【赤血球は蘇るのか?】 −有機ゲルマニウム1,000mg×2週間の“血の再構築”仮説−
序章|赤血球の寿命は120日
──しかし、それを短縮する道はあるのか?
赤血球の寿命はおよそ120日。
これは、生理学の教科書に記されてい「常識」です。
人はこの4ヶ月のサイクルで、血を入れ替えながら生きています。1日におよそ2000億個もの赤血球が破壊され、同じ数だけが骨髄で新たに産生されています。全体で見れば、成人にはおよそ25兆個もの赤血球が存在し、毎秒300万個が入れ替わっている計算になります。
ですがこの“静かな代謝”の世界に、ある物質が問いを投げかけています。それが「有機ゲルマニウム」とりわけ、サプリメントや医療分野で用いられるアサイゲルマニウム(Ge-132)です。
この物質には、
酸素運搬の効率を高める
微小循環を改善する
活性酸素を除去する
TCA回路やペントースリン酸経路を活性化する
などの働きがあるとされています。
代替医療の世界では、これらの作用に基づいて「ゲルマニウムは老化した赤血球を48時間で代謝させる」という主張も散見されます。一見、荒唐無稽に見えるこの仮説ですが、よく観察してみると、その根底にはひとつの合理的な問いが潜んでいます。
赤血球の“質”は、短期間で変えられるのではないでしょうか?
実際、赤血球は修復ができません。だからこそ、酸化され、膜が硬くなり、酸素を渡す能力を失った“老化赤血球”は、脾臓で速やかに除去される運命にあります。この代謝の選別・排除プロセスを「加速」できれば、赤血球全体の“平均年齢”を若返らせることが可能になるのではないでしょうか。
有機ゲルマニウムを1日1,000mg、14日間継続摂取する。
このシンプルな介入によって、酸素供給能力・血流・代謝環境にどのような変化が起こるのか。
今回の記事では、単なる経験談でもなく、かといって生理学の教科書の延長でもない、生体代謝と血液更新の“中間領域”に視点を置き、有機ゲルマニウムがもたらす赤血球の再編成=「血の再構築」を、合理的かつ詩的に追いかけていきます。
「血が変わる」とは、単に数値が改善することではありません。
それは、“生命の響き”そのものが変わるということです。
第1章|25兆個の赤血球が毎秒300万個入れ替わる
──その代謝の真実
私たちの血液を構成する赤血球は、体内で最も数の多い細胞です。成人の体内には、実に25兆個(2.5 × 10¹³個)にもおよぶ赤血球が循環しています。これは、地球上の人間一人ひとりに100億個ずつ割り当てられるほどの膨大な数です。
しかもそれらは静止しているわけではありません。
赤血球は日々、寿命を迎え、壊され、新しく生まれ変わっています。
赤血球の寿命は、約120日間です。
つまり、毎日およそ 0.8〜1%(約2,000億個)が破壊され、同じ数が骨髄で新たに産生されています。時間に換算すれば、毎秒300万個以上の赤血球が“死に”、そして“生まれ変わっている”ことになります。
この代謝の舞台は、主に2つの場所にあります。
■ 骨髄──“新しい血”をつくる源
赤血球は、骨髄の中に存在する造血幹細胞から生まれます。幹細胞はまず前駆細胞へと分化し、さらにエリスロブラスト、網状赤血球という段階を経て、ようやく成熟赤血球となります。
このプロセスにはおよそ5〜7日を要します。
赤血球は核を持ちません。だから一度完成すると、修復も自己増殖もできません。“命の配達係”として、酸素と二酸化炭素を運びながら、120日間を生ききり、死んでいくのです。
■ 脾臓──老化した赤血球の墓場
寿命を迎えた赤血球は、形が崩れ、膜が硬くなり、変形能力を失います。
こうした赤血球は、体内の“フィルター”である脾臓によって選別され、破壊されます。この過程は、「赤血球の老化と代謝の自然な選別システム」とも言えます。
