ドイツ一人旅_進行方向_09_08【海外旅行】
1999年冬 9日目 フュッセン~ミュンヘン
階段を降り、坂を下り、バス停にたどり着くとタイミングよくバスがやってきた。
バスに揺られてフュッセン駅に戻ってきた。ホームの入口には看板があり、各国の言葉が書かれていた。日本語では『さようなら』と書いてあった。
列車の中は比較的空いていた。
「進行方向はどっちかなぁ」
「あっちだよ」
僕はミュンヘンの方向を指差した。するとNさんは素早く進行方向の席に座った。乗り物にはあまり強くないらしい。座席はボックス席なので僕は自然と逆方向の対角線に座った。
それからミュンヘンの情報交換が始まった。
「昨日はユースホステルに泊まったんだ。だけど相部屋の日本人とあんまり気が合わなかったから、チェックアウトしてきたんだ」
「私は中央駅の目の前のホテルに泊まっているの。部屋にシャワーもあるし、とても便利だよ」
「でも駅前だと結構高いでしょう?」
「そんなことないよ。一泊朝食付きで60マルク」
「60マルク!本当に?」
ユースホステルの約2倍の値段だが駅前のホテルの相場としては2、3割安いと感じた。
「今日はもう一つのユースホステルに行こうと思っていたけど、その駅前のホテルの部屋が空いていればそこに泊まりたいな」
「それじゃ、私が空き室があるか聞いてあげるよ」
ということで、ミュンヘン中央駅に到着するとインフォメーションに向かった。
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