【2日目】瀬戸内・四国キャンピングカー旅
岡山のRVパークで迎えた、キャンピングカー旅の最初の朝。
初日の夜、「4人で閉め切って寝るなら換気が必要だろう」と、良かれと思って回した天井の換気扇ですが……これが大失敗でした。
GWの夜を完全にナメていました。外の冷気が徐々に入り続けた結果、夜明け前、あまりの寒さにみんな目が覚めてしまいました💦
慌てて換気扇を止めFFヒーターをつけることに。
FFヒーターとは、車のインパネで操作するヒーターとは別のもので、エンジンを切った状態でも使用できます。なお、この車のFFヒーターの燃料はガソリンを使います。
徐々に車内が温まり、再びみんな眠ることができました。今までのキャンピングカー旅ではFFヒーターを使ったことがなかったので、この設備のありがたみを身をもって知ることができました。
さて、2日目の予定は、岡山から広島県へと移動し、そこからしまなみ海道を通って愛媛県へと渡るルートです。
実は昨日、岡山への移動中に「瀬戸大橋、強風のため通行止め」という電光掲示を目にしました。キャンピングカーにとって横風は最大の敵です。「明日のしまなみ海道は大丈夫かな……」と、昨日からずっと頭の片隅に小さな不安感がありました。
私たちの旅としては2日目ですが、この日は5月2日(土)。
世間的にはゴールデンウィークの初日です。大渋滞も覚悟していましたが、交通情報をチェックするとほぼ渋滞はなさそうです。
その上、しまなみ海道も通行可能!
というわけで、昨日買った朝食を車内で食べ、いざ出発!
生口島でジェラートと海
いよいよ本州を抜け、しまなみ海道へと突入します。
やはり海を渡るドライブはワクワクします。事前に想像していたよりも島と島との距離が近く、一つひとつの橋もそこまで巨大なわけではなかったため、心配していた横風もハンドルを取られるほどではありませんでした。

そんな瀬戸内の美しい島を駆け抜け、生口島(いくちじま)へと車を降ろしました。
まずは、島内にある有名なジェラート専門店「しまなみドルチェ」へ。
瀬戸内の照りつける太陽の下、私がいただいたのは「伯方の塩」のアイスミルク。心地よい塩気が甘みを引き立ててくれる、おすすめの一品でした!

その後、再び車を走らせ、「瀬戸田サンセットビーチ」へ。
やはり海はいいものですね。
寄せては返す波の音や、ふわりと鼻をくすぐる潮の香り。どこかノスタルジアを感じる美しい浜辺を眺めながら、家族で穏やかな時間を過ごしました。

さて、ここから一気に松山へ!と行きたいところでしたが、瀬戸内の甘いジェラートと静かな海に、私の心はすっかりほぐされすぎてしまったようです。四国に上陸した直後、急激な眠気が私を襲いました。
SAでの仮眠
無理をせず、来島海峡サービスエリア(SA)に車を滑り込ませました。
私以外の家族はランチへと向かい、私は一人、車内で仮眠を取ることに。
足を完全に伸ばし、枕がある広々としたベッドに体を横たえ眠りにつく。この特権こそ、キャンピングカー旅の最大の醍醐味だと身に染みて実感しました。

東道後「そらともり」
今治を軽快に走り抜け、夕方に愛媛県松山市の「そらともり」へ到着。
今回の旅でお風呂巡りを楽しみにしていた我が家にとって、ここは外せない聖地でした。そして、その実力は私の想像を遥かに超えていました。
男性サウナ室はオートロウリュ仕様で、いい蒸気が巡っています。
(娘たちから聞いた話では、女性サウナはセルフロウリュ式だったそうで、娘たちが「自分で水をジャーってやったよ!」と嬉しそうに教えてくれました)
見てください、この座席配置。

このいびつな座席配置。
規則正しさばかりを追求する社会へのアンチテーゼのような気がしてきます。
(そうだ、だから僕はキャンピングカーに乗るんだ)
最上段に腰を据えて目を閉じる。
いい香り。
人も少ない。
誰も喋ってない。
落ち着く。

何より驚いたのは音響のクオリティです。
サウナ室に専用スピーカーが仕込まれており、優し〜く包み込むような瞑想的な音が流れていました。
(ここは深海。海の底。世間のアレやコレがどうでもよくなる海の底…)
こんな気分になってきました。
後で知ったのですが、サウナのサウンドプロデュースを手掛けているのは、あのサウナドラマ「サ道」の音楽を担当されている高名な作曲家、とくさしけんごさんでした。
どおりで、他のサウナとは一線を画す、深い没入感があるわけです。
さらに、開放的な庭園が広がる露天スペースでの外気浴が圧巻でした。
リクライニングチェアに深く身を預けると、そこにも心地よいサウナ用リラックスミュージックが優しく響いています。
間違いなく、私のサウナ史における最高峰の1つに入る体験でした。
夜23時の満車
そらともり館内で夕飯を満喫した後は、今夜の車中泊スポットとして目星をつけていた、道後温泉近くの公営駐車場へと向かいました。

ところが、なんと駐車場は満車。
私の前にはすでに2台の車が並んで空きを待っている状態でした…。
「このままここで貴重な時間をロスするのはもったいない」
そう瞬時に判断し、私たちは予定を切り替えて急遽、高速道路のSAへ向かうことに。松山自動車道を少し走らせ、伊予灘SAへと入りました。
昨夜の反省を生かし、今夜は換気扇のファンは回さず、換気扇の蓋(戸)だけを少し隙間を開けて眠りにつくことにしました。
昨晩のような寒さに悩まされることは一切なく、家族4人、朝まで誰も目を覚ますことなく、深い眠りで疲れを癒すことができました。
(3日目へ続く)