脾臓は、赤血球1個1個の状態を見分け、酸化や変形が進んだ細胞だけを排除していきます。そしてその構成成分、とくに鉄は体内に回収され、再利用されます。
“血のリサイクル”は、極めて精密に設計された自然の仕組みなのです。
■ 赤血球は「数」ではなく「質」で語られるべき存在
ここまで見ると、赤血球代謝はごく当たり前の生理的営みのように思えるかもしれません。しかし、本当に重要なのは「赤血球の数」ではなく「赤血球の質」です。
質の悪い赤血球、なわち、
酸素を“運べない”
酸素を“渡せない”
血管内で“変形できない”
活性酸素に“ダメージを受けた”
そうした赤血球が血中に多く残っていれば、たとえ数が正常であっても、酸素供給は滞り、組織は疲労し、代謝は落ちていきます。
これこそが、「赤血球の質的代謝」という視点の出発点です。
■ 質的代謝とは、「老化赤血球の選別排除」と「新生赤血球の優位化」
通常、体は1日あたり約2,000億個の赤血球を入れ替えています。ですが、それは「単なる時間の経過による寿命死」ではなく、膜の柔軟性、酸素放出能力、酸化状態などによる“選別死”でもあります。
ここに、有機ゲルマニウムの介入余地があるのです。
すなわち、
「老化赤血球の除去を加速し、赤血球全体の“平均年齢”を若返らせることはできるのでしょうか?」
第2章|ゲルマニウムとは何か
──酸素と電子をめぐる沈黙の触媒
有機ゲルマニウム。その名を耳にしたことのある方は少なくありませんが、その実像を説明できる人は多くありません。単なるミネラル成分ではなく、自然界にごく微量しか存在しないこの元素は、20世紀後半から日本を中心に研究され、今もなお“未定義の生体調整因子”として位置づけられています。
ゲルマニウムは、周期表でいうと炭素やケイ素と同じ「14族」に属する半金属です。純粋なゲルマニウム(無機ゲルマニウム)は毒性があるため、医療・健康分野ではアサイゲルマニウム(Ge-132)という水溶性の有機化合物が用いられます。このアサイゲルマニウムは日本人の浅井一彦博士によって開発され、安全性が確認されていることから、世界でも稀に見る「ヒト臨床研究を伴うゲルマニウム素材」として注目されてきました。
では、この物質が私たちの体内でどのような働きをしているのでしょうか。鍵となるのは、酸素と電子です。
【重要】14族のSi(ケイ素)とGe(ゲルマニウム)
— 續池均(kintsuzuike)@MTR Method Lab®︎ (@kintsuzuike) October 25, 2021
陽イオンと陰イオンの中間、有機物と無機物の中間、絶縁体と導体の中間の半導体。
「中庸の元素」としてあらゆるバランスを取るミネラル。まさにニュートラル。外郭電子が4つあり酸化還元の自由度が高い。
つまり、陽電化した電位を正常に戻す😎🔥 pic.twitter.com/mDZMiYCenl
■ 酸素の“受け渡し”をなめらかにする
私たちが呼吸によって取り入れる酸素は、最終的にミトコンドリア内の呼吸鎖において、電子と水素イオンを受け取り、水に還元されます。酸素は「電子の最終受容体」として機能しており、電子の流れが滞ればATP産生が阻害されるだけでなく、活性酸素の生成リスクも高まります。
有機ゲルマニウムには、この電子伝達系における流れをスムーズに保つ作用があると報告されています。特にアサイゲルマニウムは、酸素の供給効率や組織への解離(放出)を促す働きがあるとされ、高代謝臓器での酸素利用に寄与している可能性があります。
このように、ゲルマニウムは赤血球そのものを変えるのではなく、**酸素の運搬と放出の最終工程を裏側から支える“電子系の触媒”**のような存在として機能していると考えられます。
■ 活性酸素の中和と、膜酸化の防止
