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blender 4.5 - テクスチャペイントの基本と応用

blender には、テクスチャペイントという一種の 3D ドローイングツールがあります。ここでは、その基本と、よく用いられる応用例を紹介します。


環境 Blender 4.5.0 , Mac Mini M1 OS 14.4



準備


たとえば、頂点 16 の円オブジェクトを追加、編集モードで、E S キーで内側へ押し出し、面 > グリッドフィル で埋める。

  • A キーで全選択、UV > 最小ストレッチで展開 を実行する

画面を分割し、左を UV エディターとした。

テクスチャペイントを行うには、正しく UV 展開されている必要がある。なお、このような平面オブジェクトの場合、事前に面の向きを確認する。逆(赤で表示)の面はペイントされない。

逆の場合は、全選択し、メッシュ > ノーマル > 反転 を実行
  • いずれかのウィンドウをシェーダーエディターに変更、新規ボタンをクリックし、マテリアルを適用

  • 画像テクスチャノードを接続し、新規 をクリック

  • 適宜、名前、解像度(幅、長さ)を変更、「新規画像」 をクリック

画像は解像度は通常、2K(2048)程度が適当だろう。
  • マテリアルプレビュー モードに変更

テキスチャペイントモード に変更

必須ではないが、UV エディターで作成した新規画像を表示し、ペイント結果を確認できる。


ドローイング


テクスチャペイントモードでは、通常のペイントソフト同様の簡易なドローイングを行うことができる。

  • フィルブラシに変更、ペイントカラーを変更し、オブジェクト上をクリックする。

オブジェクト全面が単一色で塗られる
  • ソフトペイントブラシに変更、ペイントカラーを変更、下のようにペイント

塗りの半径、強さは、上部のメニューから変更できる。半径のショートカットは F キー
  • スミアブラシに変更、ややにじみを作る

  • 同様に、ソフトペイント、あるいは、ハードペイント ブラシでドローイング

カフェラテ。EEVEE レンダープレビュー

ペイント画像をバンプ(表面の起伏)に適用したバージョン

テクスチャの明るい部分が浮き上がり、暗い部分が凹んでみえる。

blender のテキスチャペイント機能じたいは、ごく簡易なペイントソフト同様なので、より本格的にペイントしたい場合は、画像を保存した後、別途専用のアプリケーションでペイントしてもよいだろう。

UV エディター、あるいは画像エディター上で、ペイントした画像を保存できる。



テクスチャブラシ


テクスチャペイントでは、他に、画像やパターンをブラシとして使用するテクスチャブラシ機能がある。

たとえば、デフォルトの UV 球を追加。

UV はデフォルトを使用するので、UV 展開の必要はない。
  • 上記同様に、ペイント用の画像を追加

ここでは、カラーをブルーとした。
  • ペイントハードブラシに変更

テクスチャペイントモード
  • ツールプロパティ を表示、テクスチャ > 新規 をクリック

  • 右端のボタンで、テクスチャプロパティ に移動

  • 画像 >  設定 > 開く をクリック

  • 別途ダウンロードした透過 png 画像を指定

ステッカー画像は、PngWing からダウンロードした。
もちろん透過画像である必要はなく、通常の JPG 等でも可能
  • シェーダーエディターで、画像テクスチャノードが選択されていることを確認する

クリックして選択、白枠状態

ペイントカラーをホワイトに変更、適宜半径を調整し、オブジェクト表面をクリックしてペイントする

周囲がややにじむ場合は、減衰 を「一定」に変更
一部が欠ける場合は、ツールプロパティ サイズやオフセットの値を調整
画像がリピートして余計な端が入る場合は、テクスチャプロパティ > 画像
> マッピング 端の処理 を 「クリップ」に変更
自由にステッカーを貼れ、ゆがみも少ない

表面画像に直接ステッカー画像を貼る方法では、表面によってゆがみが出たり、貼付の位置の調整がややむつかしいので、ややセットアップは多いが、このようなマテリアルには最適な方法のひとつだろう。



ウェザリング


また、テクスチャペイントは、経年劣化のきず汚れなどを表現するウェザリングの調整にもよく用いられる。

たとえば、フライパンを作成。

新品。
ほとんど廃品。
金属部分マテリアル。錆びた金属には、AmbientCG Metal 026 2K を使用

ここでは、新品のシルバー色と、錆びた金属画像を、カラー > カラーミックスノード(オーバーレイ)で合成している。

あまりにも汚いので、ある程度の使用感に調整したい。

  • テクスチャペイント用の画像(名前をMixとした)を新規に作成、カラーミックスノードの 係数 に接続

ペイントを行う際は、左上の、mix 画像ノードを選択状態(白枠)に。
結果

デフォルトでは、テクスチャペイント画像は黒一色なので、カラーミックスノードの A が 100% 適用され、新品のマテリアルが表示される。

  • ペイントソフトブラシ 等で、汚したいエリアのみ、白カラーでペイントする

白でペイントしたエリアは錆びた金属のテクスチャが表示される
結果。柄のマテリアルも同様。まだ使えそうな経年劣化感に。


まとめ


ペイント機能そのものは、やや最低限のツールがまとめられている印象ですが、やはり 3D オブジェクト上に直接ペイントできるのは便利ですし、また、生成テクスチャ等ではどうしても表現できない模様等を出したい場合にも、自由にカスタマイズできるテクスチャとして有用でしょう。参考まで。


炒め物には、中華料理店で使っているようなコ゚ツい中華鍋を使っています。買ったばかりのころは使用後に油とかを塗ってケアするのですが、だんだん気を抜いているうちに、いつのまにかあっというまにとくに柄のあたりが錆びて困ります。先日みたドキュメンタリーによれば、鉄というのは錆びているのがほんらいのすがたなのだそうです。

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