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脳は「イメージ」と「現実」を区別できない——このバグを使って強運になる方法【強運の技術・第3章】

はじめに

イメージと現実を脳は区別できない——
この事実を知っているか知らないかで、
人生は決定的に変わります。

第2章では、運の司令塔「扁桃体」の正体と、
扁桃体は訓練で書き換えられる
というお話をしました。

「でも、訓練ってどうやるのー?」
「毎日呪文でも唱えるのー?」
と思いましたよね。

——実は、それに近いんですよ。

人類が見つけた最強の脳の使い方は、
ある意味で「呪文」と呼んでもいいくらい
シンプルな方法なんです。

今日は、その仕組みを完全に解明します。

これを知った後のあなたは、
もう「運が悪い」という言葉を
口にすることはなくなります。


3-1:脳には「重大な欠陥」が組み込まれている

最初に、衝撃の事実をお伝えします。

あなたの脳には、
生まれつき重大な欠陥が組み込まれているんですよ。

「えっ、欠陥?脳に問題があるってこと?」
と思いましたよね。

そうなんです。
しかも、その欠陥は人類全員に共通して存在します。
あなたも、私も、世界中の人類全員が、
この同じ欠陥を抱えて生きている。

その欠陥というのが、これ。

脳は「目の前で起きている現実」と
「頭の中で鮮明に描いた光景」を、
まったく同じものとして処理してしまう。

「いやいや、そんなわけないでしょ。
自分が今コーヒー飲んでるか、
コーヒー飲んでる想像してるかぐらい、
当然分かるし」と思いますよね。

——それが、分からないんですよ。

証拠を見せます。


3-2:黒板を引っ掻く音で証明される脳の欠陥

簡単な実験をしてもらいます。

これから読む文章を、
できるだけ鮮明に頭の中で再現してください。

【黒板実験】

あなたは小学校の教室にいます。

目の前には、古い黒板。

先生が長い爪をした手で黒板に近づきます。

そして——

爪を黒板に立てて、
ゆっくりと、ギーーーーッ……と下に引きずります。

「キィィィィィ……」

耳をつんざくような甲高い音が、
教室中に響き渡ります。

その音が、もう一度。

「キィィィィィ……」

どうですか?

背筋がゾワッとしませんでしたか?
肩がすくみませんでしたか?
顔がしかめっ面になりませんでしたか?

実際には、黒板も、先生も、音も、
どこにも存在していないんですよ。

——これが、脳の欠陥の正体です。

あなたの脳は、たった文字を読んだだけ
「黒板を引っ掻く音を聞いた」と判断して、
体に「不快に反応せよ」という命令を出してしまった。

おかしいですよね。
冷静に考えたら、
音なんてどこにも鳴ってないのに、
なぜ体が反応するのか。

答えは1つしかありません。

脳にとっては、
リアルに想像したことも本物と同じだから。

これが、人類全員に共通する脳の欠陥なんですね。


3-3:この欠陥は「あなたの運」にも適用される

ここからが本題です。

この欠陥、
黒板の音だけに起きるわけじゃないんですよ。

人生のあらゆる場面で適用されます。

過去の体験でも、未来の想像でも、
すべて同じ。
脳は「今、本当に起きていること」だけを
処理しているわけじゃない。
頭の中で鮮明に描いた光景も、
同じように処理してしまう
んです。

