Onで一番涼しい靴はどれ?通気性を数字で調べたら意外な結果でした
お久しぶりです
こば@kobakutsuです。
※Amazonのアソシエイトとして、[こば]は適格販売により収入を得ています。
Onの靴、種類が多すぎて「結局どれが涼しいの?」ってなりますよね。
Cloud、Cloudsurfer、Cloudflow……名前は似てるのに、通気性はモデルごとにバラバラ。しかも店頭で網目を見ても、それが本当に涼しいかどうかは分からないんです。
(サーファーにフローだなんて、まあ風を感じる名前)
そこで今回は、通気性を「数字」で調べてみました。
5点満点のスコアで、Onの人気モデルを涼しい順に並べていきます。ただ、結論から言うと、一番涼しかったのは街でよく見るあのモデルではありませんでした。
「メッシュだから涼しい」が通用しない理由
わたしがなぜこう言い切れるかというと、RunRepeatという海外のサイトが、靴を半分に切って通気性を実測しているからです。
やり方がおもしろくて、靴の中に煙を送り込んで、その煙がアッパーからどれくらい抜けるかを見る。
そのうえで顕微鏡で生地の構造まで確認しています。
この検証でわかったのが、見た目と実際の通気性がぜんぜん一致しないという事実でした。
たとえば、上から見ると穴だらけで超涼しそうなモデルがあります。ところがRunRepeatが顕微鏡で覗くと、表面の生地は穴だらけでも、その内側にもう一枚、目の細かいメッシュが隠れている。
この裏地が空気をほとんど止めていたんです。
(正直これはよくわかる。今までいろいろな靴を販売しましたが、通気性に関しては、見た目通りにいかないことが多々ある。)
ですので、店頭で網目を見て「涼しそう」と判断するのは、じつはかなり危険なんですよね。
ということでここからは
その数字(5点満点の通気性スコア)で見ていきます。
実測1位はCloud X4。でも夏には勧めません
まず、通気性スコアだけで言うと、堂々の満点5/5だったのが Cloud X 4 です。
満点クラスの靴であっても、煙テストでの抜け方が一番激しくて、RunRepeatも文句なしの5点をつけています。数字の上では、これが涼しさチャンピオンです。
……なんですけど。
わたしはこれを夏の普段履きには勧めません。
理由は、Cloud X4がそもそも室内トレーニング用の靴だからです。
靴底の溝が浅くて、屋外のアスファルトではすぐにすり減る。濡れた路面では滑りやすい。以前くわしく書いたので、気になる人はこちらを読んでみてください。
【警告】OnのCloud Xを外で履こうとしてる人、絶対にやめておけ。
数字が満点でも、用途が違えば意味がないんですよね。涼しいけど外で履けない。これは選択肢から外れます。
(じゃあ何を選べばいいの、という話ですよね。ここからが本題です)
総合1位は Cloudmonster(初代)
外でしっかり履けて、いちばん涼しい。
その条件で残ったのが、Cloudmonsterの初代でした。
こちらも通気性スコアは満点の5/5
RunRepeatはこの靴のアッパーを「暑い夏の日に足に本物の人工呼吸器がついているような感覚」と表現しています。
(日本人の感性では出てこないワードですね。)
そしてCloudmonsterが優れているのは、上の涼しさだけじゃないところ。
夏の足の暑さって、じつは2方向から来ます。
ひとつは靴の中の蒸れ。
もうひとつが、アスファルトから伝わってくる地面の熱です。
Cloudmonsterは靴底にしっかり厚みがあるので、この地面からの熱もやわらげてくれる。上は換気扇のように抜けて、下は厚みで熱を防ぐ。夏に必要な要素が両方そろっているんですよね。
私もこの靴を持っていますが確かに涼しい。
アッパーの通気性もそうなんですけど、とくに靴底!!
隙間があるんですよね。ちょうどプレートが入っているところ。あそこから熱が逃げていく。例えば自転車を漕いでて、下り坂でペダルを止めてシャーって降りるじゃないですか。
そうすると風が入ってくるんです!
足裏に!
ですので、この靴で冬場に自転車を漕ぐとめっちゃ寒い。

あと、ここで大事な注意点をひとつ。
「Cloudmonsterが涼しいなら2でも3でもいいよね」
と思った人、ちょっと待ってください。
じつは後継モデルのCloudmonster 2、Cloudmonster 3 (Hyper含む)になると、通気性スコアは2点前後まで落ちています。同じ名前のシリーズなのに、世代が進むほど涼しくなくなっているんです。
Cloudmonster 2

より引用
Cloudmonster 3

より引用
だから、涼しさで選ぶなら初代Cloudmonster一択。
走らない人の1位は Cloudnova Form 2
Cloudmonsterは見た目がしっかりしたスポーツ靴なので、「ちょっと自分の服装には合わないかも」という人もいると思います。
そういう人におすすめなのが Cloudnova Form 2 です。
こちらも通気性は満点の5/5。RunRepeatが顕微鏡で見ても、しっかり通気の隙間が確認できたモデルです。
この靴のいいところは、歩くために作られている点。
靴底の接地面が広くて、立っても歩いても安定します。ランニングシューズっぽさが少なめなので、通勤や普段使いにもなじみやすい。
走る予定はないけど、一日じゅう足を涼しく快適にしていたい。そういう人には、これがいちばんハマると思います。
街で人気のCloud 6は?
ここまで読んで「あれ、街でよく見るCloud 6は出てこないの?」と思った人もいますよね。
Cloud 6の通気性は4/5。じゅうぶん優秀です。ただ、満点の3足と比べると、あと一歩というところ。人気で入手しやすくて、通気性もそこそこ。バランス型という位置づけになります。
番外編
Cloud 6には Coast という派生モデルがあります。これはRunRepeatの実測データがまだ出ていないので数字では言えないんですけど、わたしの経験上、あの生地は恐ろしく風が抜けます。
(一つ前のモデル、Cloud5コーストはある)
かかとを折りたためる軽量トラベル仕様で、通気性だけなら本家Cloud 6より上。ただ、数字がないので今回は番外扱いですが、涼しさ最優先の人はチェックする価値ありです。
まとめ
夏のOn選びで大事なのは、メッシュの見た目じゃなく、通気性の数字でした。
そして数字だけでもなく
その靴が外で履けるかどうか、走るか歩くかという用途も合わせて考える。ここまでそろって、はじめて「自分にとって一番涼しい一足」が見つかります。
網目に惑わされず、あなたの夏の足元が少しでもラクになりますように。
賢い選択をしてくださいね。
いってらっしゃい! 😄✨
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■ この記事を書いた人
こば(@kobakutsu)|義肢装具士免許をもって本を数冊だして、10年以上靴屋をやっています。足・靴・インソール・身体について書いています。
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