【#養護教諭あるある短歌】43 救護よりも大切なこと

「頑張れ」の大合唱を救護から 背中見つめる無事に終われと


(運動会の救護には、保健委員がシフト制で補助に入ります。賛否両論あるかもしれませんが、救護場所に傷病人がいないときや、仕事や事前に準備しておくことが何もないときは、積極的に競技に出ている仲間を応援するよう、事前打ち合わせの際に生徒に伝えておきます。運動会の主役は生徒です。競技に参加するのも、応援するのも大事な主役のお務め。救護の仕事よりも大事にしてほしいのが本音です。自分が頑張ること、頑張っている人を応援すること、頑張って傷ついてしまった人がいたら自分にできるフォローをすること。それを学んでほしい。このやり方で救護を運営する様になってから、暇な時間におしゃべりをすることなく、皆競技に集中するようになりました。そして、競技や全体の流れに意識を集中しているおかげで「あ、今転んだ!」と言って、ガーゼとビニール袋を用意して水道近くで待機しに向かったり、「次の種目〇〇だから擦り傷多そう」と必要な物を準備したり、「長距離か〜スポドリの紙コップ用意しておく?」「うちわも!!」…と自分たちで次に起きるであろうことを予想し、声を掛け合って協力する姿が見られるようになりました。彼らは救護という立場を理解して、できることを考えながら行動に移し、傷ついた仲間をフォローする。頑張り屋さんの保健委員が愛おしく思えます。救護場所が閑散としている時間帯、私は、大きな声で応援している生徒の頼れる背中を眺めながら、大きな怪我や体調不良が出ないといいなぁ…と願うばかり。まぁ、何も起きないということはまずないけれど、しばし優しい時間に浸ってもいいよね、と思う運動会の救護担当です。)

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