ドイツ一人旅_ターン_11_02【海外旅行】
1999年冬 11日目 シュトゥットガルト
シュトゥットガルト中央駅に到着すると『地球の歩き方』に掲載されていた手頃な駅前のホテルに向った。
そのホテルは徒歩1分程度ですぐに見つかった。ガラスの扉を開いて中に入ったが、受付には誰もいなかった。
「グーテン ターク(こんにちは)」
大きな声で呼んでも誰も出てこない。そのとき、カウンターにある電話機の横に短縮番号が書いてあるメモを見つけた。席を外しているのでその短縮番号に電話して下さいということなのだろうか?僕は恐る恐る受話器を握り、短縮番号を押した。
「プププ プププ プププ」
3回目の呼び出し音が鳴り終わったところで、男性が電話に出た。
「ハロー」
「ハロー 今日泊まりたいのですが部屋は空いてますか?」
「空いてるよ。それよりもターンしてごらん」
「ターン?」
「そうだよ。ターンしてごらん」
相手の男性は何度も何度も「ターン」を繰り返す。何のことだか理解できずなんだかとてもイライラしてきた…
次の話 (表示されない場合は次回更新までお待ちください)
#旅 #旅行 #海外旅行 #旅行記 #一人旅 #ひとり旅 #ヨーロッパ #ドイツ #バックパッカー #ショートショート #連載
いいなと思ったら応援しよう!
サポートして頂いたら有料記事を購入します!