見出し画像

「この人を、もう少し歩かせてあげたい」                ― 限界まで頑張る妻と、寄り添い続ける介護のかたち ―


ケアマネジャーの仕事をしていると、

「これで本当に良かったのだろうか」

と、自分自身に問い続けるケースがあります。

今回ご紹介するのは、まさにそんなご夫婦のお話です。


幻視の中で生きる夫

ご主人はレビー小体型認知症。

部屋の中に子どもが見えたり、

誰もいないのに人の気配を感じたりします。

夜になると、ソファをトイレと勘違いして放尿してしまうこともありました。

歩き方は徐々に小刻みになり、

ここから先は

2,185字

¥ 100

いただいたチップは、 利用者さんとの思い出を記事にするための栄養になります。 コーヒーになったり、 おにぎりになったり、 時には眠気覚ましのチョコになったりします。 いつも読んでいただき、本当にありがとうございます。