川
川の中に渦が生まれた。
そして、消えた。
水車は回っている。
川の流れを少し遅くしながら、
小麦を挽いている。
ここはエネルギーの川だ。
太陽から来たエネルギーは、
地球を暖め、その後、この星を去る。
その間のルート上の一部に、
私たちがいる。
光は、
植物になり、
食べ物になり、
私たちが体内で燃焼し、
熱として大気に出ていく。
エネルギーの流れの通過点として、
私は、ここに存在している。
私たちは、渦だろうか、水車だろうか。
地球の熱の蓄積と放射は、ほぼ釣り合っている。
これは生命があるかどうかにかかわらない。
地球全体で見ると、私たちは、
流れから何も取り出してはいない。
私たちは、流れに生まれた渦だ。

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川の中に渦が生まれた。
渦は考えた。
「川とはなんだろう」
そして、消えた。
使わなかった挿絵




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