2025年「今日の注目記事」ベスト30に選ばれました
大変ありがたい通知が届きました。
私が書いた記事が、2025年「今日の注目記事」ベスト30本に選出いただきました。
note様、本当にありがとうございます!
▼ベスト30本に選出頂いた記事はこちら。
退職代行と「世代の"くくり"」について
この記事は、「『退職代行』を使う世代の気持ちがわからない」と言っていた、50代以上の社員に対して想うことを書きました。
私は「ゆとり世代」と言われていた頃に生まれました。
なので、「ゆとり世代だから仕方ないよね」という言葉を、何度も浴びせられてきました。
そして、今回のような退職代行を使うケースも「若い世代は根性がないから」と、時代でひとまとめする上司に疑問を抱きました。
退職代行と世代は関係ないからです。
退職代行はあくまで「退職の手段」であって、世の中には転職やFIREなどと変わりありません。
ましてや、退職の手続きすらせず辞める人が、これまでもいたはずです。
だから私は、「退職代行=若い世代の問題」という見方に違和感を覚えました。
本質は、世代ではありません。
その人が、どんな状況に置かれていたのかです。
詳しくは、前回の記事に書きましたが、
辞めた人が、どのような気持ちで退職したのかを社内で揉まない限り、根本的な解決には至らないと思っています。
そして、決めつけは「組織」の乱れを生みます。
世代で一括りにすることで、本来向き合うべき「環境」や「構造」から、目を逸らしてしまうからです。
・若い世代だから仕方ない
・最近の人は根性がない
・氷河期世代はかわいそう
・俺らの時代は、地面に頭をこすりつけて・・・
そう言い切ってしまえば、「そんなものだ」と切ってしまいます。
それらはただの「ラベル」であり、見たくない現実に貼られた、都合のいい説明に過ぎません。
もちろん、これらは辞める側にも言えることです。
・この会社だから言わなくてもいい
・ひどい扱いをされたから当然の報いだ
・すべて社会がわるい
これらは、「逃げ」と言われても仕方ありません。
その「逃げ」と言われる覚悟があるかで、退職代行を使うか考えた方がいいと思います。
私は退職代行を使ったことがありません。
ただ、労働環境がきつすぎて、プロジェクトを途中放棄して退職したことがあります。
「自分を守る」という点では正解でした。
ただ、もう少し「恩」を大事にしても良かったかもしれないと、ときどき思います。
あの時は、「この会社はブラックだ」と一方的な衝動に駆られていました。
今振り返ると、私は「会社」ではなく、「自分の感情」とだけ戦っていました。
追い詰められていたのは事実です。
環境も、体力も、余裕もなかった。
だから辞めた判断自体は、間違っていないと思っています。
ただ、判断を「正当化するための言葉」だけで塗り固めてしまっていた。
そこに、反省はあります。
世代でくくることも、
会社を一方的に悪者にすることも、
実は同じ構造なのだと思います。
どちらも、
複雑な現実を、単純なラベルで処理しようとしている。
だから、話が前に進まない。
退職代行を使う人も、使われる側の組織も、
本当に向き合うべきなのは
「誰が悪いか」ではなく、
「なぜ、そうせざるを得なかったのか」です。
世代の問題にしてしまえば、思考は止まります。
仕方ないで済ませれば、改善は起きません。
辞めた人の気持ちを想像すること。
残った側の立場を理解しようとすること。
これらは想像しなければいけません。
世代ではなく、状況を見る。
ラベルではなく、背景を見る。
それができる組織だけが、「辞められ方」ではなく「働かれ方」を変えていけるのだと思います。
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