。

​「機能性は欲しい、けれど、私らしさも諦めたくない」

そんな私の理想探しは、難航を極めた。

X(旧Twitter)で見つけた、一筋の光

​そんな時、タイムラインで流れてきたのがぱぴこさんのツイートだった。

紹介されていたのは、パリ発のブランドのSELENT ETHER。

ぱぴこさんが推していたのはトートバッグだったが、調べてみるとリュックのラインナップもあった。サイトを覗いた瞬間、「これだ」と直感した。

SELENT ETHER PRO30(私が購入したのはBlack Gold)

写真は公式HPからお借りしました

まず気に入ったのは、その上品な佇まい。 ナイロン素材でありながら、ゴールドの金具と黒のコントラストが洗練された印象を与える。
一方で、実用性も兼ね備えている。 13インチのPCが専用スペースにすっぽり収まる上、 外側に4つ、内側に1つのポケットがついているからスマホや鍵、社員証が迷子にならない。 PCを入れても肩への負担が少なく、3万円弱という価格はコストパフォーマンスに見合うものだと感じた。

​人気のため入荷待ちの状態だったが、迷わず予約ボタンを押した。

「両手が空く」という、最高の贅沢

手元に届いてから数ヶ月。
この新しい相棒は、私の朝を劇的に変えてくれた。

​何より嬉しいのは、二人の手を「ちゃんと」握りしめて歩けるようになったことだ。

リュックを背負うことで、私の両手は、世界で一番大切な二人のために解放された。

​ギュッと握り返してくれる、小さな手のぬくもり。
道端で見つけた石ころを一緒に眺める、数秒の余裕。

たったそれだけのことが、あんなに切羽詰まっていた登園路を、穏やかな「親子の時間」へと変えてくれた。

​自分を機嫌よく保ち、毎日を少しだけ楽にするツールを選ぶこと。

それは妥協ではなく、忙しい日々を駆け抜けるワーママにとって、自分をちゃんと扱うということなのだと思う。

​よろしく、新しい相棒。

明日の朝も、この背中と一緒に、二人の手を引いていこう。

▼トート派の方はぜひぱぴこさんのnoteをご覧ください(リュックにもなるらしいです)

▼ぱぴこさんのポストからいらした方は、例の占いの記事も一緒にどうぞ


いいなと思ったら応援しよう!

KIKKA|双子育児×管理職 いただいたチップは、双子とのお出かけやおやつに使わせていただきます。双子のご機嫌を糧に、私も執筆がんばります。