また、赤血球が老化する大きな要因のひとつが「膜の酸化」です。赤血球は一度形成されると修復ができず、酸化ストレスを浴びるたびに、少しずつ膜が硬くなり、変形能力が失われていきます。これが寿命の終わりを早める原因になります。
アサイゲルマニウムには活性酸素を選択的に除去する抗酸化作用があることが知られており、とくに過酸化水素(H₂O₂)の分解において顕著です。この作用により、赤血球の膜が酸化から守られ、結果的に質の高い赤血球がより長く機能を維持することが期待されます。
逆に、すでに酸化が進んだ赤血球に対しては、変性を促して脾臓での選別・排除をスムーズにする可能性もあり、“老化赤血球のふるい落とし”を加速するという仮説も成立します。
■ ペントースリン酸経路とNADPHの補助的支援
赤血球にはミトコンドリアが存在しないため、エネルギーは解糖系からのみ供給されますが、もうひとつ重要なのがペントースリン酸経路です。この経路ではNADPHが生成され、細胞内での抗酸化システム(とくにグルタチオンの還元)を支えています。
ゲルマニウムはこのNADPH産生を直接活性化するわけではありませんが、酸素供給の円滑化と電子移動の促進を通じて、赤血球内の代謝バランスを“酸化されにくい方向”に保つという、間接的なサポートをしていると考えられます。
■ 「沈黙の触媒」としての位置づけ
有機ゲルマニウムは、ホルモンのように標的器官にメッセージを伝えるわけでもなく、栄養素のように構造を作るわけでもありません。むしろそれは、酸素と電子の流れを整える“沈黙の触媒”のような存在です。
このような特徴をもつ物質が、赤血球という「沈黙の細胞」に働きかけたとき、どのような代謝変化が起こるのか。
第3章|48時間で赤血球を代謝させるという主張をどう捉えるか?
「ゲルマニウムは48時間で古い赤血球を代謝させる」
この主張は一部の代替医療や波動医学の世界で知られています。生理学的常識からすれば、赤血球の寿命は約120日であり、全体が48時間で一掃されるなどという現象は、病的溶血を除けばまず起こり得ません。
では、この「48時間説」は完全な迷信なのでしょうか。
そう断じてしまう前に、私たちは“赤血球の代謝”とは何を意味するのかを、今一度丁寧に捉え直す必要があります。
■ 赤血球代謝の実態は「質的選別」である
赤血球の代謝とは単に時間の経過で均一に古くなっていくわけではなく、状態の良し悪しに応じた“選別”が常に行われている動的なプロセスです。
酸化ダメージを受け、膜の柔軟性を失った赤血球は、変形能が低下し、微細血管を通過できなくなります。すると脾臓がそれを感知し、静かに処理していきます。
これは、まさに「状態に応じた死(選別死)」です。
重要なのは、この選別スピードは状況によって変化するということです。たとえば、炎症、ストレス、酸化ストレスの亢進、または代謝環境の変化により、「老化赤血球の淘汰」は一時的に加速されます。
■ ゲルマニウムが代謝を“選別加速”させる可能性
ここで登場するのが、有機ゲルマニウムです。アサイゲルマニウム(Ge-132)は以下のような生理的作用を持つとされています。
活性酸素、とくに過酸化水素(H₂O₂)の選択的除去
微小循環の改善による赤血球の酸素放出効率の向上
電子の流れ(酸化還元)を整える触媒的作用
組織酸素濃度の“局所的最適化”
これらが組み合わさることで、「酸化し、機能低下した赤血球」がより早く見分けられ、処理されやすくなる土壌が整います。同時に、骨髄での造血にも酸素とATPの供給が改善され、新しい赤血球の産生もスムーズになる可能性があります。
すなわち、
ゲルマニウムは「全体を入れ替える」のではなく、「下位10〜20%の劣化赤血球を48時間で入れ替える」
これが、この主張の合理的な翻訳ではないでしょうか。