例で説明しますね。

【パターン①:毎日「最悪のシナリオ」を想像している人】

通勤電車の中で、
こんなことを延々と考えている人がいるとします。

「来月のプレゼン、上司に怒鳴られたらどうしよう」
「副業がバレてクビになったら、家族養えないな」
「定年まで会社にしがみつくしかないのか」

脳の中で何が起きているかというと——

つまり、現実には何も起きていないのに、
脳と体は「悪いことが起きた状態」を
毎日体験している
んですね。

その結果、体はどんどん消耗して、
思考もネガティブに固まって、
本当に運が悪くなっていく。

「気にしすぎ」「考えすぎ」って言われる人、
実はこれなんです。

【パターン②:毎日「理想の未来」を想像している人】

逆に、
こんなことを想像している人がいるとします。

「副業が軌道に乗って、月50万稼げた瞬間」
「家族を初めて海外旅行に連れていく日」
「会社を辞めて、自分のペースで仕事してる3年後」

脳が「自分はすでに成功している」と判断するから、
扁桃体は「成功は快」と認識し直すんですよ。

結果、行動が変わって、
現実も変わっていく。

これが、
「強運な人」のメカニズムの正体です。


3-4:成功者がやっていた「未来の記憶」を作る技術

実は、世界の成功者たちは、
知ってか知らずか、この欠陥を利用していたんですよ。

スポーツ選手の世界では
「メンタルリハーサル」と呼ばれます。

——なぜこれが効くのか。

脳の欠陥を使って、
「未来の記憶」を脳に
先回りで植え付けている
からなんでね。

人間の脳は、過去の記憶を元に行動を決定します。
「あの時できた」という記憶があるから、次もできる。

ここで重要なのが、
脳は記憶の「日付」を確認しないということ。

つまり、まだ起きていない未来の成功体験を、
毎日鮮明に想像することで、
脳に「成功した記憶」を先払いで作っているわけです。

そして脳がその「未来の記憶」を
本物だと信じ込んだ瞬間——
現実がその記憶に追いついてくるんですよ。


3-5:脳の欠陥を使う3つの実践テクニック

具体的にどう使うか。
3つの実践テクニックをお伝えします。

【テクニック①:朝晩のメンタルリハーサル】

第6章で詳しく話しますが、
基本のやり方を先に紹介しておきます。

ポイントは2つ。

  1. 「達成した状態」をイメージする(「したい」ではなく「した」)

  2. 五感をすべて使う(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)

これを毎日続けると、
扁桃体が「成功した自分が標準」と認識し始めます。

【テクニック②:「すでに〜している」言葉に変える】

普段使う言葉も、
脳の欠陥を利用できます。

これ、最初は嘘くさく感じるはずです。
私も最初は「こんなの効くわけない」
と思ってましたから。

でもね、毎日繰り返すと、扁桃体が
「これマジじゃね」と本気で勘違いし始めるんですよ。

そして勘違いし始めた瞬間、
行動が変わって、現実が後からついてくる。

詳しくは第4章で「アファメーション」として深掘りします。

【テクニック③:成功者の動画を毎日見る】

これは意外と効きます。

成功者の動画を毎日見ていると、
ミラーニューロン(第2章で話した「コピー機能」)が働いて、
脳が「自分もこっち側の人間だ」と勘違いし始めるんですよ。

毎日10分でいいです。
あなたの脳に「成功者の標準」を
インストールしていきましょう。

3-6:この欠陥を「敵」にするか「味方」にするか

最後に、最も重要なメッセージをお伝えします。

脳の欠陥は、誰の脳にも組み込まれています。
あなたにも、私にも、世界中の人類全員に。

問題は、この欠陥を
「敵」として使ってしまうか、
「味方」として使うか
だけ。

これだけなんですよ。

世の中の運が悪い人は、
知らずに欠陥を「敵」として使ってます。
毎日、未来の不幸を想像して、
脳に「不幸の記憶」を作り続けている。

世の中の運がいい人は、
意識的に欠陥を「味方」として使ってます。
毎日、未来の成功を想像して、
脳に「成功の記憶」を作り続けている。

——スタートラインは同じ。
脳の欠陥は平等に組み込まれている。

違うのは「使い方」だけです。

今日この瞬間から、
あなたも欠陥を味方につけてください。

明日からの章で、
その具体的な手順を1つずつ解説していきます。


第3章まとめ

  • 人類の脳には全員共通の「重大な欠陥」が組み込まれている

  • その欠陥は、イメージと現実を脳は区別できないというもの

  • 成功者は知ってか知らずか、この欠陥を利用して「未来の記憶」を作っていた

  • 実践テクニックは3つ:メンタルリハーサル・言葉の書き換え・成功者動画の視聴

  • 欠陥を敵にすれば不幸が現実化し、味方にすれば成功が現実化する

次回予告(第4章)
明日からはいよいよ実践フェーズに突入します。
第4章では、強運になるためのフェーズ1——
脳のブレーキを破壊する
「成功への罪悪感」の取り除き方をお伝えします。
あなたが知らないうちに、
脳に刷り込まれている
「成功は悪いこと」という洗脳。
これを徹底的に書き換える方法を、
明日詳しく解説します。
それではまた明日。

第1章はこちらから
第2章はこちらから

第4章はこちらから
第5章はこちらから
第6章はこちらから
第7章はこちらから[完結]


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