大阪物語02 01からの続き
からの続き。やはり、俺にとっての最大の黄金の宝は、下宿での日々の生活だった。
黄金色でキラキラ輝いていた。といっても、一回生はそうでもなく、浪人時代はっきりいって勉強三昧だったので、大学入ってやりたい事を決めてなかった。そして、新しい環境に元々馴染め無い性格
何も知らない得たいの知れぬ関西風土
も有ってか、サークルやクラブにも入らず、ロクに友達が居なかったというのが要因だっただろう。ま、暗い1回生や就職活動に翻弄された4回生時より、2-3回生の時はまさしく天国、「イン・パラダイス」の世界で有った。そうなった途中過程や2-3回生の時の事はまたの機会で。
では、四年間の大阪生活、自転車中心の生活。何故か実家から持って来たドロップハンドルのギヤ自転車。
よく走った。一回の時はその最たるもので、暇で暇でしょうがないので、自転車で走った。吹田の街中、中国自動車道沿いの万博記念公園や、近隣の街も走った。遠距離も走った、吹田と京都北山往復、吹田と四條畷経由で奈良生駒、そして吹田から滋賀野洲のユースホステルを基地に約200キロの琵琶湖一周したのは、今では信じられない、よくこんな事が出来たのだと。
昼飯は、ほとんどが近くの生協で、昼混雑から少しずらして、350円コープランチを食べ、あとは大学通りをぶらぶらして適当に時間潰して、嫌になったら、下宿に昼間から帰りゴロゴロしていた。一回は親からせっかく大学に行かせてもらったので、申し訳ない気持ちで適当に講義に出ていたが、別に高校までと違って大学の文系なので、要領さえ掴めば単位が取れると知ったので、だんだんと講義に出なくなった。ただ、親の仕送りを大切にという事で、案外自炊していた。自炊した話は、またしたい。
大阪というものに慣れて来たので、賑やかな街へ行くのに一番電車賃がかからない阪急電車に乗って梅田へ。旭屋書店や紀伊国屋書店に良く通った、京都や神戸や大阪ミナミは梅田だけ行くより余計な電車賃がかかるので余程暇か気が無ければ行かなかった。が、いま大阪から離れた日々からすると、好きな京都奈良へもっと行っておいて、世界有数のいにしえの文化にもっと触れるべきだったかもしれない。しかし、そんな中、実は奈良の「山辺の道」を歩いた事がある。
一回生の時だ。天理まで電車で行き、東へ歩き天理教のいくつもの大きな建物を過ぎ、石上神宮までたどり着く。そこから、桜井まで寺社や古墳を見ながら南下した。「山辺の道」についての後日談だが、十代ギリギリで石上神宮から南下したが、その後約15年後の30歳半ばに、今度は逆の桜井から北に歩いたが、なんだこれは、と驚くぐらい、とてもしんどかった。途中の、以下のお茶処までが限界。
30歳半ばでこんなだから、還暦過ぎた自分は・・・と思うが、また歩きたいなあとふと思う。道中記をこうやってnoteに書けるかもという期待も有るが、三回目の「山辺の道」を歩くと過去歩いたのと違った自分に気がつけれる期待からだ。
大阪では映画も良く見たが、新規上映されるやつより、安い名画座へ行ったのが圧倒的に多かった。その中でも一番良く通ったのが、大毎地下劇場だ。
下宿は、40年前の事だから、エアコンは当然無し、窓口開けて扇風機で昼寝。しかし、それでも耐えきれなくなれば、涼しさを求め、大学の図書館か、この大毎地下に行き、映画二本立てで700円(会員になれば割引のような。そして、只券もたまに来たような)で、軽く半日はつぶせれる。思えば、一回生の夏から四回生の冬まで、足繁く通った。約40年前だから、うろ覚えの範囲でこの名画座で見た映画をまた書きたい。そして、夕方になるので、西梅田のカレー屋とか帰りの電車に乗り最寄り駅で晩飯を食べ名画の余韻に浸っていた。あとは、自炊をよくした、これについてはいろいろと後で書きたい。それでも、まだまだ暇で有った。ある大学のクラスの友人から、そんなに暇なら、バイトでもしたら、と言われたが、金稼いで服買ったり、友達と街中で美味しいもの食べたり遊んだりは正直興味なかった。若いので彼女作りたいなあと思ったりしたが、そもそも運動神経がなく自分に自信が無くそれまで生きていた過程で人の中で賑やかにやって無かったからか、女性の友人にも縁遠かった。確かに、浪人で勉強三昧で大学入った時に精気が無くなったのは有る。いや、そもそも俺自身の意識より、親から離れた解放感で束縛されるのを極力避け、ともかく人との関係というのを避けたのが、一回の時だった。当時は何とももったいない時間の過ごしたと思うが、還暦を過ぎ、この時の事を思い返すと、これはこれで良かった。なぜなら、確かに幾ら人付き合いが嫌だからといって、ロクに人を避けるのも度が過ぎるのも問題有るという事を学んだからだ。
今回は、この辺で一旦キリにしたい。最後に、ガンジーが言った名言のリンクを以下に貼り、これからも学んで充実した時間を過ごして生きたい。
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