転職エージェントの言う「30社応募しましょう」はホント?なんで?
はじめに
転職エージェントとの面談で、
「まずはたくさん書類選考に応募しましょう!最低30社が目安です」
と言われたことのある人、多いんじゃないでしょうか。
あれ、なんで??って思いますよね。
たくさん応募する意味もわからんし、30っていう数の根拠もわからん。
初めに僕の結論を書いておきますね。
「30社応募する必要はまったくない。多くはエージェント側の都合。
しかし、いろんな会社を比較することは重要。」
だから、「30社応募しましょう!」とだけ言ってくるエージェントは信用ならないと思っています。
とはいえ、そう言ってくるエージェントは何を考えているのか?
たくさん応募することにもメリットはあります。
エージェントが大量応募を勧める理由
①自社からの応募で転職先を決めてほしいから
1人の転職者が複数のエージェントを使い分けるのは、もはや当たり前になっています。
エージェントからすると、自社で転職先を決めてもらえないとそれまでの面談やサポートは全部「タダ働き」になってしまうんです。
初回の面談、求人のピックアップ、理解のすり合わせ、応募手続き…
応募するまででもたくさんの業務があります。
加えて、書類の添削や面接対策など、内定を得るまでに割く時間数はかなり多いです。
それまでに割いた時間を無駄にしたくない。
そのためには、自社経由で転職してもらいたいものです。
これはビジネスとして、率直に考えられる理屈です。
だから、たくさん自社経由で応募してもらい、内定獲得の確率を高める。
なんなら、自社経由の面接でスケジュールを埋めて、他のエージェントに浮気される確率を下げる。
ビジネス的には合理的なやり方ですよね。
この辺、転職エージェントを相談相手と思っているとギャップに感じるかもしれません。
以前の記事でも書きましたが、転職エージェントはあくまでビジネスです。
あなたという商品をどう売って儲けるか、最終的にはそこが重要なのです。
ただし、この態度を露骨に出してくるエージェントは頼れないと思います。
本音がダダ漏れなので、年収交渉とか任せて平気かな…と思ってしまいますね。
②応募数が多いと担当者の社内評価が上がるから
こちらは、転職希望者からするとどうでもいい話です。
この理屈が前面に出ているエージェントは、早めに見切りをつけたほうがいいです。
自分本位なので、ビジネスパーソンとして伴走できないです。
エージェントも、キャリアアドバイザー(CA)としての目標数値があります。
売上金額はもちろんですが、「何人・何社に書類を推薦したか?」をKPIにしているエージェントは多いと思います。
推薦数が多い→書類選考通過数も増える→面接も増える→内定・入社数も増えるのでは!
というロジックで、推薦数を増やすことを目標にします。
そうなると、「この人から○社の応募意向を回収したい!」という考え方になり、「あなたが30社応募してくれると私の目標達成になるんです!」というのがにじみ出てしまうんですね。
キャリアアドバイザーとして経験の浅いうちは、残念ながらこうなりがちです。僕もそうでしたし、後輩も全員なってました。
とはいえ、それはあなたのことを商品としてしか見ていない証拠です。
本当に重要な決定をするシーンで、自分の都合を押し付けてくる相手は信用なりません。
加えて、KPIがあることがにじみ出るぐらいならともかく、直接言われるのであればそのエージェントの会社としての教育体制にも疑問が出てきます。
心広く受け止めてあげる必要は全然ないので、経験豊富なアドバイザーに担当を変えてもらうか、別のエージェントに切り替えるか、検討したほうがいいと思います。
たくさん書類選考に応募したほうがいい理由
①どれだけ書類選考が通過するかわからないから
転職希望者の方からよくいただく質問に、
「書類選考の通過率ってどれくらいですか?」
というのがあります。
結論、
マジで人によるので、エージェントにもわかりません。
10社書類出して全落ちする人もいれば、5社出して全部通る人もいます。
「書類選考の通過率は○%です!」って断言してくるエージェントもいると思いますが、不安を煽ってきているだけなので、信用なりません。
数字はウソをつかないが、ウソつきは数字を使う。
世の中でどれくらいが平均だとしても、あなたがどうなるかはわからない。
だから、根本的には通過率を質問するのは無意味です。
だけど、30社書類出して全滅した人は、僕は見たことがありません。
未経験の業界や職種へのチャレンジでも、面接が入りさえすれば、アピールする機会はいくらでもある。
だから、まずはたくさん応募するよう促していました。
最低限の可能性を確保する意味で「30社応募しましょう!」と言っている可能性は高いです。
理由②面接を受けると優先順位が入れ替わることも多いから
たくさん応募したほうがいい理由に、「面接を受けてみると印象が全然変わるから」というのがあります。
事業内容の説明がわかりやすくて理解が深まった、面接官との話が盛り上がって志望度が上がった、など。
逆もありますね。全然盛り上がらなかった、面接官の印象が悪い、など。
どちらにしても、面接前と志望順位が大きく変わることはよくあります。
その機会を逃さないために、なるべく並行して面接を受ける方がいい、という考え方はあります。
ここまで説明して、「面接の機会を増やすほうがいいので、たくさん応募する方がいいです」と言ってくれれば、信用できるエージェントかな、という気がしますよね?
まとめ
いかがでしょうか。
たくさん応募を勧める理由は、エージェント側の都合のケースが多いと思います。
一方で、本当に転職希望者のためを思って言っているケースもあります。
良心的なエージェントであれば、上記のような「たくさん応募する方がいい理由」をきちんと説明してくれるはずです。
論理立てた説明を受け、納得できれば応募する、できなければしない。
自分の意思をきちんと持つのが重要という結論ですね。
数十社応募しなくても済むように内定の確率を上げるなら、履歴書・職務経歴書の準備はマストです。
どうやって準備すればいいか、徹底的に解説しましたのでこちらも参考にしてみてください!
今回もお読み頂き、ありがとうございました!
また次回の記事でよろしくお願いします!
