たった1分間で、忘れられないあなたになる方法
最近では、ビジネスシーンに限らず、
名刺を交換する機会は、珍しくなくなりました。
けれど、
せっかく名刺を渡しても、
相手の記憶に残らなければどうでしょう。
後日、名刺入れを開いたときに、
「この人、誰だったかな……」
と首をかしげられてしまう。
名刺は手元に残っているのに、
その人の声や表情、空気感が思い出せない。
名刺交換は、
渡した瞬間から
「記憶に残るかどうか」の分かれ道
に立っているのかもしれません。
忘れられない人が、必ずやっていること
「たった1分で印象に残るなんて、無理そう」
そう感じる方もいらっしゃると思います。
でも、実は方法はとてもシンプルです。
名刺を受け取るときに、
相手の名前を“声に出して呼ぶ”こと。
たった、それだけです。
名前を、自然に3回使ってみる
たとえば、こんな流れです。
「〇〇さん、桐生です。よろしくお願いします」
「〇〇さんは、大阪からいらしたのですね」
「〇〇さんのお仕事は、どんな内容なんですか?」
特別な話題や、
気の利いた一言は必要ありません。
大切なのは、
相手の名前を、会話の流れの中で
自然に3回使うこと。
それだけで、
相手の中に残る印象は、
驚くほど変わります。
なぜ、名前はそれほど強いのか
初対面の場で、
自分の名前を何度も呼ばれると、
人は無意識のうちに、こんなふうに感じます。
「ちゃんと見てもらえている」
「この人は、私を覚えようとしてくれている」
名刺に書かれた文字情報と、
目の前のあなたの存在が、
静かに結びつく瞬間です。
その結果、
名刺は「コレクション」ではなく、
記憶のある一枚に変わっていきます。
がんばらないほうが、印象に残る
ここで、ひとつだけ。
研修の場で何百人もの方と出会ってきて、
気づいたことがあります。
印象に残る人は、 たいてい、静かです。
テンションを上げて場を盛り上げようとするのではなく、
相手の話すペースに合わせて、 落ち着いて名前を呼ぶ。
その方が、
ずっと深く、相手の印象にやさしく残ります。
人は、「すごい人」より、
「自分のことを見てくれた人」を 覚えているものです。
コミュニケーション上手とは、
話がうまい人のことではありません。
ほんの短い出会いを、
小さなご縁として丁寧に扱える人。
その最初の一歩が、
「相手の名前を呼ぶ」という、
たった1分の行動なのだと思います。
今日のまとめとして
名刺交換は「記憶に残るかどうか」が大切
相手の名前を、自然に3回使う
無理に盛り上げず、相手のペースを尊重する
次に名刺を差し出すとき、
ふと思い出してもらえたらうれしいです。
忘れられない人になるために必要なのは、
特別なスキルではありません。
ほんの少し、相手に心を向けること。
その1分が、
人との関係を、
静かに変えていきます。
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今日のひとこと
忘れられない人は、相手の名前を呼んでいる。
Profile
桐生 純子|コミュニケーショントレーナー
法人を中心に30年・延べ15万人の研修現場に立ってきました。
「伝わらない」の多くは、言葉ではなく姿勢の問題です。
その気づきを、記事を通してお届けしています。
著書『こころのスイッチ』
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