老化赤血球をゲルマ添加したマクロファージが貪食する画😳
— 續池均(kintsuzuike)@MTR Method Lab®︎ (@kintsuzuike) February 7, 2024
赤血球の破壊と再生にはアサイゲルマニウムが著効する。48時間で老化赤血球を代謝してくれる💡
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■ 体感の変化と“血の平均年齢”の若返り
この「質的代謝の加速」が起こると、体感としては以下のような変化が現れやすくなります。
顔色が明るくなる
頭が冴える、思考がクリアになる
手足が温かくなる、末端の冷えが改善する
運動後の疲労回復が早くなる
むくみが軽減される
これらはすべて、赤血球の酸素運搬能と微小循環の改善によって説明できる現象です。つまり、“血の平均年齢”が若返ったことによる間接的な恩恵だと考えることができます。
■ 48時間という数字の“意味”とは何か
ここで最後に問いたいのは、「48時間」という具体的な時間軸の意味です。これは科学的厳密さというより、体感として変化が現れやすいひとつの目安として語られてきたのではないでしょうか。
生体は一定のしきい値を超えると、急速に反応を示すことがあります。ゲルマニウムの摂取によって、酸化老化した赤血球の除去が臨界点を超え、2日目あたりから血液の“色と質”が目に見えて変わるという事例が、多くの経験報告と一致しているのです。
「48時間で赤血球が代謝される」という言葉は、額面通りの物理的入れ替えではなく、血液の構成が短期間で変容しうる現象を象徴的に語ったものと見るべきです。そこに、ゲルマニウムの生理作用が深く関与しているとするならば、この主張は決して荒唐無稽なものではありません。
むしろ、質的代謝という“見えない変化”を掘り下げるためのきっかけとして、科学的にも再評価されるべき問いなのかもしれません。
第4章|ゲルマニウム1,000mg×14日で起こる“質的血液変化”
有機ゲルマニウムを1日1,000mg。
これを14日間継続摂取するという行為は、いわば「血液環境に対する継続的刺激」であるといえます。ここでは、この高容量かつ中期的な摂取が人体にもたらすと考えられる“質的変化”を、科学的根拠と体験的報告の双方から読み解いていきます。
■ 数値ではなく「質」が変わるという視点
まず前提として強調したいのは、「血液が変わる」というのは、一般的な血液検査に表れるようなヘモグロビン濃度や赤血球数が劇的に変化することではありません。むしろ、変化するのは赤血球の質、すなわち柔軟性、酸素放出能、膜の酸化耐性といった、通常は測定されにくい部分です。
この“質の向上”こそが、微小循環・代謝・神経系の働きに波及し、さまざまな体感的変化をもたらすのです。
■ 1日1,000mgの継続がもたらすフェーズ別の変化
14日間というスパンを、体感と生理変化の観点から以下のようにフェーズ分けしてみましょう。
▶ 第1フェーズ:1〜3日目
酸化赤血球の選別・排除が加速
微小循環の改善によって顔色、手足の温感、集中力に変化が出る
「血が巡り出した」ような軽快感や冴えを感じることがある
▶ 第2フェーズ:4〜7日目
組織内の酸素供給効率が上がり、疲労回復や睡眠の深まりが起こりやすくなる
一部で便通の改善・むくみ軽減が出始める
ミトコンドリア活性によるエネルギー代謝の底上げが始まる段階
▶ 第3フェーズ:8〜14日目
骨髄からの新しい赤血球の産生が反映され始める(通常、造血は5〜7日で1サイクル)
「朝が楽」「運動後の疲労が軽い」「思考のキレが戻る」といった持続的な改善を感じやすくなる
精神的安定感や体内リズムの“落ち着き”が出てくる人もいる
■ 実際に報告されている体感変化一覧
