⛴️無職になって一人で小笠原諸島に行った⓪予約から行くまでのあれこれ
九州で生まれ育った身には、
「ものすごく遠いらしい」
「絵に描いたような南の島の楽園らしい」
というぼんやりとしたイメージしかなかった小笠原諸島。
ざっくり小笠原諸島への道
・交通手段: 定期船「おがさわら丸」のみ(飛行機はない)
・所要時間: 片道約24時間
・滞在日数: 最低でも5泊6日が必要(6日に一度の運航が基本)
・島内交通: 父島と母島の間は「ははじま丸」で約2時間
※小笠原諸島
・東京都特別区の南南東約1,000キロメートルの太平洋上にある30余の島々からなる
・一般人が居住しているのは父島・母島の2島のみ
・自衛隊などの公務員が常駐する島としては父島・硫黄島・南鳥島があり、他は無人島
「え?一週間も離れていいの…??」
と、未だに染み付いた昭和会社員気質のおかげで、
無職のくせに直前まで行くことを決めかねていたものの・・・
本当に行ってよかった!!
さみしさもしんどさもなく、
ただ穏やかでたのしくて、
浄化されるってこういうことなのかな、
と思ったり。
海が、見たことない綺麗な色をしていて!!!!!

無加工!
『「したいこと」や「行きたいところ」は早めに経験しておくのが良い。
思い出して味わう期間が長くなる分、
残りの人生が豊かになる。』
というどこかで聞いた言葉を、まさに噛みしめながら反芻しているところ。
これから先、しんどいことがあっても、
「わたしはあの、海の青さと広さを知ってるし。」
というのが心の拠り所になりそう。
事前にネット上のいろんな体験記を読み漁ったものの、
実際に行ってみると「こうなってたのかー!」ということもたくさんあり。
思い出キャラメルをころがしながら綴るので、
これから行く方などなど、何かしら参考になれば幸いです🚢
ちなみに属性は以下の通り。
・一人旅
・40代女性
・2026年4月時点
(そして「行き方」や「手順」的な話がメインなので、「無職の心情」とかはまたどこか別で。)
小笠原諸島への行き方
方法は船=「おがさわら丸」一択で、まずは玄関口の父島へ。
予約方法は「小笠原海運」のホームページから。
東京から行く場合の、基本スケジュールが以下。
・1日目:11:00東京_竹芝発・船内泊
・2日目:小笠原諸島_父島着・島内泊一泊目
・3日目:小笠原諸島・島内泊二泊目
・4日目:小笠原諸島・島内泊三泊目
・5日目:小笠原諸島_父島15:00発・船内泊
・6日目:東京_竹芝着
単純に「6日休みが取れた!」だけではなく、船の就航とも日程が合う必要があるので、「行く」だけでもなかなか高難易度。

毎年ゴールデンウィーク明けの5月中旬から下旬にかけて、おがさわら丸はドック(定期検査・整備)に入るため、代替船による運航になるそう。
島内の宿泊先を予約する
行くことを決めたら宿泊先を決める。
島内のキャンプや野宿が禁止されているので、乗船券を取ると同時に、宿泊先の確保は必須。

前述のスケジュールを踏まえると、一度に3泊確保するのが一般的。
慣れた人は、3泊それぞれ別のところに泊まったりするそうで。
宿泊については、「おがまるぱっく」↓という
往復の乗船券+宿泊代+諸々クーポン
がセットになったものがあり。
ミニマム8万円程度、だいたい10万円前後が相場の様子。
(※乗船券の往復割引はナシ)
ただ宿代に含まれるものが「朝・夜食事付き」が多く、
個人的に
・一人旅なので融通が利く
・島の飲食店で食事をしたい
・朝食は抜くこともあり、普段からがっつり食べない
ということを踏まえて、おがまるぱっくは使わず。
(家族連れや集団行動であれば、おがまるぱっくを使うと移動や飲食店を探す手間を省けて良さそう!)
ということで、個別に宿泊先探し。

