#10【ノートの切れ端 2行の初恋①】たった2行で世界がキラキラした日-小学生の記憶
今日は初恋の話をしよう
小学5年の私には好きな男の子がいた
隣のクラスのかずや君
学年で一番足が速くて
背も高く、ついでに頭も良かった

5年生の2学期、彼から手紙をもらった
といってもきちんとした手紙じゃない
ノートの端っこをちぎった紙切れ
そこにたった一行
「好き」
そしてもう一行
「僕のこと、どう思ってる?」
たった二行なのに
私にとって心臓が爆発しそうな内容
私の顔は見事に真っ赤になっていた
とりあえずその紙を誰にも見つからないように
筆箱の奥にしまい込んだ
見つかったらどうしよう…
でも絶対に捨てるわけにはいかない
見つかった時の恐怖を抱えながら
大切に大切に家まで持ち帰った
宝物みたいに、いや宝物以上に
何度も開いてはまた閉じて
そのたびに顔が真っ赤になっていた

たった二行の文書で
あの時の私は世界全部がキラキラして見えた
大雨が降ることも知らずに…

次回
#11 【続 ノートの切れ端 二行の初恋②】2度と見れない写真
【はじめてのnote】
【家族紹介】
【オバハンの独り言】
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