からだ歌──蹴・捕・跳【短歌連作三首】
金輪とい繋がるやうに蹴あげたりテニスボールをひい、ふう、みい、と

大地の底と繋がるように、遊ぶ。
これもまた、禅。
至難なる球を風めく背面にてしなひて受けぬ然らぬかほして

風のようにさりげなく──
しなやかに背面キャッチ。
蒼穹を裂くごと縄をとびぬれば羽なきわれもハヤブサとなりぬ

詩歌は、“身体づかい”からも立ち上がってきます。
実は僕、こう見えて(どう見えてるかわかりませんが)、運動が好きで、身体操作系の本を読むのも趣味だったりします。
昔の武道家たちが、技の動きやかたち、修行の方向性や心構えを道歌や極意歌に託してきたように──
僕も今回、三つの身体動作とそれにともなう精神性を短歌にしてみました。
あなたのからだも、詩を紡ぎたがっているかもしれません。
