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【家電猫】第4話

お掃除ロボ猫、墨乃介(すみのすけ)‼




ガガガ……
ゴンッ!!

キッチンの隅っこ
壁と棚のわずかな隙間に
お掃除ロボ猫が
頭から突っ込んで挟まっている。

タイヤが空回りして
お尻が浮き上がってしまった様子。

「むむむ……
ここも 行き止まりで ござる
また迷子に、なったで ござる……」

お掃除ロボ猫は
困った様子で、つぶやきました。



「……んニャ? なんだか、変な音がするニャ。」

トースター猫は
キッチンの隅にある棚から
音が聞こえてきたので
様子を見に行きました。

「……やれやれ。またニャ。
そこは お掃除する場所じゃなくて
挟まる場所になってるニャ。」

トースター猫が
あきれた様子で
お掃除ロボ猫の
後ろ側に回って
よいしょと引っ張り出す。



「おお、トースター猫!
いやはや、かたじけないで ござる
助けてくれて ありがとうで ござる!」

隙間から出てきたのは
お掃除ロボ猫の
「墨乃介(すみのすけ)」

ようやく抜け出した
墨乃介にトースター猫は
やれやれと、ため息。

「拙者が、このような隙間に
とらわれるとは……。
これぞ、修行の足りぬ証で ござる!」

無事に脱出した墨乃介は
落ち込んでいたのも、つかの間
次の瞬間、またしても反対側の壁に
向かって突進し始めました。



「いざ、お掃除で ござる!
次なる敵(ホコリ)は……
あそこの壁で ござる!!」

墨乃介は、そう言うと
迷いのない加速で
壁へと 大激突。


「ひゃあああ!
また 壁に突っ込んだニャー!!
まっすぐ お掃除するニャアー!!」

トースター猫は
そのあまりの「ブレなさ」に
大慌てで、止めに行きました。


お掃除ロボ猫、墨乃介
明日こそは、迷子にならないで
キッチンの掃除ができるといいね。

つづく


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