樹木の名前より先に、樹木インジケーターを身に付けたい。
樹木の名前なんか覚えなくていい。インジケーターを覚えるだけでいい。
前の記事で、樹木の名前がわかるようになりたいと書いたのに、
今は、樹木の名前なんか覚えなくていい、と言ってる。
それはなぜかといえば、
樹木インジケーターを覚えれば、
樹木の名前なんかすぐにわかるようになるからだ。
樹木の名前を闇雲に覚えるより、樹木を見極めるための視点を持つ方が何倍も早いのである。
まずは、樹木インジケーターを知り、使いこなすことができるようになることを目指すのだ。
まずは、現状把握から。
現状は、ケヤキとナラの違いもわからない。
見えるのは緑色の塊ばかりだ。
だが、僕には未来の自分像が見えている。
それは、30種類以上の樹木を簡単に見分けられるようになり、
山歩きの風景が違って見えている自分である。
樹木を見ることが楽しみになっていたりする。
だから僕は考えた。
その目標を、記憶力も弱り切っている還暦オヤジが最速で叶える道はないものか?
人の行く裏道を行くための、
「凡人構造はないのだろうか?」
それが樹木インジケーターという発想につながった。
僕には特別な才能はないが、
デイトレードで開花した経験だけはある。
無理矢理に思えるけど、デイトレードの経験を、樹木を覚えるための切り札にできないだろうかと結びつけてみる。
すると、チャートを見るときに使うインジケーターが浮かび上がってきた。
僕なら、移動平均線がそれに当たる。
インジケーターは、バラバラだった情報にストーリーを与える道具だ。
デイトレードを始めた当初、チャートを見ても意味不明だった。
ローソク足が上がったり下がったりしているだけ。
しかしそこに、移動平均線というインジケーターを表示しただけで景色が変わった。
インジケーターは、バラバラだった情報にストーリーを与える道具だったのだ。
そういえば、魚を見分ける時の「さかなクン」も似たようなことを言っていた気がする。
魚を見分ける時には、
形。
色。
ヒレの数。
ヒレの付き方。
模様。
口の形。
大きさ。
鱗。
などなど、
そういう特徴を見ている。
魚の名前を覚える前に、魚を見るための視点、つまり魚インジケーターを持っていて使いこなせるようになっているわけだ。
樹木を覚える前に、インジケーターを覚えるという発想の転換。
歩きながら樹木の名前がわかる程度でいい。
前回の記事でそう限定した。
すると不必要な情報と、必要な情報が区別される。
葉脈や、葉のギザギザ、葉の形などは、不必要である。
デイトレードでいえば、
僕は出来高を見ないし、ボリンジャーバンドも見ないし、ジグザグも見ないし、MACDやフィボナッチも見ない。
でも、移動平均線だけは必要。
歩きながら樹木の違いを見分けるためのインジケーター候補は、
樹形
針葉樹か広葉樹か
葉の色
葉の付き方
枝分かれ
幹の様子
花や実や紅葉
常緑か落葉か
生えている場所
などであろう。
これらは樹木版のインジケーターと言えるかもしれないが、
今、それを並べたとしても、何が何だかわからない。
なぜなら、頭で理解しようとしただけだからだ。
頭でわかっただけでは、実際には使えない
例えば、樹形でいえば、丸いとか、横長とか、とんがっているとか、そういった形がある。
だが、実際に森に行くと、そんな簡単な区別すらできない自分に愕然とする。
そこにある木を見て、
この木の形は、丸いようにも見えるけど、楕円のようにも見えるし、でも上の方はちょっと尖っているかも
と迷ってくる。
これって、デイトレ初心者のころ、これって、横ばい局面なのかな、それともちょっと上げてきてる?
と、見ただけではなかなか判断がつかなかったことと似ている。
でも、インジケーターを使いこなすことを覚えたら、すぐにそれが判別できるようになった。
樹木インジケーターも同じことだろう。
まずは、樹木の名前を覚えるのではなく、樹形インジケーターに着目して、
丸いとはどういうことを言うのか?楕円とは?とんがっているとは?
などというインジケーターの使い方が身につけば、判別も容易になるはずなのだ。
そうでないと、三角の形をしている木と、とんがっている木の違いに、いつまでも戸惑うことになる。
樹木インジケーターを身につけると、将来、数百種の樹木すら見分けることができるようになるはずだ
樹木インジケーターを身につけるということは、
樹木の違いを見極める能力自体を底上げしてくれる。
だから、
おや、このナラは、いつも見てるナラの木とは違うな、
もしかすると、別の種類なんじゃないのか?
という、嬉しい疑問が湧き上がってくる。
そうなればしめたもので、樹木自体にも興味が湧いてくるだろう。
つまりは、楽しくなってくるわけだ。
そうなると、近くに行って観察したくなるかもしれない。
そうなったら初めて、
今まで封印していた、葉っぱインジケーターを身につければいい。
葉っぱインジケーターを身につけること自体が、ワクワクする経験になるだろう。
インジケーターを身につける演習が必要だ
移動平均線だって、チャートの上に表示しただけでは勝てないのと同じ。
何度も見て、
何度も使って、
初めて意味を持つ。
樹木観察も同じだろう。
樹形を見る。
葉の付き方を見る。
色を見る。
幹を見る。
何度も繰り返して、
インジケーターの意味が初めてわかる。
「ああ、こういうことか」
という感覚を身につける必要がある。
では、その習得の練習はどうやればいいのだろう。
次の記事では、
僕なりに考えた
「まず最初に身につけるべき5つの樹木インジケーター」
について書いてみたいと思う。
それは樹木の名前ではない。
樹木を見るための文法である。
うーん、楽しくなってきたぞ!
