大人女性が、本気で人生をアップデートするとき
女友達が、なんと2つ目の博士号を取得した。 「ささやかなお祝いをするから来て!」と招待を受け、シャンパンとカードを手に、夫と一緒に出かけた。
アメリカ人の彼女は、私と同い年。 自由を愛しすぎて、研究者になるつもりも、フルタイムで働く気もない。「どうしてそんなに苦労して博士号を?」と周りに聞かれても、彼女はただ、己の情熱を貫いてきたのだ。
この6年間、何よりも勉強を優先し、親の介護や愛犬との別れ、引っ越しなど、バタバタとした日々を過ごしていた彼女。正直、以前は少しお疲れ気味に見えることもあった。
けれど、久しぶりに再会した彼女は、息をのむほど美しくなっていた。 黒のミニドレスをまとい、スタイルも見違えるほど。「私の人生は、これから!」と全身で叫んでいるようなその輝きに、思わず見とれてしまった。
パーティーの会場は、彼女のクライアントである老紳士の海辺のお屋敷。 大きな窓の向こうには青い空と海が広がり、豪華なボートが行き交い、時折イルカの尾びれが波間にはねる。
青い海、たくさんの青い風船、青いデコレーションのケーキ、そして首にふわりとかかる水色のケープ。 青の世界の中にたたずむ彼女は、まるで自分自身との結婚式を挙げているようだった。
誰かのパートナーになることよりも、まずは自分で自分を満たし、これからの幸せを自分自身に誓う。全身からあふれ出る幸せのオーラが、夕日の光と重なって神々しいほどだった。
「家賃の高いこの街を離れて、アリゾナの一軒家で愛犬と伸び伸び暮らすの。友達をたくさん呼んで、アウトドアのイベントを企画するんだ!」
そう熱弁する彼女は、とことん自立していてたくましい。周囲を大爆笑させながら輝く姿は、まるで自由な女神のようだった。
車椅子から温かい笑顔で見守る老紳士や、細やかに心を配るウクライナ人のスタッフたち。愛と温もりに満ちた空間で、私は胸の奥から湧き上がるようなインスピレーションをもらった。
人生は、いつからでも、何度でもアップデートできる。
もし自分の世界が狭くなってきたと感じたら、違う景色を見て、目の前に訪れた新しい風に「YES」と言ってみること。
そうすることで、自分の中の新しい扉が、またひとつ軽やかに開いていくのだから。
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