【映画】『おーい、応為』/悪かったな、北斎の娘で(ネタバレなし)
葛飾北斎の娘であり、弟子でもある葛飾応為を描いた映画、
『おーい、応為』を観てきました。

前々から楽しみにしていた映画ですが、
観るのが「今日」になったのは予定外でした。
きっかけは、昨夜、大河ドラマ「べらぼう」40回を見たことです。
そこに出てきた、あまりにも人外すぎる北斎(笑)に衝撃を受け、
一夜明けた今日。
普通の北斎が見たい。
そう思った私は、すべての予定を繰り下げて、
急きょ、映画館に足を運んだのでした(笑)
葛飾応為は、北斎の娘というだけでは語りきれないほどの
画力と個性を持った画家でした。
代表作に、『吉原格子先之図』があります。

「江戸のレンブラント」とも評される作風ですが、
この絵、時代的な背景を考えると、
もはやオーパーツと言っても過言ではないのではないでしょうか。
オーパーツは、それらが発見された場所や時代とはまったくそぐわないと考えられる出土品や加工品などを指す。英語の「out-of-place artifacts」を略して「OOPARTS」とした語で、つまり「場違いな工芸品」という意味である。
映画の原作としては、こちらの2作品が挙げられています。
<ネタバレにはならない程度の内容紹介>
・冒頭、絵師である夫を罵倒し、
その勢いで「出戻り」するシーンは圧巻。
・「斜に構えて物事を見ていると、絵も腐ってくる」
……名言いただきました。
・川開き、両国の花火のシーンがしみじみと良かった。
・途中、ちょっとしたオカルト演出あり。
(そこまで怖くはないけど、ぞわっとします)
・北斎から「葛飾応為」の画号を与えられる場面は、
「おお!」と感動しました。

・『吉原格子先之図』の着想を得る場面も描かれます。
・途中、登場人物が怒鳴るシーンが数回ある以外は、
物語は淡々と進んでいきます。
・概して、江戸文化と長澤まさみを楽しむ作品。
ということで、どんな人におすすめかを勝手に挙げると。
●長澤まさみさんファン
●江戸文化、浮世絵好き
●普通の北斎が見たい人(笑)
こういう人には特におすすめです。
最後に、私が腑に落ちなかったことを書かせてください。
ある意味、ネタバレかもしれないので、
気になる人は、次の枠内は飛ばしてくださいませ。
<私が腑に落ちなかったこと>
北斎の死後、「応為の行方はわからない」
みたいなテロップが出て、物語が唐突に終了します。
えー!? 主人公は応為でしょう?
北斎亡きあと、ここからどうなったかが知りたいのに!
「史実に残っていないこと」かもしれませんが、
そこを想像で埋めていくのが時代物の醍醐味なのでは?
今の枠内は、完全に私が感じたことです。
感じ方には個人差がありますので、あくまで参考ということで。
今回の記事は以上です。
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