1,000mg×14日継続摂取者の中には、以下のような体感変化を報告する例が多く見られます。
起床時の頭の重さが消える
耳鳴りや目のかすみの軽減
便通のスムーズ化(便の色やにおいの変化)
手足の冷え、むくみの解消
運動後の疲労感の低下
集中力・思考力の明確な向上
感情の安定や不安感の減少
肌ツヤの改善、顔色の明るさの変化
これらは単なるプラセボとは言い切れないほど、一貫した“酸素供給と微小循環の改善”という共通点を示しています。
■ 細胞代謝の底上げという全身的効果
14日間にわたり酸素供給と電子の流れが最適化されることで、赤血球だけでなく、ミトコンドリアの代謝回路全体が底上げされる可能性も示唆されます。とくにTCA回路とNADH/NAD⁺系の活性化、さらにはグルタチオン系の抗酸化システムの強化は、ゲルマニウムの継続投与によって促されると考えられています。
これにより、赤血球以外の細胞、たとえば神経細胞や免疫細胞においても、「酸化と代謝のバランス」が改善され、全身の恒常性(ホメオスタシス)が再調整されるというモデルが描けます。
■ 質の変化は“戻らない感覚”として残る
おもしろいのは、14日を終えたあとに「もう元の状態には戻りたくない」「体内の空気が変わったように感じる」という声が少なからずあることです。これは、数値では測れない「体の調律」が進んだ証ともいえるでしょう。
體の声は、必ずしも医学用語や検査結果で語られるものではありません。
“息の通りが違う”とか、“細胞が軽い”といった表現にこそ、血の質が変わった証拠が宿っているのです。
第5章|骨髄だけではない?
──腸管絨毛における造血の仮説
赤血球は骨髄でつくられる。これは生理学の常識として知られています。事実、骨髄には造血幹細胞が豊富に存在し、白血球・赤血球・血小板などあらゆる血球系細胞の供給源として機能しています。
しかし近年、代替医療や生命場理論、生体電気の分野では、「骨髄以外でも造血が行われているのではないか」という仮説が静かに広まりつつあります。
その候補のひとつが腸管絨毛です。
■ 腸は“血”をつくる臓器なのか?
私たちの腸は、食物を消化・吸収するだけでなく、
腸内細菌との共生
神経系(腸管神経系)との連携
免疫細胞の発現と活性化
など、全身の恒常性維持において極めて中心的な役割を担っています。
その腸の絨毛部分、つまり栄養の吸収を行う微細構造には、毛細血管・リンパ管・神経・免疫細胞が密集しています。この領域に、造血様の前駆細胞が存在するのではないかという指摘がなされています。
■ 千島喜久男博士の腸造血説
日本の生物学者・千島喜久男博士は、「血液は腸管絨毛の未分化細胞から生まれる」という独自の仮説を提唱しました。これは、血液が骨髄由来であるという定説を根本から覆す大胆な説でした。
千島学説では、赤血球は腸の絨毛内で小腸内容物の栄養素を取り込みながら分化し、腸絨毛下部の毛細血管から全身へと送り出されるとされます。また、造血の素材としてのタンパク質・ミネラル・酵素・酢酸などの“栄養因子”が重要視されています。
この考え方では、食べたものが直接「血」になるという、東洋的な“身土不二”の思想とも重なり合います。
■ ゲルマニウムと腸絨毛の再生
有機ゲルマニウムの研究では、腸管粘膜の代謝改善や、絨毛表面積の拡張に寄与する報告も存在します。酸素供給や局所血流が改善されることで、腸内の未分化細胞や免疫細胞の活性も変化し、腸そのものの“造血能力”が目覚める土壌が整う可能性があります。
仮に、腸が赤血球の前段階である“原始的な未分化血球”を生み出しているとすれば、ゲルマニウムのような酸素・電子の流れを整える物質は、腸造血機能の賦活因子となるかもしれません。
■ 骨髄と腸の“造血二元論”という視点
