クライミング:ボルダラ―になったらおしまいだ感のある山岳会界隈
さて、クライミング界のことを少し書こうかな?
アルパインクライミングの世界観の人たちは、なぜか
「ボルダラ―になんかなったらおしまいだ」
って思っているふしがあります(笑)。
なので、登山をしていて、可愛い新人君として山岳会に来て、「僕は北鎌尾根が目標です!」なんて、かわいいこと(うぶなこと)言っていると、先輩としては「よし!」と思います。北鎌尾根は簡単なので。
北鎌尾根は、たぶん、『日本登山大系』を読まなくても分かる唯一のバリエーションルートなんです。加藤文太郎が死んだから。
私は、同じ山の人でも、前穂北尾根で死んだ大島亮吉派でした。孤高ではなく、美しい山が好き。無雪期にしか行きませんでしたが、4峰にどこに落ちるようなところがあるのかなぁって思いました。(知らない方のために書くと、大島亮吉は、涸沢側に転落して29歳の若さで亡くなりました。)
で言いたいことはですね…。最近の登山者って、加藤文太郎も、大島亮吉が前穂北尾根で死んだことも知らないで、登りたいって言ってくるんですよ。
で、連れて行ったら、ピースしてSNSに投稿して終わり。
と言うので山岳会のほうも警戒して、安易に連れては行かなくなっていると思います。
ブイブイ言わせたいだけ?もしかして
私の最初の師匠は、大変山の本に詳しい方でした。私も山の本は好きだったので、話が合いました。柏瀬さんと言う方の本が今でも好きです。
アルパインクライミングというより、山自体が楽しいって感じかなぁ。
私は読図を必要とするような山が好きです。
先鋭的なアルパインクライミングを志向したくても、実力上できないっていう制約がまずあります。そんなの、当然ですよねぇ…?
43歳から登っている人に先鋭登山を求める人はいません。
なのになぜか、男性クライマーはそれが分からなくなるみたいで…自分と同じ基準で私が登れないからと言って、恩着せてくるんです。こっちはつきあってやっているのに。えー?男子と行きなよ…ってなるんです。
ジムで登っていたら、組みませんか?ときた男性が、私と同じくらいの5級しか登れず、その実力で鹿島槍北壁に行きたいのだと…。何をほざいているんだか…と思いました。(山梨の5級は辛いですが)
しかし、5.12まで登っていたとしても、人工壁とゲレンデの往復で、ロープワークは自体がお留守では…。セカンドがオールエイドでついて行ってやらないといけなくなったら、それは、完全にご接待クライミングです。フリーで登れるのが楽しいのですから。私だったら、相手が楽しめるグレードまで下げてあげます。
というので、結局、男性クライマーは視野が狭くて、一緒に登るにはいまいちのことが多いです。レーシングカーレーサーだった男性と明神ほか、いくつかの八つのバリエーションをこなした後、私にはアイスクライミングのほうが才能があると分かったので、そこからは、二番目の師匠と登ることにしていました。アイスクライミング歴40年だったためです。技術継承せねば。
彼から継承した技術は、ここにまとめています。
白亜スラブに一緒に行った、最後の相方とは一年持たなかったですが、たぶん、相手に女性に対する無知があったと思います。原家庭の中に女性が一人しかいない家族の生まれのようでした。
女性の能力が理解できない人と一緒に登ると、どっちがどっちの面倒見ているか?という認識がずれまくります。
まるで14歳の男の子を連れたお母さんみたいなことになる…つまり、男の子のほうは、俺はすごい!ママより強い!と思って強気に出ているところ、それは危険だよと制止する母親になってしまいます。男の子のほうは、何を大げさな、と思っているので話を聞かない。それでその子のミスで怪我をするのは?ママのほう…。
14歳でなくても、男性が女性より強いのは当然です。
ところが、これが分からないというか、そういう段階にないのが、自分の能力を山で試したい!と願っている男性クライマーのメインの心理ニーズみたいなんですよ…。
となると、手軽に楽しめるボルダーがいいのではないか?と思います。
外ボルダーなら、アウトドアにあるし、無料ですし。アルパインエリアにある、外ボルダーに行けば、山ボルダリング。クラッシュパッドを山に運ぶ酔狂な人はいない、と皆からは言われていましたが、どうもいます(笑)。
それでいいのではないかと思うですよね…。
アルパインクライミングをかっこいいクライミングとして宣伝してしまったのは、「ボルダラ―にしてしまうと俺のパートナー候補がいなくなる」って危機感が、基本的にアルパイン系の山岳会にはあるのではないかと思いますが…。
そう言っている人、たいてい奥さんがビレイしています(笑)。お父さんにビレイしてもらっている人も見ました。これら事例をみると、どこまでも、男性は甘えんぼなんだな、と思うんですよね(笑)。
一方女性クライマーを見ても、ビレイヤーにふさわしい人がいるかと言うと…これもまた疑問。リスクより先に、”私だってできるもん!”な人が多いのです。
以前、組んでみた女性は、ショートだと思って行ったら、いきなり太刀岡左稜線…ここはロープが違う…ダブルが要ります。ので、断って、1ピッチ目だけで遊びましたが…。フリークライミング出身の人はシングル以外が使えないのです。
というので、ホントに難しいのがクライマーライフです。もう九州は絶望的状態ですので、日之影町でボルダリングをするのが一番おススメです。


