古代氏族【忌部氏】天皇即位に必須のものとは? ゲスト忌部文化研究所 林先生 日本の源流がここにある。
忌部文化研究所(https://www.awainbe.jp)の林さんからの忌部氏に関する解説です。
とても素晴らしいので是非とも動画を観ていただきたく内容の説明はしませんが、僭越ながら補足と感想を記させていただこうと思います。
・まず古代氏族に「〜部氏」という一族をよくみると思います。これは部民制というものからきており、職能によって結びついた集団であり、語弊を恐れずいえば職場結婚や転勤によって血の繋がりや地域が作られていったのです。
つまり、元々日本人にとって職業は、住む場所であり、仲間であり、家族であり、人生であったのです。
それが今では「人生という呪縛」を解いてしまう大きな要因の一つとなってしまっていることはとても悲しいと思いませんか?
(解かなくてもいい呪縛もある、ということが言いたいのです)
https://note.com/kinuzuka/n/n5f8e1263598b
・次に動画内で進行役の方が麻布が燃えにくいことに対して驚いていましたが、正確には『麻』の繊維は燃えやすく、「麻(大麻)」の糸で織られた繊維は燃えにくいのです。
というのも、少なくとも江戸時代までは麻の中でも上質なものを大麻と呼んでおり、同じものを指していましたが、現在では植物繊維全般を『麻』と呼び、日本で1万2千年前には栽培の痕跡が確認され、ほんの数十年前までは歴史と生活に深く結びついていた「麻」に関しては大麻と呼んでいるのです。
そしてこの「麻」には麻薬成分はほとんど含まれておらず、少なくとも資史料上は麻薬としての麻の活用は近代になるまで確認されていないのです。
『麻』と「麻」、
大麻とマリファナとヘンプとカンナビス
ずいぶん印象が違くはありませんか?
これが言葉という「箱」に組み込まれるプログラム(言霊)が捻じ曲げられる、という一例なのです。
https://note.com/kinuzuka/n/nc648f0c21609
https://note.com/kinuzuka/n/n98ff06aef1ad
・忌部とは職能集団であり、仏教伝来以前の日本の祭祀に関わる儀礼、建築、栽培、採取、漁業、祭具の作成等全般に関わる人々の総称と捉えることができ、後々に芸能に関わる者たちになっていきました。
あまり偏見に繋げたくないので、直接=では結べない、ということは大前提においてほしいのですが、死の儀礼、鍛冶や革細工等職業による被差別民(穢多)、血の濃さ、芸能。
それぞれの円は重なる部分が大きく、そもそも「芸能界」とはそういった「表」のルールとは断絶された「異界」の者たちの世界だったのです。
そこに入っていくということがどれほど恐ろしいことなのかを、日本人は優れた忘れやすさによって若い世代に教えられなくなってしまったのです。
もちろんそれが芸能で本当にいいのか、ということが議題に挙げられるようになったことは良いことなのかもしれませんが、何百年、何千年の慣習的な流れをこうも簡単に忘れ去ってしまえるのは日本人というのは本当にすごいな、と驚愕するばかりなのです。
https://note.com/kinuzuka/n/n9ebe3dc81028
https://note.com/kinuzuka/n/n22ac06672bc3?magazine_key=m70f2dcbce3de
毎回ながら棘のあることを沢山書いてしまって申し訳ないです。
動画の内容は全然こんな感じではないので是非とも軽い気持ちでご覧ください。
とても大事なことが沢山話されています。
特に忌部を伊部と記す地域があることは頭の片隅にでも入れておいてください。最近は調べれば色々出てくると思いますが、この「伊」というのが非常に面白いのです。
https://kotobank.jp/word/伊-429904#goog_rewarded
