【ハイセルフ構造 第5章|魂構造】個と全体はどのように統合されるのか
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◽️ハイセルフ構造編について
このハイセルフ構造編では、「ハイセルフ」を“構造”として捉え直し、その働きや現実との関係を、具体的な仕組みとして見ていきます。
ここで扱うハイセルフは、一般的に語られる「ハイヤーセルフ」とは異なり、“わたしという存在の全体構造”として捉えています。
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▫️ はじめに
ここまでの流れの中で、
ハイセルフ構造がどのように働き、
どのように現実と関係しているのかを見てきました。
その中で、自然と浮かび上がってくるのが、
「個」と「全体」という視点です。
自分という存在と、
それを超えた広がり。
他者との関係性や、
全体とのつながり。
これらは別々のものとして
捉えられることも多いかもしれません。
しかし、この章では、
それらがどのように関係しているのかを、
対話を通して、
もう少し深い層から見ていきます。
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セリナ:
個と全体って、
そもそも分かれているものなの?
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レイル=ナイア:
分かれているように見えているだけで、
実際には分離していません。
個は全体の中に含まれており、
同時に全体も個の中に含まれています。
そのため、
どちらか一方だけが独立して存在しているわけではありません。
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セリナ:
じゃあ、
「自分」と「全体」を分けて考えている時点で、
見え方が偏っているということ?
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レイル=ナイア:
偏りというよりも、
一部の層から見ている状態です。
分けて捉えること自体が誤りではなく、
その見え方が固定されることで、
全体の構造が見えにくくなります。
必要に応じて分けて見て、
必要に応じて重ねて見る。
その可動性があると、
構造は自然に捉えられます。
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セリナ:
「一人一宇宙」という感覚ともつながる?
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レイル=ナイア:
はい。
一人一宇宙というのは、
個が孤立しているという意味ではなく、
その人の中に、
ひとつの全体構造が展開されているという状態です。
そのため、
他者と関わるときも、
個と個が接触しているのではなく、
構造同士が重なり合っています。
その重なり方によって、
関係性が生まれています。
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セリナ:
だから、
人によって感じ方が全然違ったりするんだね。
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レイル=ナイア:
はい。
どの層が重なっているかによって、
見えているものが変わるためです。
表面的には同じ関係に見えても、
構造としてはまったく異なる関係であることもあります。
その結果、
関係性を固定して捉えるよりも、
どのように重なっているのかを見ることで、
より自然に理解されます。
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セリナ:
それでは、統合っていうのは、
どういう状態のことを言うの?
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レイル=ナイア:
統合は、
何かを一つにまとめることではありません。
もともと分かれていないものを、
分けて見ていた状態から、
そのままの構造として見えるようになることです。
そのため、
新しく何かが加わるのではなく、
見え方が変わることで起きます。
個と全体を分けていた視点が、
そのまま重なった状態で見えるようになる。
それが統合です。
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セリナ:
何かを目指して起こるものではないんだね。
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レイル=ナイア:
はい。
目指すものではなく、
状態として現れるものです。
そのため、
統合しようとするほど遠ざかり、
そのまま見えていくほど自然に現れます。
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▫️ 結び
個と全体は、
分かれているものとして扱われることが多いかもしれません。
しかし実際には、
それらはもともとひとつの構造の中にあり、
見え方によって分かれているように感じられているだけです。
他者との関係も、
外側で起きているものではなく、
構造同士の重なりとして現れています。
この視点に立つと、
統合とは何かを達成することではなく、
もともとの状態に気づいていく流れとして
捉えられていきます。
次の章では、
ここまで見てきた構造を踏まえたうえで、
それが日常の中でどのように現れていくのか、
そしてどのような在り方として生きられていくのかを、
静かな視点から見ていきます。
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