ここで提案したいのは、骨髄と腸のどちらが正しいかという二項対立ではなく、「人体には複数の造血ルートが存在している」という生理的二元論の視点です。
たとえば、急性の出血や骨髄機能の低下時において、腸由来の補助的な造血機構が働いているとすれば、ゲルマニウムによってその機構がサポートされることも、理論上は成り立ちます。
そしてこれは、ゲルマニウムを摂取した際に報告される「腸の活性」「便通の変化」「血の巡りの改善」という一連の変化をつなぐ“補助線”にもなり得ます。
■ 造血を“腸で語る”という逆転の発想
腸は、食べ物を処理する器官であると同時に、“氣・血・水”をつくる源でもある。この東洋的な身体観と、現代の分子栄養学・マイクロバイオーム科学を接続する地点に、「腸造血」という仮説は存在しています。
血液の質を整えようとするとき、骨髄だけでなく、腸内環境、腸粘膜、そして栄養摂取の全体像を見直すこと。それこそが、真の意味で“赤血球の再構築”を果たす鍵になるのではないでしょうか。
終章|“血の再構築”は可能か──見えない代謝に手を添えるという思想
今回の記事では、有機ゲルマニウムという一つの物質を軸に、「赤血球の代謝は本当に120日なのか?」「血液は質的に変わるのか?」「腸でも造血されているのか?」という問いをめぐって、複数の視点から掘り下げてきました。
その過程で私たちが見えてきたのは、「赤血球は数ではなく質で語られるべきである」という原則、そして「代謝とは、見えない変化の連続である」という生命の基本構造です。
■ 代謝は、“変化していく力”の別名である
代謝とは、単に栄養素が分解され、再合成されるという“化学反応”ではありません。それは、「常に変わり続けることを許しながら、自らを保っていく」そうした生の根源的な態度そのものです。
赤血球もまた、日々、古いものが淘汰され、新しいものが静かに送り出されていきます。そのサイクルは、数ではなく“響き”で感じ取られるもの。
顔色、息の通り、体の軽さ、思考の明晰さ。
こうした微細な感覚の中にこそ、“血の変化”は宿っています。
■ ゲルマニウムは何を変えたのか
有機ゲルマニウムを摂取することで、数値的な劇的変化は起こらなかったとしても、
酸化された赤血球が速やかに淘汰される
酸素と電子の流れが整い、組織の声が静かに響きはじめる
腸から血、血から組織、そして全身が再調律されていく
そんな“静かな革命”が、私たちの體の中ではじまっている可能性があります。
ゲルマニウムは魔法ではありません。
しかし、生体の響きを整える「共鳴の触媒」として、確かな手応えを残しているのです。
■ 再構築とは、「新しくなる」のではなく「元に戻る」こと
“再構築”という言葉には、「壊れてしまったものをもう一度組み直す」というイメージがあるかもしれません。しかし本質的には、「元々の調和に立ち返る」ことが再構築なのではないでしょうか。
赤血球の質が整えば、體は自然と元のリズムを取り戻し、自己修復のプログラムが静かに起動します。それは薬でも治療でもなく、自然の流れに手を添えるというアプローチです。
■ 「血が変われば、體が変わる」
この言葉は、本稿全体を貫く結論であり、出発点でもあります。
そして今後は、単なる赤血球の話にとどまらず、
ミトコンドリアのエネルギー生成
組織の酸素利用効率
腸内フローラとの共振
自律神経系との相互作用
といった、多層的な“生命の調律”へとテーマを広げていく必要があるでしょう。
ゲルマニウムは、その入り口にすぎません。
しかしこの入り口に触れたことで、私たちは“血の質”という深い世界に一歩踏み出すことができました。
代謝は見えません。
でも、その変化は、確かに響いてくるのです。
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