大河ドラマ「べらぼう」での写楽の正体に迫るべらぼうな考察!
江戸文化好き、「図書・図書館史」好き司書、きのころです。
今回は、個人的に「べらぼうだねぇ!」と思ったnote記事を紹介します。
自称「妄想歴史家」、foyouさんによる
大河ドラマ「べらぼう」における写楽の正体を考察した記事です。
「もう写楽とか、先取りしすぎ!」と感じる方もいるかもしれませんが、
これから終盤のクライマックスに向けてドラマが加速していく「今だからこそ」読んでおきたい考察だと思います。
記事の紹介の前に
記事を紹介する前に、少しだけ平賀源内先生についてプレイバックさせてください。
話は、源内先生が退場した、
第16回「さらば源内、見立は蓬莱」に遡ります。
皆さんは、源内先生が殺傷事件を起こした場面、あの部屋に、小さい箪笥、あるいは「箱」のようなものがあったのを覚えていますか?
意味ありげに画面に映るのですが、特に説明はなし。
放送終了時から、我が家では
「あの意味ありげに映るのは何?」と盛り上がり、
録画を巻き戻して見直したのですが、その時はまったくわからず。
その回は、他にも、
源内先生の執筆していた原稿が1枚だけ現場に残された理由
一橋治済が血のついた原稿を火にくべて、うまそうに焼き芋を頬張る鬼気迫るシーン
など、話題にすることが多く、また、その後の回でも、その「箱のようなもの」に言及されることがなかったため、そのまま記憶の彼方に消えていったのでした。(近頃、記憶が消えていきがち……)
ちなみに、私の中では、それまで単に「怪しい人」だった一橋治済は、その回から完全に「サイコパス」へと昇格しました(笑)。
foyouさんの記事紹介
さて、先日、べらぼうに関するnoteを読んでいて、
気になる記事を見つけました。
何気なく読み始めたのですが、次の文章に差しかかった瞬間――
衝撃が走りました。
私には、ずーっとずーっと気になっていたことがあったのです。それは、平賀源内が事件を起こした屋敷の床の間(だったような)にあった箱。あの箱はおそらく源内の持ち物だと思われるのですが、何故か必要以上に長く画面に映っていて、そのことにものすごい違和感があったのです。
!!!!!
おんなじことを気にしていた人がいる――!
さらに、foyouさんは、続けてこう書きます。
多分、あの箱は絵とかをいれて運ぶものだったと思うのですが(いい加減な記憶でスミマセン)、仮にそうだったとしたら、一気に「べらぼうの写楽」の謎が解けるのです。
あの「箱」を、まさか写楽の謎と結びつけるとは……!
これには驚きました。
そして出てくる、
「プロジェクト写楽」というパワーワード。
――これ以上は、foyouさんの記事のネタバレになるので差し控えます。
この記事をお読みの方は、
ぜひ、foyouさんの記事を読んでみてください!
……あ、私の記事も、もう少し続くので、
いったん、このまま終わりまで読んでいただけると嬉しいです(笑)。
「箱」以外について
「箱」以外にも、私の考えと同じところがありました。
これは「プロジェクト写楽」の本質とは関係ありませんので、
せっかくなので、話のついでに書いておきたいと思います。
①写楽の正体
私も、写楽の正体については考えていることがあり、
それは、foyouさんと同じでした。
(※あくまで、大河ドラマ「べらぼう」における写楽です)
ただ、脚本の森下佳子さんが次のように語っている以上、
「誰なのか」だけにこだわっても意味はないんですよね。
私にとっての写楽の謎は、彼が誰なのかということよりも、その出し方です。なぜ蔦重があの時期に写楽を出し続けたのか。
(中略)
このときの蔦重はプロデューサーとして一体何を考えていたのか、何を狙っていたのか、そこに最大の謎を持っていきたいと考えています。
つまり、ミステリでいうなら、
「犯人だけ当ててもダメ。動機まで推理しろ」
ということです。
foyouさんの「プロジェクト写楽」は、蔦重の考えに焦点を当てているところがいいと思います。
②物語のラスボス
「ラスボス」という言い方がふさわしいかどうかはさておき、
蔦重最大の敵……というより「べらぼう」という物語全体における「大魔王」的存在が「一橋・サイコパス・治済」(※以下、「治済」)であることは、まず間違いないでしょう。
ドラマで展開される悲劇や陰謀、不審死などのほぼ全部に関わっているわけですから。
すべては、治済の手の内。
(ちなみに、私は、京極夏彦さんの妖怪ミステリ『絡新婦の理』に治済を重ねています)
もちろん、蔦重とも、おおいに因縁があります。
というより、その因縁をストーリーに織り込むために、
田沼意次との交流を綿密に描いたとも思えます。
ただ、老中くらいならともかく
(……なわけはないですが、そう思わせてしまう脚本の素晴らしさ)
治済の立場となると、町人がおいそれと接点を持てるわけはありません。
「ならば、こっちから訪ねていくぞ!」とばかりに、
治済を物乞いに扮装させてまで、蔦重との接点を作りに行くのです。
私の中でラスボスというと、
「スター・ウォーズ」の皇帝が思い浮かぶのですが……
一橋治済(演:生田斗真)

皇帝パルパティーン(演:イアン・マクダーミド)

――「完全に一致!」(笑)
と言いたいだけの余談でした。すみません。
最後に、もう一度リンクを貼っておきますね。
自称「妄想歴史家」、foyouさんによる
「プロジェクト写楽」の考察記事はこちらから!
べらぼうファンの方、ぜひ読んでみてください。
最後に
考察というのは、当たっても外れても楽しいものですよね。
ミステリだと、自分の考えが100%当たってしまうと逆にガッカリしてしまうものですが、foyouさんの記事では、「何らかの事情」とか「何かのきっかけ」など想像の余地が十分残っており、そこもいいところです。
もし本当に「あの箱」が再登場したら胸熱!
ぜひ、一緒にスタンディングオベーションしましょう!!
これからも、べらぼうファンの皆さんと一緒に、
ドラマの行く末を見守りたいと思います。
お読みいただきまして、ありがとうございました。
たくさんのnoteの中から、私の記事を見つけて読んでいただき、
ありがとうございました。
「なんかいいかも」と感じていただけたら、
スキやフォローで合図を送ってもらえると、とても励みになります。
どうぞ、よろしくお願いします。