ただこれがなかなか大変で…!
小笠原観光協会さんが、島内の宿泊施設と予約状況を一覧にしたスプレッドシートをまとめてくださっているのだけども。
これだけでも大変ありがたい!
ありがたいが、
・詳細は宿泊先ごとのホームページへ遷移して確認
・予約方法がネット予約、電話のみ、問合せ画面からリクエストを送る、など様々
なので、一つ一つ確認する必要があり。。

土地勘がない中で、Googleマップと照らし合わせながらの問い合わせ…は、要領の悪さとこだわりが発動してなかなか進まず。
こういう点を踏まえると、『おがまるパック』を使うのが効率的なのかも。
ちなみに父島島内は大きく4つのエリアに分かれていて、

大村地区西町と大村地区東町は余裕の徒歩圏内。
父島の中心地であり、港にも近いので、ダイビングなどのアクティビティをしたり、街なかで飲んだりするなら断然この辺りに泊まるのが効率的。
というかそれが一般的な様子。


宮之浜・清瀬・奥村地区は、中心地から少し離れるものの、歩けなくはない。
ただ車がある方が便利。
広い敷地や食事など、こだわりのお宿が多い印象。

境浦・扇浦・小曲・小港地区は中心地からもっと離れるので、車移動必須。
バスもあるけど1時間に1本あったりなかったり。
車で15分程度、歩くと2時間くらい。(←実際に歩いてみたたけど、歩いている人はほぼ居なかった。)
それぞれに自然環境や小笠原諸島への愛着など、信念を持ったこだわりのお宿が更に多い印象。

今回は以下の相場と自分のスペックである
・中心地の宿はだいたい一泊1万円前後が相場
・宿代を浮かせて飲食代にしたいので、食事が付いてない宿を希望
・どこでも寝れる
などを踏まえて、「小港地区」の小港海岸から徒歩15分くらいの〈シャンティバンガロー〉さんのドミトリー(一泊6,600円)に決定。
移動の手間はかかるものの、
夜は満天の星空、
朝は鳥のさえずり、
とリアルに南の島の楽園を味わえて満足!
(お宿についてはまた別の機会で。たぶん。)
島内の移動手段
家族から「あんたの運転に乗るくらいならタクシーに乗る」と言われる程度に運動神経と運転センスがないため、移動は公共交通機関か己の脚力が頼り。
小笠原では村営バスに助けていただきました。
島内の主要部分を回ってくれるのに加えて、バス停が無い場所でも
「○○に行きたい」
と運転手さんへ伝えると、近くで止めてくれる仕様。
ありがたい!
ただ、中心地から出るバスの最終発車は18:15なので注意。
(↓時刻表を要確認。)
私は夕食を中心地で食べる、と決めていたものの、飲食店の開店時間がだいたい17:00や17:30だったので…
開店と同時に入り、一気に注文して食べて出て、バスに乗って帰る、という流れで遂行。
それでも、好きなものを好きなだけ食べ、地元の人やお店の人と話し、割と充実できてこれはこれで満足。
聞くところによると、宿まで送ってくれるお店もあるそう。
よくお酒を飲む方や、もっとゆっくりしたい方は相談してみてもいいのかも。
他の移動手段は、レンタカー、レンタル自転車、レンタルバイクもあり。
流しのタクシーは無いので、使いたいなら事前予約が必要。
乗船券を取る(当日券とネット購入)
前述の小笠原海運のホームページから。
ネットまたはお電話で。
ネット予約は会員登録が必要ではあるものの、画面に沿っていけばサクサク進める。
ただし、ネット上での予約・取り消しは、出航日の3営業日前の午後11時まで!
私が行くことを決めたときには、行きの便はネットで予約できる日時を過ぎており…(計画性の無さよ…)
小笠原海運さんに電話で聞いてみたところ以下いただいたので、従うことに。
・繫忙期以外であれば、席が埋まることは基本的にないので、当日券の購入でも大丈夫
・帰りの便はまだネットで購入できるので、帰りだけでも取っておくのが良い
※なお、ネットで購入したあとの「予約確認書面」と「登場引換書」は"紙"での持参が必須!
印刷をお忘れなく。
なお、GWや夏休みなどは、ものすごい争奪戦だそう。
「(出港数ヵ月前の)発売時間と同時に家族総出で電話を掛けまくった」というブログも見ました。凄
幸いにも4月の閑散期だったので、一抹の不安を抱えつつ、出発当日に直接竹芝客船ターミナルへ。


