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#14【ビーバップハイスクール へようこそ】中学生の記憶①

私は"優等生"でいなくてはならなかった

もちろん中学生になっても

きちんとした「いい子」でいないと
祖母の期待を裏切ってしまう

呆れ顔と
あの大きなため息を聞くのが
嫌でたまらなかった

ため息のたびに
体がぎゅっと縮こまる

そして母の前でも
母の理想通りの
人に自慢できる「いい子」でいなければいけない

学校も
塾でも
ちゃんと良い成績を取ること

近所の人に褒められて
母が少し誇らしげに笑う

そのためだけに
私はいた

相変わらず姉の前では透明人間になる
もう顔をみるのも、同じ空間にいるのも
耐えられない

でも

今日から私は中学生
中学生だ!!!!!

小学生の頃とは違って
少しは自由になれるんじゃないか

監視されない時間
ほんの少しでも増えるんじゃないか

そんなことを思って

少しだけ
ワクワクしていた

入学式の日

桜並木を通って
校門をくぐると

胸の奥がきゅっとして
思っていた以上に緊張していた

    全校生徒は1600人
     超マンモス校だ

    校庭には

   "リーゼントヘアに長ラン"
            を着た先輩達


どうしよう
ここは何?
怖い
かずや君もこの学校にはいない…

この日から
私を監視する視線が増えていくなんて
あの時の私はまだ知らなかった

次回
#15 【ビーバップハイスクール入学式】中学生の記憶②

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