合同会社ODAJI、始めます。——「一人社長xAI従業員」という実験
1ヶ月ほど、noteへの投稿を止めていました。
昨年夏頃から、キャリアの再起動に取り組んできました。IT業界とグローバルビジネスの現場で30年近く積み上げてきた経験を、もう一度自分の手で形にしたい。そう決意してから、ずっと準備を続けていました。その一つの山場が、今年4月21日に訪れました。
合同会社ODAJI(オダジ)の登記完了です。
この会社を通して、AI導入支援とグローバルビジネス支援という2つのサービスを、中小企業向けに提供していきます。
でも今日お伝えしたいのは、設立の事実だけではありません。この会社がどんな形で動いているか、その話を最初にしておきたいのです。
「小田島一人xAI従業員」という実験
合同会社ODAJIは当面、僕一人とAI従業員で運営します。
いわゆる「ソロプレナー」という形態です。ただ、普通のソロプレナーとは少し違います。「Claude Code」というAIツールを中核に、さまざまな専門タスクを実行するスキルファイルを30個以上作り、一つ一つをAI従業員として機能させています。
少し補足すると、Claude Codeとは、アメリカのAI企業Anthropicが提供するツールです。ブラウザ上で動く一般的なAIツールと違い、パソコンの中に入り込んでファイルを直接読み書きできるのが大きな特徴です。さらに外部ツールとの連携機能を使えば、Google Drive上のファイルを思い通りに編集させたり、Notionにデータベースを作って情報を自動登録させたりすることもできます。
つまり、Claude Codeに「こういう仕事をして欲しい」と指示するだけで、人間がこれまで個別に作成して編集しなければならなかった一連のタスクを、指示の文脈を読みながら自律的にこなしてくれるのです。まさに、AI従業員です。
現在稼働しているAI従業員を一部紹介するとこんな具合です。
マーケティング・商談管理担当AI(HubSpotと連携)
財務管理担当AI(freeeと連携)
企画書を作成するAI
データを自動収集・整理・管理するAI(n8n、Notion、Pineconeと連携)
リサーチをするAI
文章を執筆し、磨くAI
システム全体の週次・月次点検担当AI
営業から経理まで、会社の業務を担うAI従業員チームの原型ができあがりました。一部の仕事はビジネスパートナーと協業しますが、基本はこのチームをフル活用しながら事業を動かしていきます。
そしてAI従業員を徹底的にトレーニングし、さらに強いチームへと育てていく。それがこの実験のコンセプトです。
なぜ「今」ソロプレナーなのか
「なぜ人を雇わないのか」と思う方もいるかもしれません。
理由は2つあります。一つは、合理性の追求です。AIが得意な反復タスクや情報処理はAIに任せ、人間にしかできない判断・関係構築・創造に集中する。そのモデルを自分自身で実装し、再現性のある形に整えてから広げていきたいと考えています。
もう一つは、時代への危機感です。AIの進化スピードは、多くの中小企業の対応速度をはるかに超えています。「うちにはまだ早い」と感じている会社ほど、気づいたときには取り残されているリスクがある。小田島自身がその最前線に立ち、試行錯誤の過程をリアルタイムで発信することが、AI導入支援の説得力につながると信じています。
最終ゴールは「みんなで遠くに」
ただ、ソロプレナーが最善だとは思っていません。
ビジネスの世界でよく語られる、こんなことわざがあります。
「急いで行きたいなら一人で行け。遠くに行きたければみんなで行け。」
今は急いで動く時期だという自覚があります。だからこそのソロプレナーです。でも最終的には、志を同じくする人たちと一緒に歩いていきたい。能力も個性も違う人間が集まり、お客様の課題解決にチームで取り組む。それが仕事の醍醐味だと、長い現場経験の中で確信しています。
「一人社長+AI従業員」の基盤を整えながら、いつかこのことわざの後半——「みんなでできるだけ遠くに行く」——を実現したいと思っています。
おわりに
この実験の進捗を、これからnoteを通じてお届けしていきます。
失敗も、成功も、発見も、包み隠さずに。
あなたの会社でも「AIをうまく使えていない」「何から始めればいいかわからない」という悩みがあれば、ぜひコメント欄で教えてください。その声が、次の発信のヒントになります。
合同会社ODAJI、今日から走り始めます。今後とも、どうぞよろしくお願いします。