案内に沿って中に入って、まずこちらの案内所で乗船券を購入。

続いて、購入した乗船券を提出して手続き、という流れ。
11:00発で10:00くらいに窓口に行きましたが、特に並ばずスムーズに購入できて一安心。

さすが閑散期。
あとは乗船時間までターミナル内で待機。
客室ランクについて(イコール片道運賃)
乗船券を取る際に必要なのは、どのランクの客室で過ごすかを決めること。
私は最安値の「エコノミー(和室)」にして快適だったものの、たぶん船酔いの体質や好みもあると思う。

最安値とはいえ、片道2万6,840円はまあまあイイお値段だし、最高値の8万8,000円に泊まる方々の属性は純粋に興味がある。
どこでどんな仕事をしている方なのか、そもそも仕事なんてしていないのか、何をしに小笠原諸島へ向かうのか。(余計なお世話)
竹芝客船ターミナルのこと
ターミナル内にある
伊豆諸島・小笠原諸島のアンテナショップ「東京愛らんど」
も、行ってみたかった場所の一つ。

いろんなご当地モノがあるので、見ているだけでわくわく!


「小笠原での必須アイテム」と言われるギョサンの他に

シーサンも!

そして目に留まったのが、これ。
『漁師をめざす 漁師を育てる』

格好いい…!
キャリアの相談に乗っていると、
明確にしたいことがない=とりあえず会社員、とか、
オフィスワーカーが「偉い」「稼げる」みたいな風潮を感じるけど…
「働く」ことを支援する身としては、
実は手先が器用で伝統工芸向き、とか、
実は船酔いに強くて漁師向き、
みたいな適性も絶対あるはずなので、
満員電車や都会の荒波に消耗せずに、もっとこういう選択肢を知る機会を増やしたいなと思ったり。



「海で泳ぐ職員も」!!
小笠原諸島の各島々についての解説もたくさんあって、飽きない…!
フリーペーパー好きとして大量に確保。出発前から荷物が増える謎。
「硫黄島」は「いおうじま」ではなく「いおうとう」と呼ぶこと、
人が住めない理由、
東京都の「諸島」は伊豆諸島と小笠原諸島の2つの諸島から構成されていること、
有人島は伊豆諸島の9島と小笠原諸島の2島を合わせた計11島あって、「東京11アイランド」とも呼ばれること、
などなど、東京に住みながら知らないことがたくさん…!
ここのお店だけでも、日常を離れて視野がぎゅん!と広がった気持ち。

しまぽ通貨のこと
「とりあえず行くことは決めている」
という方は、しまぽ通貨の購入検討をおすすめ。
期間限定の発売で、ちょうど昨日(2026年5月14日)から発売!
私は行く直前に知ったので手が出ず、使用感などは分からないものの、島内でも『しまぽ通貨使えます』のステッカーをよく見たのと、とてもお得なので次に行く機会を作る際には購入しておきたい。
離島とはいえ母体が東京都だと、いろんな取り組みが手厚くて面白いですね。
「小笠原諸島に行った」
と題しながらまだ船にも乗れてない紀行⛴️笑
引き続き、『片道24時間』という経由なしの便では日本最長国内航路✨のおがさわら丸について、ご興味がある方はこちらも。
